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■編集後記■


 第一次世界大戦で敗北した後、ドイツ国会では議会を重視せずに国家緊急権を多発して政治運営を図り、議会制民主主義に失望する大衆の支持を集めた。その後成立したヒトラー政権は1933 年、意図的に非常事態事件を捏造し、それをもってナチスに逆らう者に「公益を害する者」というレッテルを貼り、次に人権を剥奪して弾圧できる立法を行ってナチス全権委任の体制を確立した。

 この事態を今に当てはめれば、福島原発事故の後、「アンダーコントロール」と言いつつ安倍政権は意図的に議会制民主主義の機能不全を演出し、今後起きるであろうハプニングを期待して国家緊急権=国家存立危機事態を制定し、ついにはそれに異議を唱える者は「非国民」であるとして憲法適用の停止を可能とする立法を行い、もって自民独裁・天皇制復活を画策するのだろう。許すまじ安倍政権(古橋)。




関西共同行動ニュース No68