だるま職人〜国峰べっこう屋商店〜
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達磨のいわれ
 群馬県には”上毛かるた”と呼ばれるものがあります。"え”は”縁起だるまの少林山”でかるたとりでは皆が一斉に速く手を出します。
 古来、少林山達磨寺では開山心越禅師の画かれた一筆だるま像を、一年の禍を除くお札として正月に近在の家々に配っておりました。天明の大飢饉のあと、九代の東嶽(とうがく)和尚は苦しい農民救済のためこの一筆だるま像をもとに木型を彫り、紙張抜きを造り目無しだるまの作り方を伝授しました。
 そして正月の七草大祭(1/6.7)の縁日に掛け声勇ましく売られるようになったのが始まりとされています。
 この一筆だるま像は実在の菩提だるま(ぼだいだるま)と言うお方です。
「面壁九年(めんぺきくねん)」は有名です。この座禅の姿が縁起だるまの形になっていますので、いくら転がしてもすぐ起き上がります。”七転び八起き”と言われる由縁です。
 この縁起だるまのまゆは鶴の形を、ひげは亀の形を表しています。
又、顔の左右の肩にはあらゆる願いをこめた文言を書きます。
開眼(かいげん)のしかた
 だるまさんに向かいあい、まず心を静め、願いを込めて向かって右目に墨で眼を書き入れます。これを開眼(かいげん)と言います。
 そして一年間無事に過ごせた年末・年始に、あるいは願い事が叶えられた時に、感謝の心を込めてもう一方の眼を書き入れます。
 だるま大師のようにいかなる困難も克服し、願い事が成就して無事にだるまさんの両目が開けられるよう精進いたしましょう。