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高島のオスプレイ訓練16日 日米共同、10日も調整         京都新聞から

 滋賀県高島市の陸上自衛隊饗庭野(あいばの)演習場で計画されている自衛隊と米
軍の日米共同訓練について、防衛省は24日、同市役所と滋賀県庁に幹部を派遣し、
訓練の概要を説明した。新型輸送機オスプレイを使う訓練は10月16日に予定して
おり、10日も訓練での使用を調整中と伝えた。

 近畿中部防衛局の佐竹基局長が、福井正明市長と嘉田由紀子知事に会い、説明し
た。

 日米共同訓練は10月7~18日の12日間で、参加者は自衛隊約150人、米海
兵隊約180人の予定で、5日に高島市に入る。オスプレイを使うのは実質的な訓練
最終日となる16日。全体の連携を確認する総合訓練の中で、部隊を敵陣に送り込む
ヘリボーン訓練で1、2機が飛行する。10日にもヘリボーン訓練を予定している。


 高島市での地元住民や市議向けの説明会は26日に行う。

 説明を受けた福井市長は、「市民の懸念に一定配慮されていると受け止める」とす
る一方で、16日以外にもオスプレイが使用されるかなど「まだ不確定要素がある」
と懸念の解消に至っていない点を指摘した。佐竹局長との会談後、福井市長は記者団
に、26日の説明会での意見などを踏まえて「しかるべき段階で自身の考えを明らか
にしたい」と話した。

 嘉田知事は訓練に備えて飛来するルートが明示されていない点について「命の水源
である琵琶湖の上は避けてほしい」と要望し、沖縄の負担軽減に関しては「具体的な
全体像がなかなか示されない」とあらためて指摘した。

 佐竹局長は訓練前後の飛行ルートに関して「米軍の運用で、直前にも情報があるか
分からない。懸念は米軍に伝える」と述べるにとどまった。期間中の事件や事故に対
する滋賀県警の関与については「一義的には自衛隊の警務隊が捜査する。基地の中に
とどまらない場合は県警とも緊密に連絡する」と答えた。

【 2013年09月24日 22時40分 】


2013.09.25 H
反戦・反基地ブログ