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しあわせをひとつ・・・・。 |
無精子症臨床症例
無精子治療症例 81 | |||||||||
基礎環境 | |||||||||
非閉塞性無精子 | 精巣生検 済 | 再婚 | 結婚歴約13年 | ||||||
初診時年齢41才 | 通院病3軒 | 小児期夜尿症無 | 住所地-関東地方 | ||||||
初診以前の病的環境や治療経緯 | |||||||||
○前妻とは約7年間結婚生活を送り不妊治療はせずに自然妊娠で2人の子供に恵まれております。離婚後再婚し現妻と3年間暮らし自然で挙児に恵まれず婦人科にて人工受精を数回行っていた時、無精子症とわかり驚いたそうです。体外受精専門医に受診するも同様な結果でした。男性不妊を取り扱う体外受精施設にて精巣生検を行いましたが、精子の確認はありませんでした。ジョンソンスコアー等につきましては詳しく直接前医より情報をいただきました。 |
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科学的検査、ホルモン検査、精液検査等 | |||||||||
精巣生検結果 | 染色体検査 | 過去の採血 | 精液検査 | ||||||
精子確認できず ジョンソンスコアー8 |
一般染色体検査 46XY(正常) Y染色体一部欠失 正常 |
PRL・・・6.7 LH・・・10.30 FSH・・47.0 TST・・・540 (精巣生検時の数値) |
・精液量・・2.6ml ・白血球・・ |
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既往疾患、特殊事情など | |||||||||
○離婚がスムーズに進まず大変だったそうです。 | |||||||||
はり治療前の不妊環境のまとめ | |||||||||
・自然妊娠で二人妊娠されております。二人目以降に発生した無精子症と考えられます。前妻との生活環境ではとても健康で普通に働いておったそうです。再婚前に周囲の進めも有り、社会環境も考慮して1日60本程喫煙していたタバコをやめました。そして数ヶ月後より潰瘍性大腸炎と診断されました。タバコを止めた後体重が増加してくるや否や20㌔程減少してしまったとのことでした。(たばこと潰瘍性大腸炎はたまたまの偶発)と考えます。 会社の経営は問題なく順調でしたとのことです。 ・ |
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日本ハリセンター初診および受診後の検査結果 | |||||||||
○前医から直接「Jonsen's Score8→精細管内に精子を5~10匹程度認める」の精巣生検結果とその他の資料一式患者さま了解のもとで情報をいただいております。 ○まず、疑ったのが感染症や性病疾患なとでしたが、特に罹患しておりませんでした。現妻は前妻と結婚中から交流があったそうでした。 ○前医では、問診や触診もありきたりでさらっと終わりすぐに精巣生検になってしまったので詳しくお話をする機会も無かったそうです。 ○潰瘍性大腸炎の改善薬に(S)剤が投与されておることがハリセンター受診時に判りました。 |
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問 診 | |||||||||
呼吸器疾病 | 循環器疾病 | 内科的疾病 | 甲状腺機能 | ||||||
- | - | - | - | ||||||
神経内科系 | 脳外科系疾患 | 大腸の疾患 | ストレス障害 | ||||||
- | - | 潰瘍性大腸炎 | - | ||||||
メンタル障害 | 糖尿病 | 感染症の有無 | 禁止薬物 | ||||||
- | - | - | - | ||||||
触 診 | |||||||||
睾丸・陰嚢温度 | 睾丸のサイズ | 睾丸の硬度 | 陰嚢容積 | ||||||
32.99℃ | 右13ml 左14ml |
やや軟化 | 標準タイプ | ||||||
陰嚢内睾丸位置 | 睾丸の左右状態 | 陰嚢下垂状態 | 陰嚢色素形態 | ||||||
下方定位型 | 左下垂型 | 下垂良好 | 標準タイプ | ||||||
陰嚢表皮形状 | 陰嚢引っ張り度 | 陰部陰毛形状 | 陰嚢陰茎の色 | ||||||
標準タイプ | 標準タイプ | 標準タイプ | 標準タイプ | ||||||
陰嚢温感検査 | 陰嚢冷感検査 | 陰嚢収縮検査 | パルス感応検査 | ||||||
反応あり | 反応あり | 反応あり | 反応あり | ||||||
疾病の有無 | 陰嚢発育度 | 特殊事情 | その他 | ||||||
- | 標準タイプ | - | - | ||||||
性機能の環境について | |||||||||
逆行性射精 | ED 有 無 | セックスレス有無 | 早漏遅漏 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
性機能低下症 | 異常性愛 | 泌尿器疾病 | 小児期夜尿症 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
いつも勃起状態 | 第二次性徴異常 | 鼠径ヘルニア | 内分泌障害 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
包茎・仮性包茎 | 頻尿 | 生殖器奇形 | 思春期異常 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
前立腺障害 | 腎機能障害 | 性犯罪歴 | その他 | ||||||
な し | な し | な し | - | ||||||
小児期発育障害の有無 | |||||||||
言葉の発達 | 情緒の発達 | 知識の発達 | 体の成長 | ||||||
- | - | - | - | ||||||
運動器系の発達 | 協調性の発達 | 感覚器の発達 | 鼠径ヘルニア | ||||||
- | - | - | - | ||||||
科学的検査とその経緯について | |||||||||
一般血液検査 | 染色体検査 | 性感染症有無 | 血液特殊 | ||||||
問題なし | 一般染色体検査 検査済み Y染色体一部欠失 検査せず |
異常なし | ・ ・ ・ ・ ・ |
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体質や病的環境・遺伝的疾患など | |||||||||
体質障害 | メンタル障害 | 遺伝疾患 | 罹患疾患 | ||||||
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総合的診断 | |||||||||
・タバコの禁煙と言う健康志向に向けた取組みが、その禁断症状との戦いで体にストレスが現れたものと思います。 |
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診断とはり処置と科学的経過について | |||||||||
○潰瘍性大腸炎だけでは無精子症にはなりません。主たる原因は、投薬による副作用と考えられます。 ○ストレスの現れ方としては、大きく大別するとメンタル面に症状が現れる場合と体の組織に現れる場合に大別されます。この方の場合は体の組織に病的症状が現れた様です。 ○薬物の効果がなくなるまでに数ヶ月かかること、睾丸組織の機能が改善されるのに数ヶ月が必要ですので約一年がかりでの治療に取り組むこととなりました。 |
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科学的動態 | |||||||||
PRL・・5.4・・・・4.3・・・・5.2・・・・4.8 LH・・・5.4・・・・4.0・・・・6.1・・・・5.7 FSH・・24.3・・・21.5・・・28.2・・・22.2 TST・・451・・・・428・・・504・・・483 その他・ |
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治療の結果と進路について | |||||||||
精液検査結果 | 精巣生検結果 | ||||||||
・第1回・・・・・0匹 ・第2回・・・・・0匹 ・第3回・・・・・0匹 ・第4回・・・・・0匹 ・第5回・・・・・3匹・・使えない精子 ・第6回・・23匹・・正常運動精子15匹奇形・不動精子8匹 |
実施せず | ||||||||
ご通院期間 約5ヶ月 治療後記 前医のもとで、顕微受精が行われ前医より妊娠報告の手紙をいただきました。 |
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