集会・行動案内 TOP
 
ピース大阪からの日本軍の加害行為展示撤去に抗議をします!


大阪府知事松井一郎 様

Fax 06‐6944‐1010

℡ 06‐6910‐8001(府政への意見)


  大阪府はピースおおさかの展示から「南京大虐殺など旧日本軍の加害行為に関する展示を撤去」し「政治指導で歴史教育」をすることを明示した事を知り、私達は決定撤回要求と抗議をします。  

日中戦争末期に大阪をはじめ日本の各都市で空襲に至った背景(もっとも大きい要因は日本のアジア侵略戦争です)、国民の生活の破たんに至った理由等を教えないと、次の世代に悲惨な戦争を考える手立てが損なわれてしまいます。次代の日本を背負う子供たちが平和な世界を築き国際的な目を養えるよう、現時点での政治主導で歴史教育を再構築する思想は間違った歴史観を与える危険性が大いにあります。今回、ピースおおさかからの「わずかな侵略戦争関係のパネル」撤去を撤回することを望みます。

私は、現在に至る20数年間、中国南京やその他の多くの都市に足を運び日本の侵略戦争の被害者からの聞き取りと現地調査をしてきました。また日本では南京攻略戦に参戦した元兵士からの聞き取りと資料収集を行い、両面の聞き取りは合計600人以上になり、膨大な資料を集めました。歴史の研究は勿論ですが、これは事実から学び戦争の悲惨さを若い世代に伝える為なのです。現在私達は、映画制作や学習会等も行い若い世代に「過去から学び未来を考えるには」と呼び掛けています。

  大阪府が「展示に自虐的部分があると」断定するのは、歴史の事実に目をそむけ、日本だけしか通じない国家主義思想を植え付ける偏狭な行いです。まさに事実を見させないで  

子どもたちに知る権利を奪う状況は、余りにも利己的政治的な行動と言えます。

遅くはありません今回、府のこのような決定を取りやめるよう、強く抗議いたします。

子どもたちをアジア諸国と手を携えることのできる国際人に育てましょう。

「銘心会南京」 友好訪中団  代表 松岡環






 2013/02/18  M




反戦・反基地ブログ