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韓国市民社会団体 「韓米日連合軍事訓練」即時中止を要求

 【統一ニュース 2012/6/20】

 韓米日が21~22日、済州南側水域で連合軍事訓練を予告した中、市民社会団体
が韓半島と東北アジア地域に緊張と葛藤を引き起こす行為だとして、即時中止を要求
した。

 参与連帯平和軍縮センターは20日、声明を通じて「今回の韓米日連合訓練と、こ
れらが追求している三角同盟が引き起こす東北アジア地域内軍事的緊張と葛藤を深刻
に憂慮し、連合軍事訓練を即時中止することを強力に促す」と明らかにした。

 特に「2008年から実施している定例的訓練」という韓国国防部の主張とは違
い、2010年天安号事件直後、韓米連合訓練に日本の海上自衛隊将校4人が参観す
るなどの前例があり、「韓米日間の連合軍事訓練の“定例化”と見るには難しい」と
指摘した。

 国防部はまた、今回の訓練の任務が海上捜索・救助訓練、海洋遮断作戦と同じ「人
道的次元」と明らかにしているが、米国側は「韓国海軍と日本海上自衛隊との相互運
用性と疎通を向上」させるためだと明示しており、「韓米日三角軍事協力と、軍事同
盟に進むための前段階だと推定するほかにない」と主張した。

 声明は特に、訓練地域が済州南側水域という点に注目して、「今後も海洋安保とい
う名前を全面に出して、米国はもちろん日本の最先端軍艦も韓半島近隣海上で軍事訓
練を実施することができる」として「済州海軍基地が、対中国前哨基地として利用す
ることができるということを意味する」と憂慮した。

一方、平和と統一を開く人々と韓国進歩連帯などは21日午後、政府中央庁舎前で
「韓米日海上訓練/韓米連合海上訓練/韓米連合統合火力戦闘訓練中止要求 社会団
体共同記者会見」を開催する予定だ。

 これらは韓米日連合軍事訓練に続き、23~25日には空母ジョージ・ワシントン
号が参加する西海韓米連合訓練が、22日には京畿道ポチョン訓練場で、韓米連合統
合火力訓練などが実施されるとし、「オバマ政府の中国封鎖政策を筆頭として、李明
博政府の韓米同盟没入と対北敵対政策、日本軍国主義者などの野心が結合した結果
だ」と主張した。

 このような連合軍事訓練とともに「韓日軍事協定を締結して、進んで韓米日三角軍
事同盟を構築することになれば、東北アジアの軍事的緊張と軍備競争は尖鋭になる」
とし、「私たちは、韓半島と私たちの民族を担保とする大規模で不法な戦争訓練を強
力に糾弾して、これら訓練を直ちに中止することを韓米日の政府に強力に促す」と明
らかにした。

2012.06.21 T

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