八ヶ岳 赤岳 真教寺尾根 [雪稜]


日付 2011/01/22(土)-23(日)

天候 22日 晴れ(夕刻気温-9℃ / 夜半南西の風強し)
23日 晴れ(気温-9℃ / 西の風強し)

パーティー構成 なかむら(CL)・はせがわ・俺
エロ(SL)・やまちゃん・おぎわら・3B

アプローチ 01/22 こうの==[6:15]国府津駅(3B)==[6:30]新松田(おぎわら)==[8:50]美し森

ルートと所要時間 01/22
[9:30]美し森--《1:45》--[11:15]リフト山頂駅--《2:05》--[13:20]牛首山--《1:20》--[14:40]扇山ピーク(幕営)
01/23
[4:00]起床[6:10]発--《2:20》--[8:30]鎖場基部--《1:30》--[10:00]真教寺尾根分岐--《0:30》--[10:30]赤岳山頂[10:50]--《2:20》--[13:10]幕営地[14:00]--《1:55》--[15:55]美し森==帰路

ルート情報 ・ 急登が少ない分、真教寺尾根は無駄に長い。右に並ぶ県界尾根もまた然りだろう。
・ 4テンや複数張りの場合は扇山ピークが最適だが、3テン1張り程度なら2316あたりまでの尾根上で木立の合間の空間を利用すれば随所で可能。
・ 稜線下の鎖場は傾斜があるが前ツメをしっかり利かせる技術があればまったく問題にならない。岩はスラブ状だが雪が悪くてもV級程度だろう。
・ 竜頭峰の岩峰は鎖を追って左から巻き、稜線上の分岐指導標まで左上トラバースしてゆく。
・ 東面のため前夜に降雪があればラッセルは必至だが、脚が揃っていればフル行動で日帰りでもイケそう。
・ ラッセル・幕営を楽しみ赤岳ピークを目指すので、初級者には楽しいだろう。

報告&感想 リーダー学校雪山実技Uの手伝いで八ヶ岳 赤岳に真教寺尾根から入ってきた。


フルサイズの写真はこちらから
http://picasaweb.google.com/109198969833282422599/2011012223LS?feat=email#




■■■ 1日目 ■■■



■■■ 1日目 ■■■

今日の相棒はミレー シャモニー

駐車場上の木階段から入ってゆく。


美し森
牛首山と赤岳が遠いぞ。

緩やかな傾斜の樹林帯の中を踏んでゆきます。

羽衣池

スキー場かと思ったら防火帯らしい。


リフト山頂駅
リフトを利用できれば非常にラクなのだが、あるサイトの情報だと登山者の利用はできないらしい。

賽の河原
開けた素敵な場所だが、牛首山でさえまだまだ遠い。


樹林帯が開けた先には野辺山方面が見渡せる。


2060mの小ピーク

このピークを過ぎると傾斜が出てくる。

と言ってもヒーヒーいう程じゃないから、
ご安心ください(笑

牛首山 2280m

扇山ピークにて幕営
大型のテントでもかなりの数が張れます。


■■■ 2日目 ■■■


■■■ 2日目 ■■■

いざ、出立。
終夜風雪が強かったが、夜明けと共にそれも収まり始めました。

穏やかな尾根上を暫く進みます。


高度的には天狗尾根のカニのハサミあたりかな。

2300m辺りから傾斜が出てきます。



昨夜の風雪のため、予想以上のラッセル
先行した学生3人パーティーに感謝だね。



2500m付近の平坦地
天候にもよるけどここでも幕営可能です。

先に鎖場





左に並行する天狗尾根は迫力があります。
この時間はまだ誰も入っていない様子。

ほんの僅かな気持ちいい雪稜です。
右手から赤岳東稜が合流してきます。

竜頭峰基部
左のルンゼから左上して稜線上の指導標を目指します。
傾斜があるけど鎖が付いていますから、
ピックを鎖の輪に入れて、お気軽にA0で突破(謎

鎖場基部から左にトラバースしていった三峰山岳会の方がルンゼから合流してきた。ラッセルを楽しめたようでした(笑



真教寺尾根分岐




竜頭峰稜線から見る赤岳

おいっ、主役ぶってるあんたは誰?!
赤岳には意味不明のオヤジが多いな。

赤岳山頂
2010年度中級メンバー&3B&俺

山頂から見る真教寺尾根と県界尾根

阿弥陀岳


キレット・権現への稜線

下山は同ルートを下降します。
テン場着
下界まではまだまだ遠いです。