米軍兵士による性暴行事件の裁判
韓国の東豆川市で起こった、米軍兵士による性暴行事件の裁判が昨日行なわれ、 検察側が懲役15年を求刑しました。下記は、関連報道記事です。
東豆川性暴行
米軍法廷、嘆息と悪口が 【ハンギョレサランバン
2011/10/22】
先月、京畿東豆川市で女子学生を性暴行した容疑で拘束起訴された米軍人に対して、 懲役15年の重刑が求刑された。
21日、議政府(ウィジョンブ)地裁で開かれた初公判で議政府地方検察庁は、この ように求刑した。検察はまた、K二等兵の性暴行治療プログラムの履修と身上情報公 開を裁判所に要請した。
検察は「K二等兵が酒に酔って犯行を犯したと言うが、エレベーターを利用せずに 狭くて傾斜がきつい非常階段を通じて4階に上がったことから見て、泥酔状態とは見 難い」として「幼い学生を対象に苛虐・変態的で極悪な犯罪行為を犯し同情の余地は ない」として重刑求刑の理由を明らかにした。
K二等兵は検察が提起した公訴事実を全て認め「幼い学生に拭えない損傷を与えたこ とを深く反省する」と何回も繰り返した。淡いカーキ色の罪囚服を着て法廷に出頭し たK二等兵は、緊張した表情で「許されない行動を犯した。私が犯した行動は死刑を 受けても当然だ」として首をうな垂れた。
K二等兵の弁護人は「気を失う程ではないが空腹状態で酒を多量に飲み、心身毛弱状 態で犯した偶発的犯行」とし「まだ21才で初犯である点を考慮し、刑期を終え新し い人生を始められるようにして欲しい」として善処を頼んだ。
検察が公訴事実を読み上げると法廷を埋めた傍聴客たちの嘆息が相次いだ。
特に 「将来の希望が心理学者」と被告人が答えるや、あちこちから「犬XX」という悪口 が飛び出した。
K二等兵に対する宣告は11月1日に議政府地方裁判所で開かれる。
裁判過程を見守ったユン・ヒスク韓国青年連帯共同代表は「国民の怒りを和らげよ うという考えで求刑が重く出てきたようだ。裁判所の宣告を見守る」として「不公平 なSOFAは韓国民に被害を与えるだけでなく、韓国民の公憤を買う米軍にも不利な ことでもあるので、根本的にSOFAを改正し韓米関係を改善させなければならな い」と明らかにした。
韓国進歩連帯、全国女性連帯、民主労働党など市民社会団体と進歩政党は、裁判に 先立ちこの日、議政府地裁前でK二等兵に対する強力な処罰を要求する集会を持っ た。これら団体はまた不公平な「韓米駐屯軍地位協定(SOFA)」改正とオバマ大統 領の謝罪、夜間通行禁止継続実施などを要求した。これらだ団体はこの日午後7時か ら、高陽・坡州・議政府・南揚州など京畿北部8ヶ市・郡で同時多発集会を開き署名 運動に乗り出した。
2011.10.22 T
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