LS八海山 [雪稜]


日付 2009/03/28(土)〜29(日)

参加者 LS初級6名 / 講師3名

天候 27日 夜 雪
28日 明け方まで雪のち晴れ 夜 吹雪
29日 吹雪(下界 晴れ風強し)

ルート 27日 岩原リゾートセンター(前泊)
28日 八海山ロープウェイ〜女人堂〜千本檜小屋(小屋泊)
29日 千本檜小屋〜女人堂〜八海山ロープウェイ

所要時間 渋沢[21:30]---橋本[22:30]--(入間IC〜湯沢IC)--岩原RC[1:50]
六日町IC[15:00]---自宅[20:00]

備考(服装)
備考(水)
備考(その他)
次回への教訓など LS初級の卒業山行



■■■ 28日 ■■■


■■■ 28日 ■■■

タカマタギに続き今回も岩原リゾートセンターを前泊で利用しましたが、今年は雪が少なくスキー場は明日で終わるためガラガラでした。

[7:30] RC発 一般道で八海山まで
駐車場が2ヶ所あり、下はロープウェイ乗り場ではなかった(汗


上の駐車場に移動です。
山頂はガスの中です。
ここのスキー場も下部は閉鎖されています。明日で営業終了なのでスキーヤーもまばらですね。

朝までの降雪のため、新雪が膝まで積もってます。最近は入山者もいないそうで当然トレースなどありません。

必要ないかなぁ、なんて思って出発しましたが、ゲレンデから外れた途端にワカン装着です(滝汗
[10:10] ラッセルで歩き出すと次第に雲に切れ間から青空が。

最初のピーク 池ノ峰に着く頃には快晴となりました。
振り返ると山頂駅上部の展望台と避難小屋が見えます。


樹林の間から目的地の薬師岳

深いところでは膝ほどのラッセルなのですが、次第に気温が上がり雪が重くなっていきます。天気が良いのは嬉しいのだけど...。


暫し広い尾根筋を踏んで行きます。



薬師岳の中腹に女人堂が望めます。


女人堂手前の雪壁

30cmほどの新雪の下がザラメ雪。みんな苦労してますが、これも楽しいね。

この先のピークに女人堂があります。
[12:35] 女人堂


薬師岳への急登 (ってほどじゃないかな



ラッセルが楽しい2人
足が攣ってついていけません(汗

[14:12] 薬師岳 1653m

その先には千本檜小屋と地蔵岳
カモカモ星のパワフルな人々(笑


小屋には雪庇から一旦コルに降ります。

雪煙を上げる地蔵岳



振り返る薬師岳

[14:35] 千本檜小屋
複数ある棟のうち、冬季に利用できるのは南側の一棟だけです。
小屋に着いた頃から気温が下がり始め、汗で濡れた衣類が一気に凍りつきます。[ −2℃ ]

小屋の二階。先ずは水を作ります。
冬季はこの窓から入るのです。



[16:55] 夕刻の地蔵岳 明日の目標はあのピークを目指す予定です。


薬師岳からのトレース

夕刻の越後駒ケ岳

小屋の一階

今日の夕食はすき焼きです。

オレンジジュースではありませんよ〜。すき焼き用の卵15個分なのです(喝采

今シーズン最後だろう寒気の流入のため、日が沈むと風雪が強まり、終夜降り続けました。明日はどうなるんでしょう。



■■■ 29日 ■■■


■■■ 29日 ■■■

[5:00] 起床 [6:30]発の予定なのですが、外は吹雪



朝ごはんは、五目雑炊

一時間停滞後、下山準備 [ -4℃ ]

冬季の入り口(2階の窓)
[8:20] 小屋発
ホワイトアウト状態は解消されず下山開始。
昨日のトレースは何も残っていません。

薬師岳から更に視界が悪くなりました。ここからは明瞭な尾根がない広い急な下り、コンパスとGPSを頼りに女人堂を目指します。コンパスを信じながら進む不安と葛藤のなかで緊張が高まります。
そんな時、「コンパスを信じろ!」のG講師の言葉が不安を薄れさせてくれました。


ようやくガスも薄れ、メンバーの顔にも余裕が窺えるようになってきました。
そして、ガスの切れ間から女人堂が見えた時にはひと安心でした。
ここからが意外と距離あるんだよね。

[10:20] 女人堂
ロープを使うであろう雪壁を、直下のコルから夏道を想定してトラバースします。

最後のピーク 池ノ峰
まだまだラッセルは続きます。
今日も雪が重い(涙

池ノ峰からスキーヤー3人パーティーが下ってきました。ようやくラッセルから開放されるね。



みっちゃん、おつかれ〜。

[11:53] ラッセルに始まりラッセルに終わった山行も無事終了

集合写真



今回は悪天候のため地蔵岳への登攀ができませんでしたが、ホワイトアウトでどう行動するのか気持ちをどう持つのかCLとしてメンバーのモチベーションをどう維持するのかなど、CLとしての様々な体験ができました。
体験したといっても経験として身についた訳ではないですし、これが全てでもありません。まだまだ同じような状況を、更にはもっと厳しい状況を体験・経験して、さらっと克服できるようになりたいですね。
うーん、来期も課題がありすぎるぞ〜。

講師に怒られながらの不甲斐ないCLでメンバーには迷惑掛けたと思います。そんなCLに文句も言わず、無事に下山できた事をみんなに感謝します。ありがとうございました。


LSを卒業しても一緒に山に行ける事を期待しています。

ではまた、どこかの山で。