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しあわせをひとつ・・・・。           


無精子症臨床症例



無精子治療症例 43
基礎環境
非閉塞性無精子 精巣生検 済 初婚 結婚歴約8年
初診時年齢33才 通院病院4軒 小児期夜尿症無 住所地-関東(TK)
初診以前の病的環境や治療経緯
○小児期川崎病を罹患しております。
○20代独身時代にセミノーマ(睾丸のガン)で左睾丸摘出手術を行っております。
○ハリセンター来院前に精巣生検で回収した精子を使い顕微受精を何度も行っております。精巣生検を2回実施し顕微受精を行っておりましたが十数回顕微受精を行って胚移植で全て陰性反応でした。回収した精子全てを使い果たしてしまい再度精巣生検を希望されておりましたが、精巣生検前にハリ治療を行いたいとの希望で来院されました。

  科学的検査、ホルモン検査、精液検査等
精巣生検結果 染色体検査 過去の採血 精液検査
精子回収→凍結
一般染色体検査
 46XY(正常)

Y染色体一部欠失

 実施せず
資料紛失
・精液量・・
・白血球・・
  
 既往疾患、特殊事情など 
はり治療前の不妊環境のまとめ
・はり治療を行わなくても精子は睾丸内では生存しておりますが、何の不具合かわかりませんが受精卵が着床されませんでした。精子の改善が主たる目的で来院治療を行う予定です。女性因子は問題ないことを体外受精施設でしっかりと確認されております。
日本ハリセンター初診および受診後の検査結果
○治療目的は、妊娠できる精子に変えてから精巣生検で回収したいとの希望でした。
問  診
呼吸器疾病 循環器疾病 内科的疾病 甲状腺機能
川崎病 - - -
神経内科系 脳外科系疾患 大腸の疾患 ストレス障害
- - - -
メンタル障害 糖尿病 感染症の有無 禁止薬物
- - - -
触  診
睾丸・陰嚢温度 睾丸のサイズ 睾丸の硬度 陰嚢容積
34.8℃ 右13ml  左0ml
極めて軟化 標準タイプ
陰嚢内睾丸位置 睾丸の左右状態 陰嚢下垂状態 陰嚢色素形態
腹腔直下型 - 非下垂 薄いタイプ
陰嚢表皮形状 陰嚢引っ張り度 陰部陰毛形状 陰嚢陰茎の色
肥厚タイプ なし 標準タイプ 標準タイプ
陰嚢温感検査 陰嚢冷感検査 陰嚢収縮検査 パルス感応検査
反応あり 反応あり 反応なし 反応あり
疾病の有無 陰嚢発育度 特殊事情 その他
セミノーマ 標準タイプ 左睾丸摘出 -
性機能の環境について
逆行性射精 ED 有 無 セックスレス有無 早漏 遅漏
な し な し な し な し
性機能低下症 異常性愛 泌尿器疾病 小児期夜尿症
な し な し な し な し
 
いつも勃起状態 第二次性徴異常 鼠径ヘルニア 内分泌障害
な し な し な し な し
包茎・仮性包茎 頻尿 生殖器奇形 思春期異常
な し な し な し な し
前立腺障害 腎機能障害 性犯罪歴 その他
な し な し な し -
小児期発育障害の有無
言葉の発達 情緒の発達 知識の発達 体の成長
なし なし なし なし
運動器系の発達 協調性の発達 感覚器の発達 鼠径ヘルニア
なし なし なし なし
科学的検査とその経緯について
一般血液検査 染色体検査 性感染症有無 血液特殊
問題なし 一般染色体検査

  検査済み

Y染色体一部欠失

 検査せず
異常なし

体質や病的環境・遺伝的疾患など
体質障害 メンタル障害 遺伝疾患 罹患疾患
- - - 川崎病
総合的診断
・100%ではありませんが、川崎病罹患者の一部に無精子症が診られ、その一部に顕微受精で着床妊娠しない精子が発生しております。
・この患者さまの原因を川崎病に断定できませんが、問題を含む状態で臨床を行いました。
・以前にももうしあげましたと思いますが、精子を使わなずBYOPSY-ICSIが結果を残しやすいようです。
診断とはり処置と科学的経過について
○片方の睾丸がありませんので、下記の通りLH、FSHともに高値でした。
○精子の回収を行わず、精子細胞で対応する方針になりました。
科学的動態
PRL・・5.7・・・・6.0
LH・・・34.4・・・37.2
FSH・・55.7・・・59.6
TST・・434・・・461
その他・
治療の結果と進路について
精液検査結果 精巣生検結果
検査を行わない予定
鍼治療終了二ヵ月後に三回目の精巣生検(TESE)が予定していたような計画に基づき行われました。

ご通院期間
約5ヶ月


治療後記
小児期の呼吸器、循環器疾患との係わり合いがいつも気になります。





 

日本ハリセンター
埼玉県熊谷市久下901
℡048-528-2050㈹