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『少しずつガンバッテます』 斎藤郁夫(憲法9条を守り、いかす吹田の会)

 吹田の会ができたのは、05年11月3日です。6月頃から準備して11月の結成にこぎ着けました。準備段階での呼びかけ人の間の話では、将来的には改憲に反対する勢力全体の統一をめざしつつも、しばらくはそれぞれが運動を広げて行く、というような姿勢でつくることになりました。呼びかけ人は吹田市民の男性14人(これが大きな弱点です)で、旧社会党関係の人と学校や郵便局・JR関係の労働者が中心です。市民運動という観点から見れば、やや広がりが狭いのは否めませんが、結成時の賛同人は80余名で、賛同人にはいろいろの方になって頂いています。
 賛同金は年間千円です。賛同金で、会のニュースをつくり、賛同人に発送したり、学習会の会場使用料や講師の謝礼を払っています。ニュースは2ヶ月に一回を原則にしていますが、どうしても遅れがちなのが事実です。ちなみに、共産党系の人たちを中心に市内の校区ごとに「9条の会」ができ、それをまとめる形で、昨年7月に「9条の会・吹田」がつくられました。私たちとこの会は協力できることは互いに協力していくということで、集会では連帯のあいさつを交換しています。
今までにやった取り組みは、夏の戦争体験を聞く学習会(講師:坂口善治郎さん)、教科書問題の学習会(講師:久保井規夫さん)、国民投票法案の学習会(講師:笠松健一弁護士)、それと吹田の会の結成集会、会の結成1周年・憲法公布60周年の記念集会です。
 結成集会には辻元清美衆議院議員に講演をお願いし、130名ほどの市民の参加を得ました。昨年11月3日の結成1周年の集会には、『じごくのそうべえ』などで著名な絵本作家、田島征彦さんにスライドを上映しながらお話をしてもらいました。子ども連れの若いお母さんたち幾人かと若者数名を含めて80数名の参加があり、市民集会らしい集会がもてました。昨年6月、九条の会主催の全国交流集会にも参加しました。「九条の会・おおさか」には発行したニュースをその都度送っています。市内の他の市民運動との協力関係も少しずつできていますし、他市や市内の9条の会とのつながりも少しずつできてきています。
これ以外にやっているのは、君が代斉唱の強要をしない旨と内心の自由を守るための市教委交渉(押しつけないで日の丸君が代 吹田市民の会呼びかけ)への会としての参加、式当日の市立の小中学校問前でのビラ撒きへの参加です。
 それともうひとつ、遅まきながら今年2月からJR吹田北口と阪急南千里の駅頭で午後6時〜7時、「9の日行動」を始めました。参加者はその都度6〜8名ぐらいです。来る5月3日憲法施60周年の日には、10時からJR吹田北口で情宣とビラ撒きしをして、「九条の会・おおさか」の集会に参加することにしています。

関西共同行動ニュース No44