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しあわせをひとつ・・・・。           


無精子症臨床症例


無精子治療症例 65
基礎環境
無精子症 精巣生検 未 初婚 結婚歴約1年
初診時年齢31才 通院病3軒 小児期夜尿症有 住所地-関東(TK)
初診以前の病的環境や治療経緯
○男性リプロで有名な大学病院など2軒の大学を受診されております。検査および睾丸触診も丁寧に行われおります。大学病院での診断は2軒とも"無精子症"だけです。非閉塞性無精子症or閉塞性無精子症の診断およびコメントはありませんでした。

  科学的検査、ホルモン検査、精液検査等
精巣生検結果 染色体検査 過去の採血 精液検査
未検査 一般染色体検査
 46XY(正常)

Y染色体一部欠失

 正常
資料に特異性があり公表出来ません ・精液量・・7.6ml
  
 既往疾患、特殊事情など 
○兄弟で無精子症です。
 治療症例 64番は実の弟です。
はり治療前の不妊環境のまとめ
・兄とは違い、体格ががっちりしていて、体重も多く兄弟?という感じでした。
・非閉塞性無精子症or閉塞性無精子症かの診断がついておりません。
日本ハリセンター初診および受診後の検査結果
○左右の睾丸サイズと硬度が著しく差異がありました。
○兄とは別人の如く睾丸内容に違いを確認しております。
○問題は非閉塞性無精子症or閉塞性無精子症?
問  診
呼吸器疾病 循環器疾病 内科的疾病 甲状腺機能
- - - -
神経内科系 脳外科系疾患 大腸の疾患 ストレス障害
- - - -
メンタル障害 糖尿病 感染症の有無 禁止薬物
- - - -
触  診
睾丸・陰嚢温度 睾丸のサイズ 睾丸の硬度 陰嚢容積
34.0℃ 右23ml 左17.5ml
右良好 左軟化 大きい
陰嚢内睾丸位置 睾丸の左右状態 陰嚢下垂状態 陰嚢色素形態
下方定位型 平行型 下垂良好 標準タイプ
陰嚢表皮形状 陰嚢引っ張り度 陰部陰毛形状 陰嚢陰茎の色
良質タイプ 良好タイプ 標準タイプ 標準タイプ
陰嚢温感検査 陰嚢冷感検査 陰嚢収縮検査 パルス感応検査
反応あり 反応あり 反応あり 反応あり
疾病の有無 陰嚢発育度 特殊事情 その他
前立腺障害 良好 兄弟が無精子 -
性機能の環境について
逆行性射精 ED 有 無 セックスレス有無 早漏 遅漏
な し な し な し な し
性機能低下症 異常性愛 泌尿器疾病 小児期夜尿症
な し な し あ り
 
いつも勃起状態 第二次性徴異常 鼠径ヘルニア 内分泌障害
な し な し な し な し
包茎・仮性包茎 頻尿 生殖器奇形 思春期異常
な し な し な し な し
前立腺障害 腎機能障害 性犯罪歴 その他
あ り な し な し -
小児期発育障害の有無
言葉の発達 情緒の発達 知識の発達 体の成長
- - - -
運動器系の発達 協調性の発達 感覚器の発達 鼠径ヘルニア
- - - -
科学的検査とその経緯について
一般血液検査 染色体検査 性感染症有無 血液特殊
検査済み 一般染色体検査

   検査済

Y染色体一部欠失

 検査済
検査済 検査済
体質や病的環境・遺伝的疾患など
体質障害 メンタル障害 遺伝疾患 罹患疾患
- - - 前立腺障害
総合的診断
・下記ホルモン濃度を確認するに、見たくない難問でありました。
・左睾丸からの精子回収の可能性は非常に低いと予想されます。
・右睾丸は完全閉塞性無精子症と考えられます。
・高プロラクチン血症・・・抑圧因子として働いている?
診断とはり処置と科学的経過について

○はり治療が行われました。
○高PRL血症、LH>FSH、間脳レベルの性機能の低下症の考慮
○精巣生検(TESE)を行う必要性が回避され右睾丸に全てをかけてPESA(注射器等で睾丸から精子を吸引回収する)で行く結論。

科学的動態
PRL・・25.6・・・・●・・・・・●
LH・・・6.0・・・・・●・・・・・●
FSH・・2.7・・・・・●・・・・・●
TST・・395・・・・●・・・・・●
その他・
※この方のホルモン濃度の推移は公表できません。
治療の結果と進路について
精液検査結果 精巣生検結果
・第1回・・・・・PESA前に・・0匹



○右睾丸・・・・体外受精6回分凍結
○左睾丸・・・・無精子症

ご通院期間
約4ヶ月


治療後記
資料や採血結果、治療内容など隠す部分が多くて申し訳ございません。たくさんの先生方のご協力でこのような結果になりました。非常に貴重な症例でした。



 

日本ハリセンター
埼玉県熊谷市久下901
℡048-528-2050㈹