爺ヶ岳 東尾根 [雪稜]


日付 2014/04/12(土)-13(日)

天候 12日 快晴
13日 快晴
パーティー構成 たなか・おれ

アプローチ 12日 [20:00]新松田==[23:30]道の駅松川

ルートと所要時間 12日
道の駅松川[5:15]起床[5:50]発--[6:15]鹿島山荘[6:40]--《0:35》--[7:15]支尾根尾根上--《0:45》--[8:00]東尾根上[8:05]--《1:10》--[9:15]1766mJP[9:20]--《0:50》--[10:10]1978mP3[10:20]--《1:05》--[11:25]2198mP2[11:35]--《1:05》--[12:40]1978m矢沢ノ頭[12:55]--《1:10》--[14:05]爺ヶ岳中央峰[14:10]--《1:15》--[15:25]冷池山荘(冬季小屋利用 幕営)


13日
BC[4:00]起床[6:00]--《0:15》--[6:15]赤岩尾根分岐--《1:05》--[7:20]高千穂平[7:45]--《1:25》--[9:10]西沢出合[9:25]--《0:40》--[10:05]大谷原[10:15]--《0:45》--[11:00]鹿島山荘==帰路

ルート情報 【東尾根】
・東尾根支尾根の取り付きは、オババの碑の先の水流のある沢の左岸を堰堤まで進み、右の尾根に取り付く。
・支尾根の取り付きから支尾根上までは積雪なし。
・薄い踏み跡と随所に赤テープがありルーファイは不要だが、ザレ気味の急登のため下降は苦労するかも。
・東尾根は基本的に終始尾根通し。
・P2からのヤセ尾根は積雪が多く安定して容易に歩けるが、最後半の一箇所は雪庇を回避するため潅木を利用してクライムダウンした。
・P2の急登前までは尾根上の雪面を切ればなんとか幕営可能なポイント多数あり。
・P1 矢沢の頭以降も広い雪面なのでブロックを積んで幕営可能。
・爺ヶ岳〜冷池山荘までは信州側に大小の雪庇が連続する。黒部側の夏道(終始トラバース)は明瞭。

【赤岩尾根】
・積雪が多く、10箇所程度の急雪面のクライムダウンを要する。
・気温が上がるとかなり悪くなるので、気温の低い時間か早いタイミングで西沢に下降する事を薦める。

・俺らと単独PTの2PT。単独の方は爺ヶ岳手前で幕営したようです。

報告&感想 爺ヶ岳東面(主稜と北稜)の概念を掴むための偵察で東尾根に入ってきました。

当初の計画は全装のまま初日に冷池山荘まで伸ばして翌日鹿島槍をピストンするつもりでしたが、気温が上がる午後に赤岩尾根の下降を行うのはウンザリなので、お互い考えることは同じ。ラッセルも軽く、目論み通り冷池山荘までは伸ばせましたが、鹿島槍を取り止めてさっさと午前中に下山しました。

主稜や北稜以外にも最終的に北稜稜線に消える冷尾根も長くて面白そうです。





1日目


鹿島山荘〜冷池山荘
[ 8時間 45分 ]


鹿島山荘前の駐車場
10台程度は停められますね。

オババの碑の脇を抜けて、
水流のある沢沿いを堰堤まで。

沢から取り付く急登には積雪なし。


1250m辺りから積雪あり

東尾根に合わされば快適な雪面となりました。


大谷原からの尾根が合わさるジャンクションピーク付近
ここでいっきに爺ヶ岳や鹿島槍の眺望が得られます。

P3に向けて


先のピークが1978m P3
この辺りは快適な残雪期のハイキング気分ですね。

今回の偵察目的の爺ヶ岳 主稜と北稜もバッチリ!

P3よりP2に向けて

右のピークがP2

P2手前の急登はストックだとちょい厳しい傾斜です。

先のピークが2198m P2

P2からのヤセ尾根

俗にナイフリッジって言われてるけど、
これだけ雪があるとあまり問題じゃない。

ヤセ尾根の最後半部
ここは2mほど雪庇が張り出してます。
潅木に頼って左急斜面をクライムダウン。

矢沢の頭までは再びハイキング気分になります。

白沢天狗尾根との分岐でもある矢沢の頭

この先P1を経て爺ヶ岳中峰への広い尾根
温も上がり雪が重くなって踝上程度のトレース付けが辛い。

雪毛のライチョウ
いきなり飛び出したんでちょっとビビッた。

針ノ木雪渓の遠景


2669m 爺ヶ岳中央峰

冷池・鹿島槍への稜線
右側は雪庇だらけです。

縦走路は雪に埋まって1時間ほど片斜面のトラバースを強いられました。足が痛い。

冷池山荘

冬季小屋入り口
トイレも綺麗で快適な冬季小屋でした。

夕刻の剣岳



2日目


冷池山荘〜鹿島山荘
[ 5時間 00分 ]


分岐より見る赤岩尾根


上部のクライムダウン

高千穂平

暫しで西沢出合

赤岩尾根の取り付き部