ヤマサクラ61に関するの申し入れ
2011年10月5日 防衛大臣 一川保夫様
ストップ!
ヤマサクラ61 (日米共同軍事演習) 大集会実行委員会 事務局長 吉尾
明美
中部方面隊における日米共同方面隊指揮所演習に関する申し入れ(請願)
すでに自衛隊陸上幕僚監部広報室から明らかにされていた、来年1月から2月 にかけて予定されている中部方面隊における日米共同方面隊指揮所演習の内容が、 情報ネットワーク「APAN」で公表されました。それによると、中国を想起さ せる「ハンナン人民共和国」と北朝鮮を想起させる「ベルハ」の連合軍が日本に 侵略し、侵攻阻止の防御戦闘を実施する陸上自衛隊中部方面隊を、米太平洋陸軍 (ハワイ)と第一軍団前方司令部(キャンプ座間)指揮下の米軍地上部隊が支援 し、「侵略軍」を打破する内容です。 しかし、日本政府が「防衛計画の大綱閣」(2010年12月議決定)で「本格的な 侵略事態が生起する可能性は低い」と述べているとおり、非現実的なシナリオで す。実際、北朝鮮をめぐる6カ国協議の再開をめざす動きも始まっています。 今回の演習に関しては、米軍が演習の目的をアジア・太平洋地域の即応態勢の 強化と位置づけているとおり、アメリカが行う戦争に日本を参加させるためのも のです。 一方、世界の流れは紛争の解決は、「戦争」ではなく「話し合いによる平和的 解決」の方向へ大きく変化し、紛争の平和的解決を進める東南アジア友好協力条 約は、日本をはじめ54ヵ国・地域に広がり、世界人口の七割が参加する巨大な潮 流となっています。このような中での「侵略」を想定した演習はやめるべきです。 よって、下記の点を申し入れ(請願)するものです。 記 1.2012年1月から2月に予定されている、中部方面隊における日米共同方面隊
指揮所演習(ヤマサクラ61)を中止すること。 2.伊丹駐屯地において、「日米地位協定第2条4項b」に基づく日米共同使用 とされている土地・建物の返還を求めること。 3.中部方面隊における日米共同方面隊指揮所演習(ヤマサクラ61)に関するあ らゆる情報を開示すること。 以上
2011.10.25 W
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