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●二月十六日、十七日 第十六回 許すな!憲法改悪・市民運動全国交流集会に参加を!! 【とめよう改憲!おおさかネットワーク】 松岡幹雄


戦後50年、日米安保の再定義の動きなどの動きのなかで、憲法改悪に反対する市民運動の全国的な連携のための呼びかけが発せられたのは95年のことです。翌年はじめて「いまこそみんなでSTOP改憲 市民運動全国交流集会」が東京で開催され、40団体2百人が集まりました。その後、毎年春に草の根の市民団体が交流集会をもって今年で16回目を数えます。大阪では、97年、01年、07年と過去3回開催しており、今回で4回目となります。前回大阪での開催時は、第1次安倍内閣によって教育基本法が全面改正され、改憲手続き法(国民投票法)が審議される緊張した状況の中での開催でした。その後、5月11日に改憲手続き法が強行可決されましたが、安倍内閣は一年ももたず幕を閉じました。短命内閣でしたが「戦後レジュームの解体」へ一歩を刻んだことは間違いありません。自民党は、昨年4月に天皇の元首化、国防軍の創設、人権規制と公益及び公の秩序遵守の日本国憲法改正草案を発表し右翼政党へ脱皮をはかりました。先の衆議院選において自民党は民主党の失政に乗じて294議席を獲得し、改憲暴走の第2次安倍内閣を発足させました。安倍首相は、当面96条を改正しその後憲法9条を改正することを明言しています。このようなかつてない危機的な状況の中での大阪集会となっています。ぜひとも多くの市民や労働者の参加の中で改憲阻止の全国的なうねりを作り出すスタートの集会としたいと思っています。

初日は、どなたでもご自由に参加頂ける公開講演会です。メインゲストとしてこの「市民運動全国交流集会」の出発時からの提唱者の一人でもあり現在、「許すな!憲法改悪・市民連絡会」、「九条の会」、「さようなら原発1千万人アクション」「WORLD PEACE NOW」などの各事務局メンバーで、年末の東京都知事選挙に取り組んだ「人にやさしい東京をつくる会」でも世話人の一員をつとめる高田健さんに講演を戴きます。また、大阪で生活保護支援など反貧困の活動を積極的に取り組まれている普門大輔弁護士に講演を戴きます。海外からの特別ゲストとして金 泳鎬(キム ヨンホ)さん(韓国・檀国大学硯座教授)の講演も予定しています。金泳鎬さんは、2010年、「韓国併合」百年に際して 1910年の「韓国併合条約」の無効を訴えた「日韓知識人共同声明」の韓国側署名者(596名)の共同代表の一人。2012年の日本の各界市民による「『領土問題』の悪循環を止めよう〜日本の市民アピール」にたいしても韓国知識人たちの賛同をいち早く集約し、呼応した檀国大学碩座教授です。多くの皆さまにご参加頂きたいと思います。


▼公開集会(PLP会館・午後1時半から)は、高田健さん、普門大輔さん、韓国からのゲスト金泳鎬(キムヨンホ)さん(韓国・檀国大学硯座教授)らが講演  





関西共同行動ニュース No61