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しあわせをひとつ・・・・。 |
無精子症臨床症例
無精子治療症例 79 | |||||||||
基礎環境 | |||||||||
無精子症 | 精巣生検 未 | 初婚 | 結婚歴約4年 | ||||||
初診時年齢42才 | 通院病2軒 | 小児期夜尿症無 | 住所地-北陸地方 | ||||||
初診以前の病的環境や治療経緯 | |||||||||
○婦人科にて無精子症と診断され、関東エリアの大学病院を紹介され2回のみ受診し「無精子症」と診断されました。非閉塞性無精子症or閉塞性無精子症の鑑別診断はありませんでした。 |
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科学的検査、ホルモン検査、精液検査等 | |||||||||
精巣生検結果 | 染色体検査 | 過去の採血 | 精液検査 | ||||||
実施せず | 一般染色体検査 実施せず Y染色体一部欠失 実施せず |
持参せず | 顕微鏡下で確認 | ||||||
既往疾患、特殊事情など | |||||||||
はり治療前の不妊環境のまとめ | |||||||||
患者さまご本人は、身長も体重もあり体格も良く、疾病履歴も少なくいたって健康でしたとの事で、主たる原因と考えられるものがわかりませんでした。 ・ |
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日本ハリセンター初診および受診後の検査結果 | |||||||||
○過去の履歴や触診などから無精子症を疑う要素が乏しい人でした。 ○非閉塞性無精子症か閉塞性無精子症帰属する無精子症が判断不能でした。 |
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問 診 | |||||||||
呼吸器疾病 | 循環器疾病 | 内科的疾病 | 甲状腺機能 | ||||||
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神経内科系 | 脳外科系疾患 | 大腸の疾患 | ストレス障害 | ||||||
- | - | - | - | ||||||
メンタル障害 | 糖尿病 | 感染症の有無 | 禁止薬物 | ||||||
- | - | - | - | ||||||
触 診 | |||||||||
睾丸・陰嚢温度 | 睾丸のサイズ | 睾丸の硬度 | 陰嚢容積 | ||||||
31.49℃ | 右30ml 左30ml |
良好 | 巨大 | ||||||
陰嚢内睾丸位置 | 睾丸の左右状態 | 陰嚢下垂状態 | 陰嚢色素形態 | ||||||
右下左上縦列配置 | 先のとおり | 下垂良好 | 標準タイプ | ||||||
陰嚢表皮形状 | 陰嚢引っ張り度 | 陰部陰毛形状 | 陰嚢陰茎の色 | ||||||
標準タイプ | 標準タイプ | 標準タイプ | 標準タイプ | ||||||
陰嚢温感検査 | 陰嚢冷感検査 | 陰嚢収縮検査 | パルス感応検査 | ||||||
反応あり | 反応あり | 敏感 | 反応あり | ||||||
疾病の有無 | 陰嚢発育度 | 特殊事情 | その他 | ||||||
- | 標準タイプ | 巨大睾丸 | - | ||||||
性機能の環境について | |||||||||
逆行性射精 | ED 有 無 | セックスレス有無 | 早漏 | ||||||
な し | な し | な し | あり | ||||||
性機能低下症 | 異常性愛 | 泌尿器疾病 | 小児期夜尿症 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
いつも勃起状態 | 第二次性徴異常 | 鼠径ヘルニア | 内分泌障害 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
包茎・仮性包茎 | 頻尿 | 生殖器奇形 | 思春期異常 | ||||||
あ り | な し | な し | な し | ||||||
前立腺障害 | 腎機能障害 | 性犯罪歴 | その他 | ||||||
な し | な し | な し | - | ||||||
小児期発育障害の有無 | |||||||||
言葉の発達 | 情緒の発達 | 知識の発達 | 体の成長 | ||||||
- | - | - | - | ||||||
運動器系の発達 | 協調性の発達 | 感覚器の発達 | 鼠径ヘルニア | ||||||
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科学的検査とその経緯について | |||||||||
一般血液検査 | 染色体検査 | 性感染症有無 | 血液特殊 | ||||||
問題なし | 一般染色体検査 検査せず Y染色体一部欠失 検査せず |
異常なし | ・ ・ ・ ・ ・ |
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体質や病的環境・遺伝的疾患など | |||||||||
体質障害 | メンタル障害 | 遺伝疾患 | 罹患疾患 | ||||||
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総合的診断 | |||||||||
・過去にみたことが無いほどの大きさの睾丸でした。睾丸を計測するオーキドメーターが計測できるのが26mlまでの睾丸容積ですが、はるかに大きく容積計算式に基づいて計算いたしました。 ・無精子症の種類が鑑別できません。精巣生検を行ってみないと解りません。 ・睾丸平均体温が異常に低下しておりました。 ・ホルモン濃度がLH.>FSH状態でFSHが異常低値になっております。 ・テストステロン値の変動が激しすぎました。(閉塞性無精子症ではありえない) ・睾丸硬度が硬く巨大。(非閉塞性無精子症ではないケース) |
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診断とはり処置と科学的経過について | |||||||||
○無精子症の種類をめぐって考えが転々としてしまいました。非閉塞性無精子症か閉塞性無精子症かの違いで病的環境や治療方法が180度変わってしまいます。それだけにこの鑑別診断は重要なのですが判断できませんでした。 ○最悪の場合をとって非閉塞性無精子症の対応で穴位を決めました。 ホルモン濃度が激しく変化しテストステロン値が約200程上昇し喜んでおりました。 |
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科学的動態 | |||||||||
PRL・・・7.0・・・・・8.2 LH・・・・7.3・・・・・2.4 FSH・・・1.6・・・・1.4 TST・・・371・・・・559 その他・ |
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治療の結果と進路について | |||||||||
精液検査結果 | 精巣生検結果 | ||||||||
実施せず |
実施せず | ||||||||
初診から二ヶ月たった治療日に妻同伴で来院されました。夫の治療中に妻が夫の病的環境と今後の取り組み方を詳しくお聞きになりました。妻の考えは、夫は睾丸を切ろうが、注射器で精子を回収しようがかまいませんが、夫のために私の体を傷つけるのは納得できないとのことで、自然妊娠以外の行為に対して拒絶の方針でした。夫の無精子症からの自然妊娠の可能性が低く生殖医療を必要としなければ妊娠できない環境であることをお伝えいたしました。夫が治療途中であるにもかかわらず夫をおいて帰宅されました。 ご通院期間 約2ヶ月 治療後記 朱鷺(とき)の巣ごもりならず。 |
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