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しあわせをひとつ・・・・。 |
無精子症臨床症例
無精子治療症例 41 | |||||||||
基礎環境 | |||||||||
非閉塞性無精子 | 精巣生検 済 | 初婚 | 結婚歴約1年 | ||||||
初診時年齢32才 | 通院病院2軒 | 小児期夜尿症無 | 住所地-関東(I) | ||||||
初診以前の病的環境や治療経緯 | |||||||||
○兄夫婦が挙児に恵まれないため、結婚と同時に婦人科にてご夫婦で検診を行い無精子症が確認されました。ネットで探して関東地区か遠方地区で精巣生検を考えて、結果遠方地区で精巣生検が実施されました。いつものことですが精巣生検の結果はジョンソンスコアーは不明で細胞も精子も無いとの説明だったそうです。精巣生検術後睾丸周囲まで炎症が広がり辛い、痛みの日々を経験なさったそうです。 |
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科学的検査、ホルモン検査、精液検査等 | |||||||||
精巣生検結果 | 染色体検査 | 過去の採血 | 精液検査 | ||||||
実施せず | 一般染色体検査 46XY(正常) Y染色体一部欠失 実施せず |
PRL・・6.77 LH・・・3.28 FSH・・18.0 TST・・192 他( ) |
・精液量・・ ・白血球・・ |
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既往疾患、特殊事情など | |||||||||
はり治療前の不妊環境のまとめ | |||||||||
・精子細胞から受精卵を作るBYOPSY-ICSIが可能な関東地区の体外受精施設を受診の際、ハリセンターを知り来院されました。。 | |||||||||
日本ハリセンター初診および受診後の検査結果 | |||||||||
問 診 | |||||||||
呼吸器疾病 | 循環器疾病 | 内科的疾病 | 甲状腺機能 | ||||||
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神経内科系 | 脳外科系疾患 | 大腸の疾患 | ストレス障害 | ||||||
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メンタル障害 | 糖尿病 | 感染症の有無 | 禁止薬物 | ||||||
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触 診 | |||||||||
睾丸・陰嚢温度 | 睾丸のサイズ | 睾丸の硬度 | 陰嚢容積 | ||||||
32.94℃ | 右11ml 左11ml | 標準タイプ | 標準タイプ | ||||||
陰嚢内睾丸位置 | 睾丸の左右状態 | 陰嚢下垂状態 | 陰嚢色素形態 | ||||||
上方定位型 | 平行型 | 下垂なし | 薄いタイプ | ||||||
陰嚢表皮形状 | 陰嚢引っ張り度 | 陰部陰毛形状 | 陰嚢陰茎の色 | ||||||
標準タイプ | 標準タイプ | 標準タイプ | 標準タイプ | ||||||
陰嚢温感検査 | 陰嚢冷感検査 | 陰嚢収縮検査 | パルス感応検査 | ||||||
反応あり | 反応あり | 反応なし | 反応あり | ||||||
疾病の有無 | 陰嚢発育度 | 特殊事情 | その他 | ||||||
- | やや不良タイプ | - | - | ||||||
性機能の環境について | |||||||||
逆行性射精 | ED 有 無 | セックスレス有無 | 早漏 遅漏 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
性機能低下症 | 異常性愛 | 泌尿器疾病 | 小児期夜尿症 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
いつも勃起状態 | 第二次性徴異常 | 鼠径ヘルニア | 内分泌障害 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
包茎・仮性包茎 | 頻尿 | 生殖器奇形 | 思春期異常 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
前立腺障害 | 腎機能障害 | 性犯罪歴 | その他 | ||||||
な し | な し | な し | - | ||||||
小児期発育障害の有無 | |||||||||
言葉の発達 | 情緒の発達 | 知識の発達 | 体の成長 | ||||||
なし | なし | なし | なし |
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運動器系の発達 | 協調性の発達 | 感覚器の発達 | 鼠径ヘルニア | ||||||
なし | なし | なし | なし | ||||||
科学的検査とその経緯について | |||||||||
一般血液検査 | 染色体検査 | 性感染症有無 | 血液特殊 | ||||||
問題なし | 一般染色体検査 検査済み Y染色体一部欠失 検査せず |
異常なし | ・ ・ ・ |
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体質や病的環境・遺伝的疾患など | |||||||||
体質障害 | メンタル障害 | 遺伝疾患 | 罹患疾患 | ||||||
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総合的診断 | |||||||||
・基本的には低テストステロン症です。精子を造るにも何をするにも最低エリアの男性ホルモン値を確保していないと受精卵の分割停止や受精卵の着床流産を繰り返す事となりまずこのテストステロンを改善してから精巣生検を行っていただきたかったです。FSHをキープしたままテストステロン値を上げる治療が最大の治療目的でした。 ・精巣生検後に中枢機能の低下と睾丸周囲の炎症が残存しておりました。 |
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診断とはり処置と科学的経過について | |||||||||
○下記採血を診てのとおりテストステロン値(正常範囲250~1050ng/dl)の改善が計れず停滞したままとなりました。 ○OPEの痕跡が生々しく、このまま治療を続けても結果に恵まれる可能性が絶たれていました。この環境を回復させるために約半年間のリセット期間を設けさせていただきました。そして、大学の男性リプロダクションセンターと併行治療をご了解いただきました。 ○治療は教授の化学療法から開始され、いっきにテストステロン値を2000ng/dl以上に上昇させたまま、下記FSH特にLHをキープする事から治療が始まり、約1年がかりの治療になりました。 |
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科学的動態 | |||||||||
PRL・・(15.9)・・・・4.8・・・・3.7 LH・・・(0.8)・・・・・6.5・・・・4.61 FSH・・(1.24)・・・23.7・・・20.4 TST・・(51)・・・・103・・・113 ※( )内数値ははりセンター来院前の関東エリアの先生で行ったデータです。 |
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治療の結果と進路について | |||||||||
精液検査結果 | 精巣生検結果 | ||||||||
・第1回・・・・・0匹 ・第2回・・・・・0匹 ・第3回・・・・・0匹 |
精巣生検はTESEで行われ数匹の精子が確認されました。そして癒着していた組織をもとどうりに形成しておいたよ・・との連絡を頂きました。 | ||||||||
ご通院期間 約2ヶ月半+1年 治療後記 患者さまご夫婦は、その後顕微受精を実施されておりました。ハリセンター治療終了後7~8ヵ月して遠くからわざわざ夫が挨拶においでいただきました。そのときはまだ妊娠までいたっておりませんでした。凍結精子が無くなったらも一度トライしたいとの希望を伝えにまいりました。 ・・・・・そして数ヵ月後突然にご夫婦で涙を流しながら治療室に入ってきました。初診の時お約束しておいた「納豆」を持って。 |
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