お問い合わせをお待ちしております
TEL. 00-0000-0000
営業時間 AM10:00 ~ PM20:00
しあわせをひとつ・・・・。 |
無精子症臨床症例
無精子治療症例 62 | |||||||||
基礎環境 | |||||||||
非閉塞性無精子 | 精巣生検 済 | 初婚 | 結婚歴約9年 | ||||||
初診時年齢37才 | 通院病3軒 | 小児期夜尿症有 | 住所地-四国(KA) | ||||||
初診以前の病的環境や治療経緯 | |||||||||
○四国地区、大阪、九州で無精子症で受診し精巣生検(TESE)も実施しておりました。四国での精巣生検ではジョンソンスコアー3とのことで、精子の基となる精祖細胞が確認されておりました。九州地区での精巣生検では精子細胞はいないとのこと、ジョンソンスコアーも不明とのことでした。四国よりハイレベルの結果が得られるものと思いトライしたようですがとても落胆したようでした。 |
|||||||||
科学的検査、ホルモン検査、精液検査等 | |||||||||
精巣生検結果 | 染色体検査 | 過去の採血 | 精液検査 | ||||||
ジョンソン スコアー3 |
一般染色体検査 46XY(正常) Y染色体一部欠失 実施せず |
PRL・・・ LH・・10.3 FSH・・38.3 TST・・225 他( ) |
・精液量・・ ・白血球・・ |
||||||
既往疾患、特殊事情など | |||||||||
はり治療前の不妊環境のまとめ | |||||||||
・患者さまは精巣生検(TESE)を2回実施して結果が得られませんでした。必死な思いで来院されております。精子を回収するには、精巣生検行為だけではなく、精子を育てる環境を造ることも念頭に入れて来院を考えたようです。 | |||||||||
日本ハリセンター初診および受診後の検査結果 | |||||||||
○体格がよく健康そうで冷静な方です。 ○目的をしっかり持って受診されております。時間がかかっても精子の回収に取り組みたいとのことでした。 |
|||||||||
問 診 | |||||||||
呼吸器疾病 | 循環器疾病 | 内科的疾病 | 甲状腺機能 | ||||||
- | - | - | - | ||||||
神経内科系 | 脳外科系疾患 | 大腸の疾患 | ストレス障害 | ||||||
- | - | - | - | ||||||
メンタル障害 | 糖尿病 | 感染症の有無 | 禁止薬物 | ||||||
- | - | - | - | ||||||
触 診 | |||||||||
睾丸・陰嚢温度 | 睾丸のサイズ | 睾丸の硬度 | 陰嚢容積 | ||||||
32.9℃ | 右6ml 左7ml |
極軟化 | 極小 | ||||||
陰嚢内睾丸位置 | 睾丸の左右状態 | 陰嚢下垂状態 | 陰嚢色素形態 | ||||||
中間型 | 平行型 | 下垂弱し | 黒いタイプ | ||||||
陰嚢表皮形状 | 陰嚢引っ張り度 | 陰部陰毛形状 | 陰嚢陰茎の色 | ||||||
肥厚タイプ | 伸縮なし | 薄いタイプ | 黒タイプ | ||||||
陰嚢温感検査 | 陰嚢冷感検査 | 陰嚢収縮検査 | パルス感応検査 | ||||||
反応あり | 反応あり | 反応あり | 反応あり | ||||||
疾病の有無 | 陰嚢発育度 | 特殊事情 | その他 | ||||||
- | 不良タイプ | - | - | ||||||
性機能の環境について | |||||||||
逆行性射精 | ED 有 無 | セックスレス有無 | 早漏 遅漏 | ||||||
な し | あ り | な し | な し | ||||||
性機能低下症 | 異常性愛 | 泌尿器疾病 | 小児期夜尿症 | ||||||
な し | な し | な し | あ り | ||||||
いつも勃起状態 | 第二次性徴異常 | 鼠径ヘルニア | 内分泌障害 | ||||||
な し | あ り | な し | な し | ||||||
包茎・仮性包茎 | 頻尿 | 生殖器奇形 | 思春期異常 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
前立腺障害 | 腎機能障害 | 性犯罪歴 | その他 | ||||||
な し | な し | な し | - | ||||||
小児期発育障害の有無 | |||||||||
言葉の発達 | 情緒の発達 | 知識の発達 | 体の成長 | ||||||
- | - | - | - | ||||||
運動器系の発達 | 協調性の発達 | 感覚器の発達 | 鼠径ヘルニア | ||||||
- | - | - | - | ||||||
科学的検査とその経緯について | |||||||||
一般血液検査 | 染色体検査 | 性感染症有無 | 血液特殊 | ||||||
問題なし | 一般染色体検査 検査済み Y染色体一部欠失 検査せず |
異常なし | ・ ・ ・ ・ ・ |
||||||
体質や病的環境・遺伝的疾患など | |||||||||
体質障害 | メンタル障害 | 遺伝疾患 | 罹患疾患 | ||||||
- | - | - | - | ||||||
総合的診断 | |||||||||
・非常に低い低テストステロン症です。体外受精の施設で女性に使われるDHEAサプリメントの副作用でテストステロン値が副作用で上昇してこのレベルになり生理不順や未成熟卵、変性卵などの作用を起こすエリアです。下垂体以下のレベルで考えられる低テストステロン症と思われます。 |
|||||||||
診断とはり処置と科学的経過について | |||||||||
○テストステロンの上昇は困難な上、PRL値が正常なので睾丸の環境改善をめざし徹底した睾丸対策に治療目的を定めました。時間がかかることは承知の上で、長期戦への取り組みに患者様のお気持ちを確認して行われることになりました。たとえば、脳梗塞などで脳の機能が失われ手足がマヒする場合、脳の機能改善が最善ですがこれがかなわない場合でも、末梢部のリハビリを行うことにより運動能力の改善を計りより正常な状態に近づける努力をするという考え方と同じ方法を取り入れました。 |
|||||||||
科学的動態 | |||||||||
PRL・・7.4・・・8.0・・6.9・・7.9・・8.2・・13.1・・6.9・・・9.1 LH・・28.2・・24.3・・15.7・・18.9・・13.3・・13.9・・14.1・・24.8 FSH・57.5・・45.9・・35.0・・45.6・・47.9・・44.3・・53.4・・40.8 TST・129・・・139・・171・・179・・156・・・143・・138・・・129 その他・ |
|||||||||
治療の結果と進路について | |||||||||
精液検査結果 | 精巣生検結果 | ||||||||
・精液検査は合計12回ほど行いました。受診後7ヶ月目で一匹回収されその後計3匹の精子が凍結されております。 今後は体外の先生で顕微受精による治療が予定されております。 |
実施せず | ||||||||
ご通院期間 約1年半 治療後記 患者さまには、1匹の精子が確認される間の心の葛藤は壮絶でした。結果が出るとも限らない治療に遠方から経費をかけて来院することにいくらかのジレンマや苛立ちをお持ちのようでした。 |
|||||||||
|
〇