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●3.21〜22 おおさか社会フォーラム 新しい試み、「次」につながる成功
【ATTAC関西グループ】 喜多幡佳秀


3月21・22日、「おおさか社会フォーラム」が開催された。21日は北区民センターで全体会。フォルクローレの演奏から始まり、リレートーク、海外ゲストの発言など多彩なプログラム。インターネットを通じて海外にもライブ中継され、香港の「グローバル・モニター」の総会の会場ともつながった(テストは成功だったが、本番では画像がフリーズし、残念!)。
22日はエルおおさかで分科会。実行委員会企画と実行委員会参加団体の独自企画を合わせて24のワークショップが開催され、オープン・スペースではDVDの上映や、物販、展示などが行われた。参加人数は2日間の合計が1000人余。
01年から毎年開催されてきた世界社会フォーラム(WSF)が今年は各国で分散開催となり、関西でもこれまでWSFに積極的に参加してきたATTAC関西・京都とWSFおおさか連絡会のメンバーが中心になって昨年6月から準備を始めてきた。日本ではWSF自体があまり知られていないこと、WSFおおさか連絡会と連携している全労連系の人たちとのつきあいがこれまではあまりなかった(というよりも、むしろ対立する場面の方が多かった)こと、会場の制約があったこと、海外との連絡が遅れて、直前になってしまったこと等の事情があって、広がりという面ではかなり限定的にならざるを得なかった。しかし、そこは「WSF」の強力なブランド力と、関西におけるさまざまな運動を通じて蓄積されてきた信頼関係と、若い人たちの行動力で、なんとか世界の動きとつながるフォーラムとして成功したと思う。さっそく、「来年(または再来年)、またやろう」という話がまとまりつつある。
とはいえ、盛りだくさんの内容で、誰も全体を把握していないので、成果を共有する作業はこれからである。私が直接に関わった範囲では、海外からの注目が非常に大きかったこと、フィリピンとエクアドルの留学生のボランティアに助けられたこと、福岡から飛び入り参加のミゲル廣田さん(1日目に「連帯経済」について話した人です)が結局、6日間にわたってエクアドルのデルファさんの随行と通訳をしてくれたことが特に印象的だった。いろいろと課題は残ったが、赤字は残らなかった。実行委員会のウェブは残すことになっているので、引き続きご注目を!




3・21〜22おおさか社会フォーラム


関西共同行動ニュース No53