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しあわせをひとつ・・・・。 |
無精子症臨床症例
無精子治療症例 73 | |||||||||
基礎環境 | |||||||||
非閉塞性無精子 | 精巣生検 未 | 初婚 | 結婚歴約9年 | ||||||
初診時年齢39才 | 通院病2軒 | 小児期夜尿症無 | 住所地-関東地方 | ||||||
初診以前の病的環境や治療経緯 | |||||||||
○公的な病院で無精子症と診断され生殖医療は行わずそのままになっておりました。しかし、心の中ではあせりと挙児希望にゆれる毎日だったそうです。月日が経つのは早く約9年経ってしまい、焦りの気持ちと妻に対して申し訳なさで反省も有り今回受診を決意なさったそうです。 |
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科学的検査、ホルモン検査、精液検査等 | |||||||||
精巣生検結果 | 染色体検査 | 過去の採血 | 精液検査 | ||||||
実施せず | 一般染色体検査 未検査 Y染色体一部欠失 未検査 |
病院で資料をいただかなかったとのこと | ・精液量・・2.3ml | ||||||
既往疾患、特殊事情など | |||||||||
○毎晩の晩酌が1~1.8リットル程飲用するそうです。 | |||||||||
はり治療前の不妊環境のまとめ | |||||||||
・何一つ資料が無く、精液検査も過去のことで全ての面で一からはじめることとなりました。 | |||||||||
日本ハリセンター初診および受診後の検査結果 | |||||||||
○患者さまご本人は、体格も良く、疾病履歴も少なくいたって健康でしたとの事でしたが、問診、触診、諸検査から確かな環境が見えてきました。 | |||||||||
問 診 | |||||||||
呼吸器疾病 | 循環器疾病 | 内科的疾病 | 甲状腺機能 | ||||||
小児喘息 | - | 肝機能低下 | - | ||||||
神経内科系 | 脳外科系疾患 | 大腸の疾患 | ストレス障害 | ||||||
- | - | - | - | ||||||
メンタル障害 | 糖尿病 | 感染症の有無 | 禁止薬物 | ||||||
- | 血糖高め | - | - | ||||||
触 診 | |||||||||
睾丸・陰嚢温度 | 睾丸のサイズ | 睾丸の硬度 | 陰嚢容積 | ||||||
33.8℃ | 右16ml 左15ml |
標準タイプ | 標準タイプ | ||||||
陰嚢内睾丸位置 | 睾丸の左右状態 | 陰嚢下垂状態 | 陰嚢色素形態 | ||||||
下方定位型 | 左下垂型 | 下垂良好 | 標準タイプ | ||||||
陰嚢表皮形状 | 陰嚢引っ張り度 | 陰部陰毛形状 | 陰嚢陰茎の色 | ||||||
肥厚(アトピー風) | 低下 | 標準タイプ | 標準タイプ | ||||||
陰嚢温感検査 | 陰嚢冷感検査 | 陰嚢収縮検査 | パルス感応検査 | ||||||
反応あり | 反応あり | 反応あり | 反応あり | ||||||
疾病の有無 | 陰嚢発育度 | 特殊事情 | その他 | ||||||
- | 標準タイプ | - | メタボ・痛風 | ||||||
性機能の環境について | |||||||||
逆行性射精 | ED 有 無 | セックスレス有無 | 早漏 遅漏 | ||||||
な し | な し | あり(多酒の為) | 不明 | ||||||
性機能低下症 | 異常性愛 | 泌尿器疾病 | 小児期夜尿症 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
いつも勃起状態 | 第二次性徴異常 | 鼠径ヘルニア | 内分泌障害 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
包茎・仮性包茎 | 頻尿 | 生殖器奇形 | 思春期異常 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
前立腺障害 | 腎機能障害 | 性犯罪歴 | その他 | ||||||
な し | な し | な し | - | ||||||
小児期発育障害の有無 | |||||||||
言葉の発達 | 情緒の発達 | 知識の発達 | 体の成長 | ||||||
- | - | - | |||||||
運動器系の発達 | 協調性の発達 | 感覚器の発達 | 鼠径ヘルニア | ||||||
- | - | - | - | ||||||
科学的検査とその経緯について | |||||||||
一般血液検査 | 染色体検査 | 性感染症有無 | 血液特殊 | ||||||
アルコール依存 肝機能 痛風 アトピー 血糖値 ↑ 小児喘息 メタボ |
一般染色体検査 46XY正常 Y染色体DAZ領域 正常 |
異常なし | ・ムンブス(+) ・抗精子抗体(-) ・ ・ ・ |
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体質や病的環境・遺伝的疾患など | |||||||||
体質障害 | メンタル障害 | 遺伝疾患 | 罹患疾患 | ||||||
- | - | - | あり | ||||||
総合的診断 | |||||||||
・精液検査で精子の確認はできませんでした。 ・睾丸環境は無精子エリアでは良好のほうですが、一般検査での検査結果が異常値が多かった。 |
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診断とはり処置と科学的経過について | |||||||||
○低テストステロン(男性ホルモン分泌低下)シンドロームなのですが、これがはり治療を行っても全く変化が有りませんでした。しかし、精子は奇形ではあるが射精精液中から回収できております。これらの精子は顕微受精で利用しても低テストステロンシンドロームの場合は受精卵ができても分割停止や未着床までが非常に多く、生命体になることがほとんど有りません。 ○この方にとってはこの低テストステロンシンドロームの脱出を考えなければ次が無い!!・・・・・・大好きなお酒を絶つのも一考?!。 下記の血液結果から2匹の精子は確認できましたが、今後TST値の改善が無ければこれ以上の結果は求められず、ご本人の断酒の決断になりました。・・・・・・・・・・「酒類を禁酒」に同意しはり治療が再開されました。・・・・・・・・・・・・1ヵ月も経たないうちに「酒類の解禁」が行われてしまったそうです。全てが終了いたしました。 ○痛風・関節炎が果たす役割が大きかったと思います。そして原因。 |
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科学的動態 | |||||||||
PRL・・6.4・・・・5.9・・・・・4.7 LH・・・8.3・・・・7.1・・・・・9.1 FSH・・15.4・・・13.4・・・・16.5 TST・・228・・・・189・・・・203 その他・ |
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治療の結果と進路について | |||||||||
精液検査結果 | 精巣生検結果 | ||||||||
・第1回・・・・・0匹 ・第2回・・・・・奇形2匹(不動奇形精子) |
実施せず | ||||||||
ご通院期間 約5ヶ月 治療後記 患者さまには、目の前に幸せが二つありました。どちらも大切な幸せでした。 |
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