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『燃えた!日米首脳会談反対共同行動』 服部良一(しないさせない戦争協力関西ネットワーク)

 11月15〜16日ブッシュ大統領が、韓国釜山でAPEC出席の前に日本に立ち寄り日米首脳会談をするというニュースが飛び込んで来たのが、10月中旬ではなかっただろうか。しかも京都でという。ブッシュが行くところ、抗議運動が世界中で起こっている。しかも10月末に米軍再編の「中間報告」が発表され、辺野古の沿岸に新たな基地建設を進めるという許し難い日米合意がなされた。米軍と自衛隊の協力関係は緊密な一体化に向けてレベルアップし、日本はますますアメリカの世界戦略の手足となっていこうとしている。早速地元京都のアジア共同行動としないさせない戦争協力関西ネットと共同で実行委員会を呼びかけることにした。
 沖縄のヘリ基地反対協とぜひ一緒に取り組んでいきたい、一緒に抗議の声をブッシュにたたきつけたいと思い、さっそく要請。反対協から安次富代表、辺野古のいのちを守る会からは富田晋君が参加してくれることになった。今回の再編協議のもう一つの「主役」である神奈川県からは、県央共闘会議の檜鼻さんが駆けつけてくれた。直前の13日座間基地を3200人で包囲した力強い報告があった。また靖国神社への小泉首相の参拝に抗議して当初台湾からの原告を中心に共同行動をする予定もあり、沖縄からは原告団長の金城実さんが参加をした(台湾からは日程の都合で参加出来なかった)。沖縄からは日雇労働組合の参加もあった。
 京都は厳戒態勢がしかれ、突然予告もなしに交通規制・道路封鎖が入ったりして市民生活が混乱した。事前に会場付近を一軒一軒立入り調査をしたり人権侵害といえる過剰な警備もあったという。集会の会場やデモコースにもいろんな制約をかしてきた。
 15日は、夕方6時半から円山公園で集会、京阪三条までのデモに700人が結集した。16日の日米首脳会談の最中には、会場の近くの加茂川の三角州公園へ向けて350人がデモ行進した。旅行中の欧米人も飛び入り、京都の学生達も多数参加、デモが進むにつれて参加者がふえるという楽しいデモだ。久々乱闘服の機動隊が登場、興奮と緊張感のある闘いでもあった。京都だけでなく、兵庫県からの大型バスも含め近畿一円からの参加者。
 私は靖国の遺族共同行動(韓国・台湾・沖縄・日本)で17日から韓国釜山のAPEC反対行動に参加をし、日本の行動を報告する機会があった。韓国の万余の激しい闘いと比較するとちょっと気後れもしたが、沖縄や神奈川の闘いも紹介しながら京都の報告をした次第である。
 06年2〜3月にあいば野で日米共同軍事演習も予定されている。自衛隊のイラクからの即時撤退を要求し、イラク開戦3年の3月20日には大きな反戦平和運動のうねりを!


関西共同行動ニュース No39