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●11.3大阪「憲法のつどい」に200名の市民・労働者が参加!  【とめよう改憲!おおさかネットワーク事務局】 松岡幹雄

参議院憲法審査会の発足などなりを潜めていた改憲の動きが息を吹き返してきている。菅首相の私的諮問機関である安保・防衛墾の報告書、これが現実になれば憲法9条はもはやないに等しい。そんな危ない状況を前に今年も11・3大阪憲法のつどいを開催した。



集会は、はじめに寿(コトブキ)のライブコンサート。坂本九の「上を向いて歩こう」の替え歌「前を向いて歩こう」や「アリラン」「島うた」等元気をもらえる歌と演奏で会場は沸いた。講演は、日本国際ボランティアセンター代表理事の谷山博史さん。谷山さんは、アフガンへの民間人へのアメリカ軍による誤射の実際の経験について、生々しく語られた。タリバンに入らなくても米軍に対して自爆テロを起こしたくなる若者たちの心境も語られた。しかし、米軍は、「軍事機密」を理由に誤爆の真相をひた隠しにしている。イラクから日本へ、日本からイラクへ今も活動を続けている高遠菜穂子さんからイラク戦争を検証する活動の報告も行われた。イラクでは、今も混乱状態がつづいている。アフガンも、一層混迷を深め戦争がつづいている。武力で平和はつくれない。対テロ戦争や暴力はより深い混乱と暴力をまねくだけ。では、どうすれば平和はつくれるのか。「信頼」を基礎にした対話、和解のプロセスへ転換できるのか。谷山さんや高遠さんたちNGOの活動は尊いし期待したい。しかし、なぜ、平和憲法を持つ日本が和平へ積極的なイニシアティブを持てないのか。民主党政権のどこがどうだめなのか。私たち市民団体や労働組合にできることはないのか、等々いろいろ考えさせられた。
 つどいは、最後に、大阪意見広告運動から原田さん、関西沖縄連絡会から大川さんからアピールをうけ成功裏に終了した。恒例になった終了後の懇親会は、高遠さんや寿のナーグシヨシミツさん、またメインゲストの谷山さんも参加、交流を深めた。
 この間11・3大阪憲法のつどいは、とめようネットの自前の企画と取り組みで継続している。多少背伸びしているところも拭い得ないが「継続は力なり」の言葉通り4回もやると定着しているところはある。今回も40名近くチケットなしで新たな参加を得たこともうれしい。
総括会議では、宣伝をうまく広げ、事前のチケット販売等がんばることで更に多くの参加が期待できると私を含め懲りない面々の意気盛んな発言で大いに盛り上がった。少々のことではめげないしぶとさがとめようネットにはある。来年2月のとめようネット総会もサプライズ企画満載だ。新たな改憲の動きに負けてはいられない。





関西共同行動ニュース No55