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<原子力空母の横須賀母港化の是非を問う住民投票を応援しよう!>

◆2008年、原子力空母の横須賀配備は? 住民投票で決めよう!
 ----との呼びかけポスターやチラシなどの宣伝活動で、すでに「住民投票」へのとりくみが進められています。先の「岩国住民投票」ではすでに条例があったうえでの住民投票だったと思います。横須賀ではこれから条例を制定したうえでの住民投票(有権者の50分の1以上)ですから大変です。このほど、これらを応援するための「市民基金」呼びかけのリーフレット(振替用紙付き、裏面は100人近くの呼びかけ人連名)を知りましたので以下紹介します。

◆蒲谷横須賀市長は六月議会で「原子力空母の入港もやむを得ない」と容認へ転じてしまった。同空母受け入れには1〜2m浚渫の必要があり、そのための海底調査はすでに進められている。これらの工事遂行の権限は市長にあり「認めない」といえば母港配備をストップさせることができる。
 こうしたなかで10月、様々な団体が相談し「原子力空母母港化の是非を問う住民投票を成功させる会」が発足し、11月から条例制定と投票実施の直接請求運動が進められている。そこで、これらの運動を支援・激励のため「市民基金」というかたちで応援を訴える、とするのが呼びかけの概要です。
 既に11月10日から個別訪問や街頭署名が進められています。近くの方は応援に!
遠くの方は基金協力と激励を!

◆ヨコスカ住民投票を支援する市民基金
・目標額:100万円 ・賛同金:一口1000円
 連絡先:TEL/FAX:045−788−0838
・Eメール yokosuka_shiminkikin@hotmail.co.jp
・郵便振替 00200-2-43314 「ヨコスカ住民投票を支援する市民基金」

◆原子力空母の横須賀配備を問う住民投票条例(案)
第1条 この条例は、原子力空母の横須賀配備計画について、市民の賛否を明らかにし、もって本市行政の市民の      意思に基づく公正で民主的な運営を図る
     ことを目的とする。
第2条 前条の目的を達成するため、原子力空母の横須賀配備計画に対する賛否について、市民による投票を行う。
   2 住民投票は、市民の自由な意思が反映するものでなければならない。
第3条 住民投票は、本条例の施行の日から20日以内に、これを実施するものとする。(以下略)

◆条例制定を求める直接請求署名期間 11/10〜12/10
◆署名提出・審査期間        12/11〜07. 1月中旬
◆本請求・議会招集議決期間       1月中旬〜 2月上旬

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●以下はコメントと参考資料です。
 通常空母キティホーク(83950t)に代わって配備が予定されているのは原子力空母ジョージワシントン(91487トン、乗員3200人、航空要員2480人、司令部70人、艦載機68機、へり6機)。一年の半分は基地に停泊。米側とそれを鵜呑みの政府は「50年間無事故だった」と安全を主張するが、大事故一歩手前の事故は多発しており、軍事機密からそれらを明らかにしない。原潜も年間20隻は寄港し放射能漏れも多発している。横須賀市議会も全会一致で反対、その後市長は是認に転じた。艦載機騒音に悩む綾瀬市や大和市はあくまで反対を表明。原子力空母は「原子炉を積んだ船」と言われ、陸上と違って絶えず振動の移動を繰り返し、首都圏3000万人の膝元に原発があるようなもので、万一の事故はこれらの人々のうえに降りかかる。しかも外国軍隊という情報公開は手の届かないところにある。当初、横須賀への空母配備は三年を限度としたが30年以上経過した。新たな原子力空母の配備は在日米軍再編のなかで半永久的に居座り続けるだろう。大ざっぱながら以上が概括評です。

◆ついでながら横須賀を母港とする第7艦隊艦名などです。アメリカが外国に艦船の母港をおいているのは唯一日本だけです。「不安定の孤」とやらに睨みをきかす軍事的覇権の拠点、先制攻撃・殺戮の根拠地であり、「日本を守る」などは神話に過ぎません。かつてのフィリピンのように「基地代」を請求すべきところ、日本は「思いやり予算」という国民の税金で優遇、こんな居心いいところは世界の何処にもありません。

<米第7艦隊前方展開艦>         雑誌『世界の艦船』06年11月号より
◆横須賀11隻
揚陸指揮艦ブルー・リッジLCC-19 (ブルーリッジ級/第7艦隊旗艦)
空母キティ・ホーク CV-67 (キティホーク級)
イージス巡洋艦カウペンス CG-63 (タイコンデロガ級)
イージス巡洋艦シャイロ CG-67 (同上)
イージス駆逐艦カーティス・ウイルバーDDG-54(アレイバーク級フライト1)
イージス駆逐艦ジョンS・マッケーン DDG-56 (同上)
イージス駆逐艦フィッツジェラルド DDG-62 (同上)
イージス駆逐艦ステザム DDG-63 (同上)
イージス駆逐艦ラッセン DDG-82 (アーレイ・バーク級フライト11A)
イージス駆逐艦マスティン DDG-89 (同上)
ミサイル・フリゲイト艦ゲアリィFFG-51(オリヴァーハザードペリー級)
◆佐世保7隻
強襲揚陸艦エセックス LHD-2(ワプス級)
ドック型輸送揚陸艦ジュノー LPD-10(オースチン級)
ドック型揚陸艦トーテュガホイツドビーアイランド級
ドック型揚陸艦ハーパーズ・フェリー LSD-46(同上)
掃海艦ガーディアン MCM-5 (アヴェンジャー級)
掃海艦パトリオット MCM-7 (同上)
救難艦セイフガード ARS-50 (セイフガード級)
◆グアム(アプラ・ハーバー)3隻
攻撃原潜シティ・オブ・コーパス・クリスティSSN-705(ロサンゼルス級)
攻撃原潜ヒューストンSSN-713(同上)
潜水艦母艦フランク・ケーブルAS-40(エモリーS.ランド級)

※「民間港寄港」でお馴染みの艦名が並びます。新顔のシャイロのように何れ新型
 ミサイル装備に切り替えるようです。グアムかハワイか第7艦隊にもう一隻原子
 力空母が配備されるようで、対中国軍事戦略の一環と思われます。
◆米海軍艦艇の主な記号です。
 LCC:揚陸指揮艦/CV:空母/CG:ミサイル巡洋艦/DDG:ミサイル駆逐艦/FFG:ミサ
 イルフリゲイト艦/LHD:強襲揚陸艦/LPD:ドック型輸送揚陸艦/LSD:ドック型揚
 陸艦/MCM:掃海艦/ARS:救難艦/SSN:原子力潜水艦/AS:潜水艦母艦
◆ついでながら海自自衛隊艦艇の主な記号と番号です。
 護衛艦DD:101〜/護衛艦DE:201〜/潜水艦SS:501〜/掃海艦MSO:301〜/
  掃海艇MSC:601〜/掃海母艦MST:461〜/ミサイル艇PG:821〜/輸送艦LST:4001〜
  /輸送艦LSU:4171〜/補給艦AOE:421〜/練習艦TV:3502〜
  06/11/26 W
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