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<日米共同方面隊指揮所演習(「ヤマサクラ51」)の概要>

陸上幕僚監部は12月16日、日米共同方面隊指揮所演習(「ヤマサクラ51」)の概要を発表した。指揮所演習(図上演習)は陸・海・空・統幕がそれぞれ又は日米共同で実施され、このうち陸自方面隊指揮所演習は最大規模。前回2000年1月伊丹駐屯地<ヤマサクラ37>は双方で約3200人規模で行われた。
 今年になって平成17年度方面隊指揮所演習<ヤマサクラ49>は熊本駐屯地(1/27〜2/4 双方約5700人)で行われた。これには九州・沖縄各県の「国民保護計画」担当職員が招請され見学したほか、予備自衛官約40人が初参加した。
 続いて2/20〜3/3 <日米共同統合指揮所演習>(キーンエッジ)は自衛隊(陸・海・空・統幕約1350人)米軍(陸・海・空約3240人)が参加し、市ヶ谷と横田で行われた。シナリオは明らかにされないが、実質的には北朝鮮と中国を仮想敵とした演習(平成17年度防衛警備計画)。ちなみに青は自衛隊、緑は米軍、茶は韓国、紫は北朝鮮、橙は中国、赤はロシアと色分けして図上作戦が進められる。
 近年、各地自治体と自衛隊による災害やテロを想定した図上演習(注:2)も進められており、今後こうした連携プレーは益々頻繁になることが考えられます。なお、8月末に大手コンビニのローソンが「伊丹総監部店」を開店、全国駐屯地では始めてのことで、予定される指揮所演習に備えたものと言われる。
 なお、別記のように地元の団体・労組などの呼びかけで反対集会<ストップ!ヤマサクラ51大集会>(注:1)なども予定されています。

06/12/18 W
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                               2006/12/16
[平成18年度日米共同方面隊指揮所演習(日本)の概要について]

陸上自衛隊は平成18年度日米共同方面隊指揮所演習(日本)を次のとおり実施します。
1.目的
  陸上自衛隊及び米陸上部隊が、それぞれの指揮系統に従い、共同して作戦を実施する場合における方面隊以下  の指揮幕僚活動を訓練し、その能力の維持・向上を図る。
2.期間
  平成19年2月4日(日)〜16日(金)
3.場所
  伊丹駐屯地(兵庫県伊丹市)
4.実施部隊
  (1)自衛隊側
  ア 統裁官  中部方面総監 陸将 折木良一
   イ 実施部隊 中部方面隊等 約 3.400名
  (2)米軍側
    ア 統裁官  第1軍団長 陸軍中将 ジェームス・M・デュービック
  イ 実施部隊 第1軍団、在日米陸軍司令部、第9戦域支援コマンド、
         第3海兵師団等 約 1.400名
                           <陸上幕僚監部>
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(注:1)
<ストップ!ヤマサクラ51 大集会>
と き:2007年1月21日(日)午後1:00〜
ところ:昆陽池(こやいけ)公園
    (JR伊丹駅または阪急伊丹駅より昆陽池公園方面行きバス乗車)
内  容:文化行事/集会・各団体アピール/デモ行進
        /白いリボンで駐屯地をとり囲もう
主 催:同実行委(TEL:072-783-8650 FAX:783-8651 伊丹教組気付け)

(注:2)
 中部方面隊統合災害対処指揮所訓練、ほか近畿・中国ほか2府19県を担当する陸自中部方面隊は、10月30日から三日間伊丹駐屯地で、東南海・南海地震を想定して図上訓練を行い関係者に公開した。これには管内の各部隊、海・空、統幕監部など870人が参加、また21府県の防災担当者42人が参加し、災害派遣や国民保護などについて意見交換した。
 また11月2日には大阪府初の国民保護図上訓練が行われ、国や府の担当部局、府警、消防、自衛隊地本(旧地連)調整官や第3師団連絡幹部など約100人が参加した。JR大阪駅と地下鉄など三件の同時爆発事件の発生を想定したものだった。 このほか、全国各地自治体で「防災」を冠した図上または実動演習が、自衛隊参加により行われているが省略。




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