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●1.28集会の成果の上に「普天間基地をすぐ返せ・新基地建設を許さない!4.27集会」を成功させ、5月以降の沖縄連帯・基地撤去の闘いを!
【関西共同行動事務局】 星川洋史


1月24日の名護市長選で「普天間基地の辺野古移設絶対反対」をかかげた稲嶺進さんが当選し、しかし「県外・国外移設」をかかげて政権に就いたはずの鳩山政権の平野官房長官が「選挙結果は斟酌する必要はない」と、辺野古移設当然のような発言をするなど情勢が大きく揺らいでいる中で、中之島公会堂で、大阪平和人権センター(平人センター)としないさせない戦争協力関西ネットワーク(シーサーネット)の共催で「普天間基地はいらない!新基地建設を許さない!1・28大阪集会」が開かれ1300名が結集した。
集会では、平人センター理事長の田淵さんが開会の挨拶で、平野発言を厳しく糾弾し「新基地はつくらせない。普天間基地は国外に移転するしかない」と発言、沖縄から参加したヘリ基地反対協代表の安次冨さんは、「普天間基地はすぐ閉鎖だ。移設先を論議する前になぜ閉鎖しないのか」「われわれはもともと県外移設なんて言っていない。米本土に持って行くための交渉をやるべきだ」と報告した。シーサーネット代表の中北さんは「新政権が揺らいでいるとき、事態を打ち破るのは運動だ。沖縄の闘いに本土が応えて行くときだ」とまとめを行った。関西共同行動は「グアムへの移
転にも反対する」ニュースの号外を撒いた。
1・28大阪集会の総意は明らかだ。「普天間基地をすぐ返せ・どこにも基地はいらない」と。
4月27日の集会は、この集会の総意を受け継ぎ発展させるものとして計画されている。
それ以降も政府は混迷に混迷を重ね、すったもんだの末、鳩山首相の「腹案」に沿って「普天間飛行場に駐留する米海兵隊ヘリ部隊の徳之島空港(天城町)への移転、キャンプ・シュワブ沿岸部(沖縄県名護市辺野古)の陸上にヘリコプター離着陸帯を建設、普天間の継続使用、将来的には沖縄本島東岸の勝連半島沖埋め立てによる米軍基地の集中と自衛隊との併用」と最悪の提案を米国側に行っている。これが、何ヶ月も発表をずらし、考えに考えを重ねた案だというのだ。こんなものを沖縄の人たちが受け入れられるというのか。徳之島では即座に移設反対の集会がもたれている。それにしても、盗人猛々しくもアメリカは「徳之島は、沖縄の海兵隊から200キロ離れている」となんぐせをつけている。
今、沖縄では、心底からの怒りが巻き起こっている。県議会や市長会が全会一致で「県内移設反対」の決議を行い、旧政権の自民・公明さえ「県外移設」をかかげて普天間基地撤去闘争に合流しようとしている。4月25日には読谷村での10万人を超える県民大会」5月15日に再び「県民大会」と16日は普天間基地包囲のヒューマンチェーンが計画されている。
4・27集会を成功させ、更に5月以降も大きく、激しくなっていく沖縄の島をあげての闘いに連帯する運動を作り出すための、全力を挙げた取り組みが求められている。





関西共同行動ニュース No53