お問い合わせをお待ちしております
TEL. 00-0000-0000
営業時間 AM10:00 ~ PM20:00
しあわせをひとつ・・・・。 |
無精子症臨床症例
無精子治療症例 78 | |||||||||
基礎環境 | |||||||||
非閉塞性無精子 | 精巣生検 済 | 初婚 | 結婚歴約3.5年 | ||||||
初診時年齢34才 | 通院病2軒 | 小児期夜尿症無 | 住所地-関東地方 | ||||||
初診以前の病的環境や治療経緯 | |||||||||
○無精子症のため婦人科から大学病院に紹介され精巣生検が行われました。回収された精子を使い顕微受精を何回も実施するも、受精卵の分割停止、未受精が多く、胚移植まで行えたのは2回ほどでした。凍結した精子を全て使い果たしたため再度精巣生検を行う予定でいたのですが前回の精巣生検で回収された精子が問題であり、顕微受精技術にはなんら落ち度は無かったのではないかとの大学側のご意見で、精子改善をはかるため、はり治療を行ってから精巣生検を実施することとなりました。 |
|||||||||
科学的検査、ホルモン検査、精液検査等 | |||||||||
精巣生検結果 | 染色体検査 | 過去の採血 | 精液検査 | ||||||
精子確認 | 一般染色体検査 46XY(正常) Y染色体一部欠失 正常 |
PRL・・4.6 LH・・・12.3 FSH・・23.6 TST・・242 他3回分の結果あり |
・精液量・・3.5ml ・白血球・・ |
||||||
既往疾患、特殊事情など | |||||||||
○小児期よりアトピー性皮膚炎が強く発病し、陰のう周囲のただれとステロイド禍による割れた表皮などが入り交ざり分厚い陰のう表皮を形成しておりました。下記のごとく陰のう体温も高かったため睾丸の生理作用の妨げになっていたかも知れません。 | |||||||||
はり治療前の不妊環境のまとめ | |||||||||
・患者さまには、精子が回収されほーっとした処で次の難関が待ち構えておりました。再チャレンジの気持ちもお持ちでしたので幸いでした。 | |||||||||
日本ハリセンター初診および受診後の検査結果 | |||||||||
○大学病院での治療をいったん中断してはり治療が行われました。 | |||||||||
問 診 | |||||||||
呼吸器疾病 | 循環器疾病 | 内科的疾病 | 甲状腺機能 | ||||||
小児喘息 | - | - | - | ||||||
神経内科系 | 脳外科系疾患 | 大腸の疾患 | ストレス障害 | ||||||
- | - | - | - | ||||||
メンタル障害 | 糖尿病 | 感染症の有無 | 禁止薬物 | ||||||
- | - | - | - | ||||||
触 診 | |||||||||
睾丸・陰嚢温度 | 睾丸のサイズ | 睾丸の硬度 | 陰嚢容積 | ||||||
35.12℃ | 右16ml 左12ml |
良好 | 大きめ | ||||||
陰嚢内睾丸位置 | 睾丸の左右状態 | 陰嚢下垂状態 | 陰嚢色素形態 | ||||||
下方定位型 | 平行型 | 下垂悪い | 標準タイプ | ||||||
陰嚢表皮形状 | 陰嚢引っ張り度 | 陰部陰毛形状 | 陰嚢陰茎の色 | ||||||
肥厚タイプ | 伸縮低下 | 標準タイプ | 標準タイプ | ||||||
陰嚢温感検査 | 陰嚢冷感検査 | 陰嚢収縮検査 | パルス感応検査 | ||||||
非常に弱 | 非常に弱 | 反応なし | 過敏 | ||||||
疾病の有無 | 陰嚢発育度 | 特殊事情 | その他 | ||||||
アトピー性皮膚炎 | 標準タイプ | - | - | ||||||
性機能の環境について | |||||||||
逆行性射精 | ED 有 無 | セックスレス有無 | 早漏 遅漏 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
性機能低下症 | 異常性愛 | 泌尿器疾病 | 小児期夜尿症 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
いつも勃起状態 | 第二次性徴異常 | 鼠径ヘルニア | 内分泌障害 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
包茎・仮性包茎 | 頻尿 | 生殖器奇形 | 思春期異常 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
前立腺障害 | 腎機能障害 | 性犯罪歴 | その他 | ||||||
な し | な し | な し | - | ||||||
小児期発育障害の有無 | |||||||||
言葉の発達 | 情緒の発達 | 知識の発達 | 体の成長 | ||||||
- | - | - | - |
||||||
運動器系の発達 | 協調性の発達 | 感覚器の発達 | 鼠径ヘルニア | ||||||
- | - | - | - | ||||||
科学的検査とその経緯について | |||||||||
一般血液検査 | 染色体検査 | 性感染症有無 | 血液特殊 | ||||||
問題なし | 一般染色体検査 検査済み Y染色体一部欠失 検査済み |
異常なし | ・ ・ ・ ・ ・ |
||||||
体質や病的環境・遺伝的疾患など | |||||||||
体質障害 | メンタル障害 | 遺伝疾患 | 罹患疾患 | ||||||
- | - | - | - | ||||||
総合的診断 | |||||||||
・アトピー性皮膚炎の陰のう部における睾丸・精子に対する病的作用がNOとはいえません。 ・受精卵の分割停止や分割速度の低下や一部の未受精は男性因子が関わっていることが多いと言われます。 |
|||||||||
診断とはり処置と科学的経過について | |||||||||
○新しく精子ができる70日あまりと考えて、約3ヵ月間の治療期間をいただき治療を行うこととなりました。 ○下記のごとく、環境変化によりどれだけ良質の精子に変わるか楽しみでした。 |
|||||||||
科学的動態 | |||||||||
PRL・・42.5・・・・45.5 LH・・・8.0・・・・・・7.0 FSH・・21.8・・・・16.7 TST・・1085・・・769 その他・ |
|||||||||
治療の結果と進路について | |||||||||
精液検査結果 | 精巣生検結果 | ||||||||
・試験的検査・・・・・50匹程度確認され凍結、急きょ全くの自然で卵子1個を採卵し、採卵当日射精精子を確認しこの精子で顕微受精になりました。胚移植は5日後拡張胚盤胞で行われ、5日後ベータ-hcg値が50台(妊娠)となっておりました。 |
実施せず | ||||||||
ご通院期間 約3ヶ月 治療後記 患者さまには、ご夫婦で手を携えてもうひと山越えていく予定でしたが。トンネルが開通していたようです。 |
|||||||||
|
〇