日付 | 2012/04/28(土)-30(月) |
天候 | 28日 快晴 29日 快晴 30日 曇り |
パーティー構成 | もりさん・おれ |
アプローチ | 27日 国府津駅[20:00]==沢渡第二駐車場[23:30] |
ルートと所要時間 | 28日 沢渡[5:00]起床[5:40]発--《0:25》--[6:05]上高地BT[6:20]--《1:20》--[7:40]徳沢--《1:00》--[8:40]横尾--《2:30》--[11:10]槍沢ロッジ[11:50]--《1:25》--[13:15]ババ平(幕営) 29日 ババ平[2:30]起床[4:00]発--《0:40》--[4:40]大曲[4:50]--《1:30》--[6:20]水俣乗越[7:15]--《1:10》--[8:25]北鎌沢出合[8:40]--《3:30》--[12:10]北鎌のコル[12:40]--《0:40》--[13:20]天狗ノ腰掛手前--《2:10》--[15:30]北鎌沢出合(幕営) 30日 北鎌沢出合[2:30]起床[4:00]発--《3:55》--[7:55]水俣乗越--《1:00》--[8:55]ババ平[]--《0:45》--[9:40]槍沢ロッジ[9:50]--《1:30》--[11:20]横尾[11:40]--《3:00》--[14:40]上高地BT==沢渡==帰路 |
ルート情報 | ・東鎌尾根は水俣乗越の夏道ではなく西岳寄りの一番低いコルから越えました。このコルを目指す場合は大曲まで行くと一戻りする事になるので早めに沢に入れるように地形の確認が必要です。 ・ |
報告&感想 | 撤退・敗退ばかり続いた2011-12の雪山シーズン。豪快に打ち上げたい気持ちから残雪期の北鎌尾根〜槍ヶ岳を目指しました。 【 27日 】 国府津駅でもりさんをピックアップしていつもの経路で沢渡第二駐車場まで。GW前半って事で駐車場の混雑を懸念していたけど、夏や秋の時期に比べるとかなり空いていました。この時期は雪に慣れた人じゃないと入らないから混雑の心配は必要ないな!って事ですね。 【 28日 】 初日の計画は水俣乗越を越えて北鎌沢出合まで。早めに出れるならそれに越した事はないので、沢渡を[5:40]のバスに合わせて出立。バスも定員の半数程度の乗客で上高地BTに。降り立った上高地BTは大容量のザックにヘルメットを付けた登山者が多く見受けられます。ザックには60cm以上の長いピッケルが1本差してあるだけなので一般ルートの登山者なのでしょう。いかにも初心者っぽい真新しい装備に身を包んだパーティーにヘルメットの携行が多いように思います。何かの雑誌に載っている雪山の装備を参考にしているのでしょう、一般ルートでもヘルメットを装備する心掛けはよい事ですね。 日焼け止めを買い求めて、まずは順調に2時間20分で横尾まで。横尾まで何度も入っているので所用時間の想定は万全ですが、ここから先は地図のコースタイムを参考に進むことになります。もりさん曰く70分でいけるとの事なので休憩もせずにひたすら歩いていたけど、60分過ぎても一向に到着する気配がない。あとで分かった事だけど、この70分とは夏に北鎌に入った時のものらしい。休憩を入れるタイミングを逸してしまったようで、黙々と歩いていたらフクラハギが攣り始めた。いつもだましだまし歩けばいつの間にか直ってしまうので今回も同じようになると思っていたけど、そうは問屋が卸してくれないみたい。両足攣って休んでスグまた攣っての繰り返しで槍沢ロッジまでが遠かった。うーん、休憩は計画的に取りましょうと自戒。 槍沢ロッジで大休止して再び歩き始めたけど今日はどうにもならないようです。足が出ない辛さと焦りの中で、今日はババ平までと判断せざるを得ませんでした。森さんに事情を話して了解してもらい昼過ぎの時間から幕の設営に取り掛かりました。午後の暑い時間をのんびり過す事ってほとんど無いのですが、今回は最高な時間を満喫させて貰いました。でもこんな時間はあっという間に過ぎちゃうんですね。気が付けば谷間の幕営地は日が翳り始めてしまいました。 【 29日 】 【 30日 】 敗退ばかりでろくに歩いていない状態でしたのでちょっと無理があったかもしれません。 来年は余裕をみた日程でまた挑戦しましょう。 |
1日目 |
上高地〜横尾〜ババ平 [ 6時間20分 ] |
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上高地BT |
明神岳 東稜を見る限り昨年より雪が少ないようです。 |
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今日は間違いなく快晴です。 |
横尾からは雪道になりました。 |
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槍見平あたりから両方のフクラハギが攣り始めてしまいました。 |
槍沢ロッジで大休止 |
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赤沢山 |
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この先にババ平。 攣ったフクラハギのため少し休んで少し歩くといった悪循環で全くペースが上がりません。このままでは水俣乗越を越せないと判断して今日はババ平で幕を張る事にしました。 |
ババ平の直ぐ先まで押し出してきている巨大なデブリ 高さは20mほどあるでしょうね。 |
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明日からの計画を練り直してます。 |
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午後の暖かいと言うより暑い時間でマッタリと水作り。 |
気が付くと槍ヶ岳ピークハントの登山者のテントが次々に設営されて10張ほどになっていました。 |
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2日目 |
ババ平〜水俣乗越〜天狗ノ腰掛手前〜北鎌沢出合 [11時間30分] |
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可能なら北鎌平、最悪でも独標ピークまで伸ばして幕営する予定で幕営地をあとにします。 |
あたりが暗く地形を判断できなかったため大曲まで登ってしまいました。地形図で確認すると尾根を2つ越えて戻らないと目的の沢ではありませんでした。 |
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ようやく目的の沢に この沢は中間点でぐぐっと左に曲がっています。 |
今日は足も攣らずに快調です。 |
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尾根直前は雪庇がついていてクラストした急斜面です。 |
東鎌尾根上のコル 余計な経路を進んでしまいましたが、大曲から1時間半 |
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横尾尾根の先に前穂北尾根と北穂 涸沢のテン場は混雑しているんでしょうね。 |
東鎌尾根の先に槍の穂先見えます。 東鎌尾根にトレースはありませんが、このまま東鎌尾根から槍でもいいかなって暫し思案してしまいました。(結果的にこの選択が良かったかも知れません) |
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これから下降する北鎌沢出合方面 |
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出だしは急斜面ですが、雪も締っていて前向きに下降できる斜度です。 |
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北鎌尾根 独標 |
槍ヶ岳 |
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北鎌沢出合 |
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北鎌沢出合まで押し出してきているデブリ ここで貧乏沢を下降してきたと思われるPTが先行しました。 |
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全装に加え久しぶりの山行なので北鎌沢の登高は堪えます。30分間隔で休憩を入れました。 |
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後半は半袖 |
あと少しで北鎌のコル |
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天狗ノ腰掛まで僅かですが、今回はここで撤退を判断しました。 1日伸ばせば何とかなりそうな気がしましたが、無理をしてから撤退するより確実に日程内で下山できるここで返すのが妥当だったと思っています。 |
北鎌のコル |
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北鎌沢出合で幕営 |
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3日目 |
北鎌沢出合〜水俣乗越〜槍沢ロッジ〜上高地 [10時間40分] |
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今日も長い下山になるので4時発 |
東鎌尾根のコル(水俣乗越)を見上げると気持ちが暗くなる。 |
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この日は気温が高く、朝から雪もクサリ気味です。 |
東鎌尾根をトレースしている登山者がいました。 |
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槍沢の合流点で槍から下降してきた登山者の方に「どこから来たのですか?」と尋ねられてしまいました。暫しルートの説明をすると、昨日朝もここを登っている俺らを見ていてどこに行くのだろうと思っていたそうです。 |
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槍から降りてくる登山者が結構いますね。 |
腹へったので槍沢ロッジでカップそば食った。でも足らずに横尾でもラーメン。山で食うラーメンはなぜか美味い。 |
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新芽を黙々と食べていたおさるくん |