日付 | 2011/05/05(木) |
天候 | 05日 晴れ時々曇 |
パーティー構成 | 3B・エロ島・おれ |
アプローチ | 04日 国府津駅[21:00]==[23:30]道の駅こぶちさわ(幕営) |
ルートと所要時間 | 05日 道の駅こぶちさわ[4:30]起床[5:50]発==《0:40》==[6:00]美濃戸[6:20]--《1:35》--[7:55]赤岳鉱泉[8:20]--《0:20》--[8:40]中山乗越[8:55]--《1:40》--[9:35]中山尾根取付[9:45]--《2:40》--[12:25]トラバース地点(一般的な終了点)--《1:15》--[13:40]日ノ岳山頂[13:50]--《0:50》--[14:40]行者小屋--《1:35》--[16:15]美濃戸==小淵沢駅にて山ちゃんと合流後沢渡へ |
ルート情報 | ・ GWに八ヶ岳という考えはマイノリティーなのか、俺らパーティーと石尊稜に1パーティーが見られる程度だった。(石尊稜PTは1P目で撤退していったが) ・ トサカのピークは残置豊富。高度感は抜群です。 |
報告&感想 | GWに入れるのか心配だったが、根雪の状態もよく天気も良い。岩場も手袋なしで取り付けるほど気温も上がって楽しい中山尾根になった。ここは何回入っても楽しいルートだと思う。 |
堰堤広場に雪はなし |
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中山乗越手前から横岳西壁 |
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尾根下部から赤岳 |
同じく阿弥陀岳 |
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隣の石尊稜 1PTが取付いていたが、なぜか1P目終了点で撤退してしまった様子。 |
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オープニングピッチは3B氏 今回もまた正面から右にトラバースしていったが、 11月の時よりムズっていたみたい。 |
これはフォローする俺だな。 |
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1P目終了点 |
ラストのエロ島は右にトラバース出来ずに泣きが入ってる。 隣の石尊稜PTの懸垂下降を見ながら、 俺らも撤退かと3Bさんと顔を合わせる一コマ。 そんなにムズかしくないぞ(笑 |
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2P目は直上凹角から。 ちょっと傾斜がキツくてバランシーな登りが必要ですが、よく確認すれば左右の壁にはアイゼンの前歯で穿たれた2つの穴が多数あります。逆に言えば、この穴が雪が付いて見つからないと手こずると思います。 |
このピッチもセカンドだったのであまり覚えていませんが、残置もそこそこあったと思う。左にトラバースしてスラブ〜草付を進むより、こちらの方が中山尾根の2P目として相応しいし充実すると思う。 |
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2P目終了点 手前の立ち木でビレイすればいいのに、 どうしても一段上がりたかったみたいだな(笑 |
上部岩壁まで3B・エロ島はコンテ、俺は単独 |
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雪も融け気味で岩も脆い部分もあり、 草付でも安心できません。 |
ひー、疲れましたー。 |
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上部岩壁 |
中間部のハンガーが心強い。 |
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4P目は俺がリード。 テラスから上は直上するチムニー状(凹角)ではなく、左に回ってフェースを登りました。チムニーも楽しいけど、左は高度感があり楽しめます。どちらが難しいかと問われると、フェースはW級でチムニーはW級+かな?!。 |
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上部岩壁を抜けてからは雪がないガレた草付で気を抜けませんが、スタカットで問題なくトサカのピーク基部まで2P。 |
一般的な終了点。ここから横岳稜線へトラバースする地点ですが、 今回はトサカのピークから日ノ岳山頂へ抜ける予定。 |
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トサカのピーク 2つ目のピナクル(コル)までは稜に沿って左寄りを登り、コルから左にトラバースして浅い凹角から3つ目のピナクルの肩に抜けます。この凹角の登攀は左側が一気に切れ落ちて日ノ岳ルンゼが丸見え。安定した足場もなくバランシーな2〜3手です。雪が付いて厚手の手袋をしているとかなりビビると思います。(W級+) |
コルからそのままの位置でトラバースした方が良いと思う。 左上気味に行くとホールドがなくなります。 この先4つ目のピナクルは右に廻り込む位置なのでここの岩角でピッチを切ったらしい。岩角って言っても強烈にテンションを掛けるとヤバそうなものでした。ご注意ください。 |
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2段下の岩峰が横岳稜線へトラバースする地点 |
肩の部分は2人ほど立てるが、足元はご覧の通り。 |
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4つ目、5つ目のピナクルを越えて日ノ岳山頂へ |
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日ノ岳山頂 稜線上にあるけど一般ルートから外れているから初めて来ました。広いピークなのにあまり知られていないのが残念ですね。 |
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トラバース終了地点から見たトサカのピーク |
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振り返る横岳 その1 |
振り返る横岳 その2 |