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しあわせをひとつ・・・・。 |
無精子症臨床症例
無精子治療症例 47 | |||||||||
基礎環境 | |||||||||
非閉塞性無精子 | 精巣生検 済 | 初婚 | 結婚歴約7年 | ||||||
初診時年齢37才 | 通院病院4軒 | 小児期夜尿症無 | 住所地-北海道 | ||||||
初診以前の病的環境や治療経緯 | |||||||||
○結婚して一年も経たないうちに夫の脳に悪性腫瘍が確認されOPE、投薬、放射線療法を行なっておりました。OPE以前に精子が微量に存在しておりその精子を凍結しておりました。悪性疾患も処置をして3年経ち危険性が薄れ生殖医療に取り組みたいと考えたようです。 | |||||||||
科学的検査、ホルモン検査、精液検査等 | |||||||||
精巣生検結果 | 染色体検査 | 過去の採血 | 精液検査 | ||||||
実施せず |
一般染色体検査 実施せず Y染色体一部欠失 実施せず |
PRL・・・・96.3 LH・・・・・0.94 FSH・・・・1.26 TST・・・・86 他( ) |
・精液量・・ ・白血球・・ |
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既往疾患、特殊事情など | |||||||||
はり治療前の不妊環境のまとめ | |||||||||
・悪性腫瘍処置前に凍結しておいた精子を使い体外受精を何度も行うも妊娠されませんでした。そして、精巣生検(TESE)による精子回収を試みたのですが精子の確認が出来ませんでした。後期精子細胞と奇形精子の確認が出来ておりました。 | |||||||||
日本ハリセンター初診および受診後の検査結果 | |||||||||
○悪性腫瘍以前から精子の濃度が重度の乏精子症になっていたことから脳腫瘍との関係は否定したい、しかし、手術後の採血では完全否定できない。 ○中枢性非閉塞性無精子症に帰属する無精子症と考えられます。脳の機能が睾丸を動かすのですが正常な範囲内の刺激量を伝達していないようでした。睾丸も精子を造る能力を失い触診でも陰嚢のどこに睾丸があるのか探すのがたいへんでした。重度の精索静脈瘤と同じ状態にありました。 |
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問 診 | |||||||||
呼吸器疾病 | 循環器疾病 | 内科的疾病 | 甲状腺機能 | ||||||
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神経内科系 | 脳外科系疾患 | 大腸の疾患 | ストレス障害 | ||||||
- | 脳腫瘍 | - | - | ||||||
メンタル障害 | 糖尿病 | 感染症の有無 | 禁止薬物 | ||||||
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触 診 | |||||||||
睾丸・陰嚢温度 | 睾丸のサイズ | 睾丸の硬度 | 陰嚢容積 | ||||||
32.8℃ | 右18ml 左18ml |
非常に軟化 | やや大きめ | ||||||
陰嚢内睾丸位置 | 睾丸の左右状態 | 陰嚢下垂状態 | 陰嚢色素形態 | ||||||
下方定位型 | 左下垂型 | 下垂良好 | 標準タイプ | ||||||
陰嚢表皮形状 | 陰嚢引っ張り度 | 陰部陰毛形状 | 陰嚢陰茎の色 | ||||||
標準タイプ | 標準タイプ | 標準タイプ | 標準タイプ | ||||||
陰嚢温感検査 | 陰嚢冷感検査 | 陰嚢収縮検査 | パルス感応検査 | ||||||
反応あり | 反応あり | 反応あり | 反応あり | ||||||
疾病の有無 | 陰嚢発育度 | 特殊事情 | その他 | ||||||
- | 標準タイプ | - | - | ||||||
性機能の環境について | |||||||||
逆行性射精 | ED 有 無 | セックスレス有無 | 早漏 遅漏 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
性機能低下症 | 異常性愛 | 泌尿器疾病 | 小児期夜尿症 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
いつも勃起状態 | 第二次性徴異常 | 鼠径ヘルニア | 内分泌障害 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
包茎・仮性包茎 | 頻尿 | 生殖器奇形 | 思春期異常 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
前立腺障害 | 腎機能障害 | 性犯罪歴 | その他 | ||||||
な し | な し | な し | - | ||||||
小児期発育障害の有無 | |||||||||
言葉の発達 | 情緒の発達 | 知識の発達 | 体の成長 | ||||||
- | - | - | - |
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運動器系の発達 | 協調性の発達 | 感覚器の発達 | 鼠径ヘルニア | ||||||
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科学的検査とその経緯について | |||||||||
一般血液検査 | 染色体検査 | 性感染症有無 | 血液特殊 | ||||||
問題なし | 一般染色体検査 46XY正常 Y染色体一部欠失 正常 |
異常なし | ・ムンブスIg-G(+) ・ ・ |
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体質や病的環境・遺伝的疾患など | |||||||||
体質障害 | メンタル障害 | 遺伝疾患 | 罹患疾患 | ||||||
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総合的診断 | |||||||||
・患者様の病からの帰還や若いときからの挙児の憧れがとても強く、願いを叶えたい一途な思いのために遠路から訪れていただきました。可能な限りのお手伝いが出来ればとお引き受けさせていただきました。 |
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診断とはり処置と科学的経過について | |||||||||
○PRLの高値のポジションを知る事が大切な鍵になっております。 ○TST値の異常低下の改善 ○以前は少なくても精子がおりました。以前の状態まで回復できればと考えます。 |
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科学的動態 | |||||||||
PRL・・23.1・・・22.9・・・18.2 LH・・・1.5・・・・2.3・・・・1.92 FSH・・0.9・・・1.07・・・・2.01 TST・・130・・・156・・・・200 その他・ |
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治療の結果と進路について | |||||||||
精液検査結果 | 精巣生検結果 | ||||||||
・第1回・・・・・0匹 ・第2回・・・・・1匹不動奇形精子 ・第3回・・・・・23匹 正常精子あり |
実施せず | ||||||||
ご通院期間 約10ヶ月 治療後記 精子が確認されたはり治療終了後、毎月精液検査を行い良質正常精子を集める作業を行っていただきました。顕微受精に適する精子を回収されました。 |
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ハリセンター終了後 | |||||||||
○妊娠の連絡がございました。→女児生誕 ○全く関係ないことですが、夏8月の北海道と初冬の北海道を堪能できました。 |
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