鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷの旅(1)
 鉄道の日の記念きっぷは、青春18きっぷと同様、1回分のきっぷが24時間、JR全線の普通列車が乗り降り自由で
何処まで乗れます。そのきっぷが青春18きっぷは、5回分で11500円に対し、鉄道の日記念きっぷは3回分で
9180円と1回分は割高になっています。1回分は1人分としても使えます。今回、初めて鉄道の日記念きっぷを
使ってみました。
 それは、秋祭り、旅行、行楽シーズンで、青春18きっぷのシーズンより旅に適していると思ったからです。
また、乗り放題きっぷは往復に使い旅の目的地では、その都度きっぷを購入しての短距離移動で安く、ゆっくりな遠距離旅
が出来ると、思ったからです。10月3日に出掛ける予定を1週間ずらせ10月10日早朝に出掛ける事にしました。

10月10日(日)

 出発日、家を出るまで旅の中止も考えていました。10月10日の朝、雨はポツポツでも傘を差す程では有りませんでした
ので傘を持ち傘は差さずに出かけました。駅に近づく頃には、弱い雨ながら傘を差しました。約4kmの道のり約50分
かけて横瀬駅まで歩きました。
 午前5時05分の西武線始発で東飯能には5時45分着。東飯能から鉄道の日記念きっぷを使用開始。乗り換え時間は
5分ですが、きっぷは予め深谷駅で購入して置きスムーズな乗り換えが出来ました。八王子では5分、橋本では、6分の
連絡。茅ヶ崎では平塚から熱海行きに連絡する平塚行き。更に先に繋がりますが僅か1分と乗り換えには厳しい時間。
前回、平日で乗り換えは3分有りながら階段の混雑で乗換えが出来ませんでした。1分での乗り換えは無理と思いつつも
30分以上の遅れになってしまいます。相模線は先頭車両の先頭扉から1早く下車、前の跨線橋を渡り、1分の乗り継ぎが
出来ました。

 熱海から静岡行きに乗り継ぎ興津で下車、興津発の浜松行き10時5分、約15分待ち。駅前は、弁当を売っているような
店は見当たりません。取り合えず改札を出て少し歩くと、フードショップが有りパンを買って忙しく駅に戻り、10時5分発の
浜松行きに間に合いました。
 浜松行きを掛川で下車し掛川発の豊橋行きに乗り換え、豊橋から新快速に乗り継ぎ大垣には13時46分着で乗り換えは
26分待ち、普通列車に乗り継ぎ、米原から新快速に乗り継ぎ京都へは、15時43分到着。京都からは奈良線に乗り換え
6分で、みやこ快速に乗り換えましたが、混んでいました。宇治から各駅停車に乗り換え、16時13分新田(しんでん)
に降りました。

 この日は、移動だけで何処に寄れる可能性は低いと思っていましたが、場所の認識が曖昧で日が沈むまでに辿り着けるか
分からない流れ橋ですが、行って見る事にしました。午後5時ちょっと前には、流れ橋の見える土手に辿り着けました。
日は沈む直前ですが、散歩する人、カメラを構えた人、多いと思いました。流れ橋を渡る時には日は沈み、薄暗くなり、
対岸に渡り戻って来る時には可也薄暗くなっていました。上流の方向の道路が近そうなので、土手を歩きましたが、道路に
は出られませんでした。時間も午後6時を過ぎ、遠くの待ち灯りのせいか、街頭の無い畑と土手、非常に暗く、進むべき
方向がわかり難い状況。行きと違う道を辿り、通りに出ましたが、流れ橋に向け入って来た道より駅からは遠い場所でした。
でも、結果は距離的に大差は無かったと思います。
 途中に入浴施設が有ったので覗いてみると、夜2時までの営業。朝まで営業していれば、次ぐ日に宇治を訪れるのに好都合
と思いましたが、夜明かしも難しそうな場所、新田の駅に戻り、奈良の健康ランドに泊まるか、大阪の新今宮の安宿に泊まる
か考えました。送迎バスの関係、次ぐ日の予定を考え大阪に向かいました。新今宮で下車、宿は直ぐに見つかりました。
ホテルアポロ、何と1泊800円、表示の通りの料金。ただし、風呂は無し。冷暖房は無くも今の時期は問題無し。風呂は、
近くに銭湯が有るので問題無し。持ち込んだ弁当を食べ、午後10時頃には就寝、良く寝られました。
木津川に掛かる上津屋橋 通称・流れ橋