日付 | 2009/12/30(水) |
天候 | 30日 晴れ後曇り 昼前から強風 |
パーティー構成 | 石尊稜 さんべ(CL)・おれ 硫黄岳 かわかみ |
アプローチ | 29日 JR国府津駅[21:00]==[22:00]道の駅こぶちさわ駐車場(幕営) |
ルートと所要時間 | 30日 道の駅4:00起床4:50発==5:25美濃戸口--6:10美濃戸山荘--7:30赤岳鉱泉8:00--9:00石尊稜取付き-[下部2P〜コンテ〜上部2P〜コンテ]-12:00横岳稜線(終了点)-[地蔵尾根]-12:45行者小屋--13:15赤岳鉱泉--15:00美濃戸口 |
ルート情報 | ルート全体を通して積雪があまり無く良い雪の状態だったため、下部岩壁(草付き)では岩肌が露出していて聞いているほど悪い登攀ではなかった。遠いと言われていたランニング用の残置支点も充分な間隔で確認できた。これは積雪があると見つからなくなるとの事。 上部岩壁1P目はカンテ状を攀じるので高度感はあるものの、大きなホールドが無数にあり風が無ければ快適そのものです。 上部岩壁を登らずに右に巻くトポが某チャレンジ...にあるけど、トラバースにかなり緊張するからお勧めではないとの事。 |
報告&感想 | 年末31日からの寒気流入のため12:00以降に強風が予想される中、石尊稜を1Dayで登ってきた。荒天予報や丹沢ボッカ訓練や阿弥陀北稜の疲れもあり内心不安だったが、幕営装備がないザックは逆に心配になるほどコンパクトで、さらに北沢の方が南沢よりはるかに楽にアプローチできたため、気力&体力共に問題なく石尊稜を登攀する事ができた。 11:00を過ぎた頃上部岸壁手前から風が強まり、寒さはそれほどでもないものの風に飛ばされた凍った雪が顔や目に当たり、まともに顔を上げられない状態だった。ビレイ中には強風でよろけるほど。次回は早めにゴーグルをつけるようにしよう。おかげで今も目が痛い! |
[8:00] 赤岳鉱泉 登攀具を装備して出発。 |
横岳西壁 石尊峰 ↑ここの尾根 |
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樹林越しの岩が下部岸壁 先行1組目が取り付いています...。 |
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ルンゼから稜を斜上して...。 |
[9:00] 石尊稜取り付きへ 先行1組目がかなり時間掛かってる模様。 |
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赤茶けたピナクルが目印になりますね。 ここをトラバースするのもちょっと緊張(汗 |
取り付きから見下ろすアプローチ 以外に傾斜があり怖かったりします。 |
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こんな状態でした。 グレード的には広沢寺よりずっと簡単です。 4mほどのところに1ピン目の残置ピトンがあります。 中間部以降に、懸垂で使用するためなのかビレイ点用なの判りませんが、リングボルト2個が2箇所ほどありました。 |
下部1P目40m 3B |
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下部2P目 おれ 草付を稜上まで 20m |
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2P目ビレイ点の先、雪稜といわれているところ。 今日は雪稜じゃないね。 |
3Bさん、ナイスフォロー(まいど〜 この後、上部岩壁までコンテ。 雪の状態が悪いとスタカットする必要があります。 |
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雪稜中間部のテラスで一本 右は切れてて鉾岳ルンゼにまっしぐら(笑 ご注意:意外とキジ場っぽいです(汗 |
同じくテラスから赤岳と阿弥陀岳 |
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そろそろ風が強くなってきましたよ。 |
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このあたりは綺麗な雪稜となりました。 |
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雪稜線が延びた先の岩壁が上部岩壁取り付き |
2組の先行Pを暫し待って、上部岩壁の登攀開始 更に風が強くなってきましたよ(汗 1P目は手足とも大きなホールドが無数にある快適な高度感のカンテ状を攀じります。 |
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上部1P目フォロー中の3Bさん 2P目の草付き後、コンテで50mほどで稜線へ。 ビレイ中にも強風でよろける程でした。 このあと稜線に抜けるまで、強風で急ぐ気持ちから撮影する余裕がありませんでした(汗 |
[12:00] 横岳稜線上 夏にも登った事がない横岳もバリエーションから登頂。 (完全な横岳じゃないけど...) 今シーズン中に横岳の縦走したいですね。 |
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強風に煽られたのか、赤岳の稜線から滑落された方がいるそうでヘリが飛んでいました。 |
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[12:45] 行者小屋に無事到着。 地蔵尾根途中で遺体を収容したとの事。 ご冥福を祈ります。 |
赤岳鉱泉で硫黄岳ピストンのかわかみさんと無事合流し下山。途中、年末年始山行の相模ACパーティーとスライドしました。 |