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 『昨秋米軍再編・日米軍事一体化反対、憲法改悪阻止運動を引き継ぎ超える08年の闘いを!』 星川洋史(関西共同行動)

 〇七年秋、われわれは、反戦・反基地・憲法改悪反対などのために、十月一四日の「戦争あかん!基地いらん!07関西のつどい」、十一月三日の「おおさか憲法のつどい」などにとりくんだ。戦争あかん!基地いらん!07関西のつどいは、米軍再編、日米軍事一体化、辺野古の基地建設、グアムでの海兵隊基地建設、テロ特措法(インド洋での米艦船などへの自衛艦による給油)などが、「おおさか憲法のつどい」は憲法改悪が主要課題であった。
 十月一四日には、グアムの反米軍基地闘争を闘うチャモロネーションのデブトラリン・キナタさん、沖縄・辺野古からヘリ基地反対協の安次富浩さん、米艦載機の厚木からの移駐に反対している住民投票の成果を活かす岩国市民の会の大川清さんが参加し、それぞれ闘いの現地からの緊張した生々しい報告がなされた。十一月三日にはマスコミ九条の会呼びかけ人の辻井喬さん(作家)、広島での被爆経験を持つ漫才師の喜味こいしさんとその子どもの喜味家たまごさんの後援とトークがなされた。
 10・14集会は、しないさせない戦争協力関西ネットワークなど六団体呼びかけの実行委員会主催で大阪平和人権センターが共催だった。11・3の憲法のつどいは、とめよう改憲!おおさかネットワークとしないさせない戦争協力関西ネットワークの呼びかけによる実行委員会の主催だった。それぞれ精力的な取り組みではあったが、参加人員は千名と五百名という主催者側の期待の半数にも満たなかった。参議院選挙で、改憲に積極的な安倍自・公政権側が敗北し、改憲をめぐる状況に若干の緊迫感が失われた状況にあったとはいえ、とりわけ市民運動の側の参加が少なかったことは、われわれ関西共同行動に大きな課題を残したといえよう。
 昨年秋の課題、新テロ特措法、米軍再編、岩国への艦載機の移駐、辺野古の新基地建設、そして憲法改悪との闘いなどそのまま今年に引き継がれている。新テロ特措法は、参院での否決にもかかわらず一月十三日衆院の三分の二以上で再可決されてしまった。自・公福田政権は、通常国会での自衛隊の恒久的海外派兵法の成立をめざしている。引き続き、恒久的派兵法との闘いが求められている。
 われわれは、一月八日に新テロ特措法に反対する新年緊急行動に百三十名が結集して今年の闘いを始めた。三月のイラク開戦五周年糾弾集会、9条の会・おおさかの憲法集会、五月憲法改悪反対意見広告運動、9条世界会議の大阪集会などのとりくみも始まっている。
 昨秋の闘いを大きく超えるとりくみを始めよう

関西共同行動ニュース No46