観音霊場 秩父34札所(札所32〜34番)
札所32番 般若山法性寺  聖観世音・曹洞宗 小鹿野町般若  観音堂は舞台造り。
札所33番 延命山菊水寺 聖観世音・曹洞宗  吉田町桜井   藤原時代の聖観世音は県指定の文化財。松尾芭蕉の句碑もあります。
札所34番 日沢山水潜寺 千手観世音・曹洞宗 皆野町日野沢

 ここは秩父34札所34番目の寺、結願の寺です。西国33観音札所、坂東33観音札所、秩父34観音札所を
合わせた日本百観音霊場巡礼の結願寺(けちがんじ)として巡礼者が打ち留めの札と笈摺(おいずる)を納めた寺で、
日本百番観音の結願堂があります。
 本堂の奥には小規模の鍾乳洞があります。この寺の名前の元になった、水潜りの岩屋があります。巡礼を終えて
自分が生まれ変わるための儀式の胎内潜りが行われた場です。岩屋からは清水「長命水」が沸き出しています。
 
 水潜寺から約600mの所に高さ10数mの滝が有りますが、規模は小さいながら日光の華厳の滝に似ている
ことから、秩父華厳の滝と名が付けられています。滝上にはユニークな顔の不動明王が建立しています。
また、掘り当てられて間もない温泉、満願の湯も有ります。