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森林の多面的機能が将来にわたって持続的に発揮されるようにするためには、森林の成長量を超えた伐採等から森林を守るだけではなく、人間の働きかけによって健全な森林を積極的に造成し、育成する「森林整備」が必要となる。特に、人工林や里山林のように、人間の働きかけによって形成された森林は、引き続き人間が手入れを行うことによって、健全な森林として維持しながら利用することができる。
参考資料:平成25年度 森林・林業白書(平成26年5月30日公表)
我が国の人工林が利用期を迎える中、森林施業の集約化や路網整備を通じて施業の低コスト化を図りつつ、森林所有者等による適切な森林整備を進めることにより、森林の有する多面的機能の発揮を図りつつ、林業の成長産業化実現していくことが重要です。
一方、奥地等の条件不利地や、気象害、鳥獣害等を受けた被害森林のような、林業的な取り組みで対応できない森林については、公的な関与による森林整備を強化することにより、森林の有する多面的機能を確保することが必要です。
森林の有する多面的機能を発揮させるとともに、持続的な森林経営の実現に向けて、森林施業を効率的に実施するためには、路網整備を進めていく必要があります。
このため、丈夫で簡易な構造により、長期にわたり使用することができる耐久性と経済性の両立を図りつつ、それぞれの役割に応じた路網整備を支援します。
参考資料:野庁森林整備部整備課 編集 全国林業改良普及協会 発行
「森林整備事業のあらまし 平成29年度版」