集会・行動案内 TOP
 
竹富町民の怒り

「黙っておれない!」町民集会に70人余 文科省に抗議、無償措置を訴え (八重山毎日新聞記事)

【西表】教科用図書八重山採択地区協議会の答申に基づかない教科書を採択した竹富町教委を無償措置の対象外としている文科省に対し13日夜、町民が立ち上がった。「このまま黙っておれない」「法の下の平等ではないのか」「無理を通してはいけない」‐。西表上原多目的集会所で開催された「竹富町の子どもに教科書無償を求める町民集会」で保護者や教員らは文科省に怒りをぶつけ、無償給付を訴えた。

 仲村貞子世話人代表は「みんな同じように無償の扱いでなければならない。私たちの子どもだけなぜ有償になるのか」と声を上げ、「育鵬社は偏っている。私たちが歩んできた同じ道を子どもたちに歩ませてはならない」と東京書籍版を支持した。
 町PTA連合会の宇根信夫会長は「教科書問題の発端は、結論ありきの改革にある。調査員のマイナス評価の多かった育鵬社がなぜ採択されたか。協議をしない協議会、協議をさせない協議会で選定された育鵬社こそ無効と訴えたい」と語気を強めた。

 教師の池村久美さんは9月8日、「全員協議で東京書籍」との連絡に教師仲間とともに喜んだが、その後の文科省の判断、対応に「えっと思い、本当にがっかりした」。池村さんは「これを認めてしまうと、子どもたちに無理が通るよと教えるのと同じ。絶対認めてはならない。町教委のぶれない姿勢に感謝し、私たちも同じ気持ちですよと伝えたい」とエールを送った。

 全会一致で東京書籍版を採択した町教委に「胸を打たれた。りっぱな教育委員。誇りに思った」という元町議の津嘉山彦さんは「町民で町教育委員をバックアップしていこう」と呼びかけた。

2011.11.16 M

反戦・反基地ブログ