『QSLカードの概念』

                                           JI3ICY

 交信を行う毎に交換を約束し、発行するQSLカードについて考えてみました。

 QSLカードは直訳すれば「交信証明書」になりますが、何気なく書いているQSLカードには多くの項目があり、その一つ一つには交信を証明する重要なものもあります。

 QSLカードを発行する側では意識せずに書いたものでも、受け取った側では重要な項目が正確に書けていなかったり、間違った書き方がされているとQSLカードの役割を果たさず相手に迷惑をかけてしまうこともあります。

  従って、QSLカードは受け取る人の立場を考えて正確に、そして漏れ落ちがないよう注意して書くことが必要ですから、QSLカードの各項目について考えてみました。

 

1 QSLカードの条件 

交信を証明するものですから、次の項目が必要になります。

@いつ      交信年月日、時間

A誰が            相手局と自局のコールサイン、(名前)

B何処で          相手局と自局の運用場所

Cどんな条件で    周波数、電波形式、了解度、信号強度、(音調)

D何をしたか      確かに交信したことを証明します

QSLカードは上記の項目が抜けると交信を証明するものにはなりません。

 

2 QSLカードの各項目

@ナンバー

 QSLカードは一種の証明書になります。証明書の類には必ずナンバーが記入されています。誰にどのカードを発行したかなど、ナンバーを記入することでQSLカードの発行管理をしっかり行っている局であることが相手局に伝わります。

 膨大な枚数を発行する「お札」(日本銀行券)にもナンバーは記入されています。

ATO RADIO 

  交信した相手局のコールサインを示すもので、直訳すれば「相手局呼出符号」のような解釈になります。

 コールサインは世界でただ一つのもので、その局の国名や地域まで分かります。

 JARLの転送枠とTO RADIOを兼ねたものや、別になっているものがありますが、カードの様式に従って記入することが必要です。

【良くある間違いの例】

  TO RADIOの項目に「○○様」と交信相手局の名前を書いている局があります。

 ここは相手局のコールサインを書くべきで、名前を書いてしまうと交信証明書にはならず、グレードの高いアワードでは無効にされる場合もあります。

TO RADIOとJARLの転送枠はそれぞれの意味がある】

 JARLの転送枠は相手局へQSLカードを届ける際に、JARLの転送作業がスムーズに行えるよう1980年代前半に導入され途中から加わったものです。

  QSLカードには、それ以前の当初からTO RADIOの項目がありました。

 移動局と交信した場合には、相手局のコールサイン+移動エリア、移動地の記入が必要になります。

 TO RADIOの欄には「J□3□□□/3○○市」までを書く必要があります。

 これを書かずコールサインだけ書いたのでは、設置場所、常置場所からの交信になりますから、交信した地域が変わりアワード申請時に影響する場合があります。

 JARLの転送枠には相手局コールサインのみ記入します。なお、TO RADIOと転送枠を兼ねている場合は、「/3○○市」を転送枠近くに書くことになります。

 また、QRP(5ワット以下の出力)で運用する局と交信した場合にはコールサインの後に「/QRP」と標記し、交信した相手局がQRPだったことを特記します。

 つまり、TO RADIOは交信した相手局のコールサインを書きます。

 JARLの転送枠にはQSLカードを届けてほしい相手先のコールサインを書きます。

 もし海外の局と交信して、そのQSLカードをQSLマネージャーに送る場合、TO RADIOには交信した相手局のコールサインを書き、JARLの転送枠には枠外にVIAと書きQSLマネージャーのコールサインを書くことになります。

BConfirmig Our QSO

 QSLカードには英語表記の場合、必ずこの文字が印刷されています。日本語では(貴局と)確かに交信いたしました。という文字の記入が必要です。

 日本語表記にした場合、国内の交信であっても海外のアワードに使用する場合、外国で有効と認めてもらえるかどうか疑問です。やはり英語表記が無難です。

 一部のカードを印刷するメーカーの様式では、交信証明書と受信証明書(SWL)を兼ねた様式にしている場合があります。   

【一例】

 Confirmig Our QSOUr Reception Report  交信証明書(QSL)カード

  Confirmig Our QSOUr Reception Report    受信証明書(SWL)宛カード

  どちらにチェックするかでカードの意味が変わってきますので注意が必要です。

 チェックの代わりに該当しない文字を取消し線で抹消する方法もあります。

C交信年月日(DATE)

 年月日を表す方法はいくつもありますが、QSLカードに使用するものは、アメリカ式の「月・日・年」や、ヨーロッパ式の「日・月・年」で表示することをお勧めします。月の表示はJAN.FEB.MARとするのが良いと思います。

 アマチュア無線は世界の各国と交信をしますので、平成や令和の元号は外国の局には分かりません。また国内の局との交信であっても、そのQSLカードを海外のアワードに使用することもあるからです。

D交信時間(JST/UTC)

  交信時間は交信が開始された時間を多くの局が書いていて、交信が終了した時間は書く習慣がないようです。

  交信は日中や深夜など時間を問わず行われますので24時間制で書いた方が良いと思います。午前、午後の標記もありますが、海外の局などはAM.PMで記入している事例がありません。

 また、交信時間の表示では0時から9時代まで、毎時0分から9分代までは時、分が一桁の数字になりますが、それぞれ一桁目には0を加えて二桁表示にすることをお勧めします。例えば一桁の0時と記入していた場合1を書き加えると10時になり、後で修正が可能ですが、二桁にしておくと修正が防止できる利点があります。よって、後で修正ができない対策をとっておく必要があります。

 最近、ログの管理にハムログを使用している局も多く、ハムログでは全て時、分に限らず月、日までも全て二桁で表示される様式になっています。

 印刷会社などが作成するQSLカードにはJST/UTCが既に印刷されている場合、どちらかを丸印の記入や抹消するなどJSTUTCかを表示する必要があります。

 国内での交信は日本標準時のJSTで良いのですが、海外局と交信した場合には協定世界標準時のUTCとします。JSTUTCでは9時間の時差があります。

ERS()レポート

  この項目では相手局へ送信したレポートを記入する訳ですが「59」や「599」と記入している場合が多くあります。

 しかし、レポートは了解度、信号強度、音調に分かれていて厳密には「5.9」や「5.9.9」になります。仮に「599」と書いても不備なQSLカードと判断されることはありませんが、五十九や五百九十九ではないことを認識しておく必要があります。

F電波の形式

 私の交信したDXのQSLカードでは、FM、AM、SSB、CWの形式で記入されていて、他の形式で書かれているQSLカードはありませんでした。

  従ってFM、AM、SSB、CWの形式で記入するのが世界標準であると思います。

  国内から届いたQSLカードでは、A3J,J3E,A1A,A1など日本の電波法で定義された方式で書いている局があります。おそらくこのような形式で書かれたQSLカードを海外の局が受け取ると理解できないことになり、当然海外のアワードにも使用できなくなる場合があると思います。

【参考】 日本の電波法における電波形式の定義

電波形式

法改正以前

H16.1.13法改正以後

FM

F3

F3E

SSB

A3J

J3E

CW

A1

A1A

  なお、電波の形式(MODE)の項目に(2WAY)(2×)の標記があるのは、双方の局が、この電波形式で交信したことを表しています。

G交信した周波数(MHz)

 この項目にはお互いが交信した周波数帯を記入しますが、記入する周波数の単位はMHZまでの記入が一般的です。自作や古い無線機ではアナログで周波数が表示されますが、近年ではPLL制御方式などの技術が進みデジタルで周波数の表示が可能になり、1KHZ単位や100HZ単位で記入されているものもあります。

 アワードなどでは周波数のMHZ単位以下までを求めているものはありませんので、MHZ単位に留めておいても支障はありません。

H交信に使用した通信機(RIG)

  交信に使用した通信機の機種(各メーカーの機種名)を書くのが一般的です。また、通信機の出力(OUTPUT)を記入する項目には、送信時の出力を記入します。過去には通信機の終段管入力(INPUT)を記入していましたが、最近は出力を記入するようになりました。出力を記入することで相手局が何ワットで送信していたのかが分かります。

I交信に使用したアンテナ(ANT)

  交信に使用したアンテナの形式を記入しますが、アンテナの商品名を書いている局があります。商品名は各メーカーが様々な名前を付けているため、そのアンテナの形状がよく分からないことがあります。交信した相手局に使用したアンテナの形状を分かるように伝えるため、○エレ八木、GP、ダイポールなどのように、アンテナの形式を書くようにした方が良いと思います。

 アンテナの形状に加えて(MH)の項目がありますが、ここにはアンテナの地上高をメートル単位で書きます。地上高とは地面からアンテナの給電点までの高さを示し、海抜ではありません。

J備考(RMKS)

  この項目には主に相手局へのメッセージを書きます。交信のお礼や交信中に感じたことなどを多くの局が書いています。

 私が心を打たれたのは、CWでファーストQSOの局から届いたカードでした。始めてCWで交信出来た喜びがQSLカードの余白いっぱいに書かれていて、その時の感動が手に取るように伝わってきました。このようなカードを頂くと本当に嬉しく感じます。

 通り一遍の決まった言葉より、何か工夫して相手局にこちらの気持ちを伝えたいものです。

KTNX FB QSO

  既製のQSLカードには大部分が「TNX FB QSO」の文字が印刷されています。

 FBなQSOありがとうございました。というような意味になると思います。

LPSE QSL TAX

 この文字も既製のQSLカードには大部分が印刷されていると思います。この文字は、「PSE」と「TAX」のどちらかの文字を抹消するか、該当する部分に丸印を付けることでQSLカードの受取状況を表すことになります。

 交信を終えてQSLカードの交換を約束した後には、お互いにまだQSLカードを受け取っていない訳ですから、両方の局は「TAX」の文字を抹消して「PSE QSL」にします。  丸印をする方法では「PSE QSL」の文字に丸印をつければ同じ意味になります。

 JARL経由でQSLカードの転送をする場合、約半年かかりますので1年以上経過して、相手局から「PSE QSL」の表示がされたQSLカードがもう一枚転送されてきた場合、相手局にはそのカードの発行時点に自局のQSLカードが届いていない状態を示していることになります。

 また、QSLカードの発送が半年以上遅れた場合、その時に既に相手局のQSLカードが届いていた時には、「PSE」の文字を抹消し「QSL TAX」と表示して相手局に転送します。このQSLカードを受け取った相手局は、既に自局のQSLカードが相手局に届いていることが分かります。

 このように、QSLカードの発送や受取の状況を相手局に示すメッセージになるわけですから、「PSE QSL TAX」と印刷されている文字を有効に使いましょう。

 

3 コールサイン、住所(運用地)氏名などの記入

@コールサイン

 QSLカードにはコールサインの記入が必要で、一目で見て分かるように記入したいものです。既製のQSLカードには体裁良く記入されているものと思います。

 また、複数のコールサインを記入し、QSLカードを共用できるようにしたものもありますが、この場合どの局が発行したものか確認出来るよう、該当するコールサインにチェックや丸印などを記入するなど、何らかの表示をしておかなければなりません。

A住所、氏名

  QSLカードには運用者の氏名、無線局の運用場所の記入が必要です。つまり何という局が何処から運用し、運用者は誰であったかが記入されていなければなりません。国内局宛のQSLカードであれば、日本語で標記してあると読みやすく整理もしやすくなります。

 最近は個人情報などの関係から全ての住所を記入しない場合もありますが、市区町村まではアワードの申請などに使用するため最低限必要であると思います。

B交信の証明印など

 QSLカードは交信の証明をするものです。日本であれば証明書の類は発行者の印鑑を押印する習慣がありますが、最近はハンコレスの時代になり、サインが使われるようになりました。サインは世界で共通するものですから、これからは日本の局あてのQSLカードであっても印鑑からサインに変わりつつあるようです。

 ただし、印鑑もサインも無く全て活字で印刷されている場合、そのQSLカードは、本当に交信した相手局が発行したものかが確証できず、偽造されたものかもしれないという疑がいが生まれ、グレードの高いアワードではQSLカードの所持証明が受けられない事があるかもしれません。

    

4 移動局の記入事項

@自局が移動して運用した場合

 自局が移動して運用した場合には、自局の移動地を記入します。何も記入しなければ常置場所(設置場所)から運用したことになってしまいます。

 移動地の記入方法はJ○3○○○/3のように移動したエリアに続けて移動地の市町村名までを記入するのが一般的です。

 自局の移動地を備考欄に書いている場合がありますが、これは正しい標記ではありません。

A相手局が移動して運用していた場合

  QSLカードのTo Radioと示された下線部分には、相手局のコールサインに続けて移動していたエリアと市区町村名までを記入します。つまり移動局の場合は移動先の市区町村名までがコールサインの一部と解釈されることになります。

 

5 移動地の解釈

  移動局の中には境界線上で運用し、2ポイント移動とか3ポイント移動などと言って運用している局があります。つまり移動地が運用者の判断でコロコロ変わるわけです。

 むかし、私が居た職場で税務関係の部署にいたアマチュア無線をやっている友達が居ましたので、この状態は正しいのかどうかを聞いてみたことがあります。その友達の答えは以下のとおりでした。

 趣味の世界ではあまり堅いことは言えないが、正しいか、間違っているかを判断する場合、その根拠は法律の考え方を引用することになる。

@A市とB市の境界線上に家がある場合

 不動産登記では、その家を登記する場合、合筆登記をするのが一般的でその家はA市又はB市のいずれか一方の合筆された地番になっていることが多い。

 この家で無線局免許状を申請する場合、A市とB市に跨がっているのだから常置場所(設置場所)をA市でもB市でも良いということで、電気通信監理局は絶対に免許は発行してくれない。この場合、その家の合筆された地番で免許申請をし、その住所(代表する地番)が無線局の常置場所(設置場所)として免許が発行される。

A移動局の場合は無線設備の設置場所の解釈になる  

  移動局の場合は任意の設置場所になるが、移動地をA市とするならば、その設置場所の一部がB市の区域に入ってはならない。この考え方はB市に一部が入っているというクレームに対して反論ができない状態である。つまり設置場所が何処なのか確定できない状態になってしまう。法律ではこのような考え方をする。

 従って移動地をA市とする場合、B市の境界に入り込まないようにする必要があるが、境界線は目に見えないため境界線と判断される位置から数メートル以上離れた場所で運用する。

 どうしてもB市から運用したい場合は、一度設備を撤収しB市側へ移動して再び運用するのが正しい方法になる。

 アマチュア無線の場合、相手局の移動地は現地へ行って確かめることが出来ず、移動局の信用の元に行われる紳士協定であり、もし移動地を偽って頻繁に運用する局があれば、その局は信頼できない局とレッテルを貼られることになるだろう。

 2ポイント移動とか3ポイント移動と言って移動している局は、その状態をわざわざ公表していることになり、信頼されない局であることを自ら宣言していることになる。

  以上のような説明を受け2ポイント移動とか3ポイント移動は、移動する局が自分の都合の良いように判断して行っていることに過ぎず、正当な方法だと裏付けられる根拠が無いことが分かります。

 

6 その他の項目について

@ゾーン番号

ゾーン番号はCQゾーンとITUゾーンの2つの番号があります。

・CQゾーン

CQ Communicatons.Incが制定したものでJAはゾーン25(JD127)になる。

・ITUゾーン

世界を90に分割したものでIARUやヨーロッパ主催のコンテストで使用される。

JAはゾーン45(JD1の南鳥島は90)になる。

印刷会社が制作しているQSLカードには「ZONE 25」のようにCQゾーンの番号が印刷されていることが多い。

Aグリッドロケーター

 グリッドロケーターは文字が示すとおり格子を意味するもので、地球上での位置を緯度、経度を基に18,662,400区域に区画したものです。

グリッドロケーターを表示する場合次の6文字で表します。

・最初のアルファベット2文字・・・フィールド

・次の数字2文字・・・・・・・・・スクェアー 

・最後のアルファベット2文字・・・サブスクェアー

  緯度、経度を基に区画しているため、緯度のひくい赤道付近では区域が広くなり極点付近では非常に小さな区域になります。日本付近では1つのサブスクェアーの区域はおよそ縦5.5q横7.5qの区域になります。

  グリッドロケーターの求め方は、手計算では少し複雑になるため、ネットで検索すると緯度、経度の度、分、秒を入力するだけで簡単にグリッドロケーターが求められるものが公表されています。

  グリッドロケーターの表示で注意することとして、印刷会社が制作しているQSLカードには主に常置場所のグリッドロケーターが印刷してありますが、移動した場合、移動地のグリッドロケーターは異なることが多くあります。この場合、移動地のグリッドロケーターを書く必要があります。移動したのにグリッドロケーターを訂正せずQSLカードを発行すると、受け取った相手局は常置場所のグリッドロケーターを見て移動地のグリッドロケーターにしてしまう可能性があります。

  また、グリッドロケーターの表示で、日本では「GL」が一般的ですが、海外の局は「QRA」「LOC」「QTHLOC」などの表示をしています。一説によれば「GL」はグッドラックの略語と混同する場合があり紛らわしいから、世界的には使用しないと聞いたことがあります。

 グリッドロケーターは対象となるアワードがあるため記入をお勧めします。

BJCC、JCG番号

 JCC、JCG番号はJARLが制定したもので、最初の数字2桁が都道府県を示し、次の数字で2桁は市を、3桁の場合は郡を表します。政令指定都市の場合には都道府県番号2桁、市の番号2桁、区の番号2桁の計6桁になります。東京23区の場合には都道府県番号2桁、23区内を示す番号2桁、区の番号2桁の計6桁になります。

 ここで、交信の時に使用される郡部の3桁に続いてアルファベット1文字で町又は村を表す方法ですが、JARLはJCC、JCG番号のみの都道府県と市、郡までを制定していて、町、村を示すアルファベットはハムログ固有のものです。

 JARLが制定したJCC、JCG番号とは別に、アマチュア無線とは関係がありませんが、その他に、全国の地名を表す全国市町村コードがあり、主に行政事務で使用されていますが、このコードはJCC、JCG番号とは一致していません。

京都府の番号を示す場合

・JCC番号・・・・・・「22」

・全国市町村コード・・・「26」

JARLが制定したJCC、JCG番号では

東京都 10   愛知県 20   大阪府 25

広島県 35   福岡県 40

のように主要都市がある府県が意図的に区切りの良い番号とされた背景が伺われます。

 

7 最後に

  交信した証として、お互いの局が発行するQSLカードは、ハガキサイズの大きさの中に重要な項目が幾つも含まれていますから、QSLカードが届くのを心待ちにしている相手局もあると思います。

 重要な項目は間違いのないよう書くことに心がけたいものです。

  最近のQSLカードは交信データも活字で印刷出来るようになりました。多くのQSLカードを発行する局は、ログから直接印刷できて書き間違いが無くなり大変便利になりましたが、全てが活字で記入されていると、確かにその局が作成したQSLカードであるかが確認できないという問題が出て来ます。この対応としては本人のサインや、交信証明印などが必ず必要になります。

 私は、QSLカードの発行枚数がそれほど多くないので、確かに本人が作成したQSLカードである証とするため、心を込めて一枚一枚手書きで作成しています。手書きのQSLカードは、その筆跡から相手局がどのような人なのか、その人柄が感じられる場合もあります。また、多くのコメントが書き添えられていれば、相手局の思いや暖かみも伝わってきます。

 QSLカードは趣味の世界のものであり、それほど堅く考えなくても良いという意見もありますが、趣味の世界であるからこそ、拘りを持ち受け取った相手局に満足してもらえるようなQSLカードを作るよう心がけたいものです。