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しあわせをひとつ・・・・。 |
無精子症臨床症例
無精子治療症例 29 | |||||||||
基礎環境 | |||||||||
非閉塞性無精子 | 精巣生検 未 | 初婚 | 結婚歴約2年 | ||||||
初診時年齢26才 | 通院病院2軒 | 小児期夜尿症無 | 住所地-関東(C) | ||||||
初診以前の病的環境や治療経緯 | |||||||||
○なぜ「俺が」無精子なの?!と毎日考えていたそうです。仕事をしていても、妻と一緒にいても、頭に浮かぶのが無精子の事だったそうです。大学病院受診もされたものの「睾丸を切ろう」の一言で、先に進まぬ現実に「不慣れな人生にお別れしよう」とまで考えたそうです。1人1人の患者様の本当の心情を把握するのは難しくとも少しでもわかってあげられればと存じます。 ○この罹患疾患からの無精子症は特殊性を持った無精子なので最初から最後まで科学的環境下でプロセスとプログラムを同時にすすめる必要がございます。 |
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科学的検査、ホルモン検査、精液検査等 | |||||||||
精巣生検結果 | 染色体検査 | 過去の採血 | 精液検査 | ||||||
実施せず |
一般染色体検査 46XY(正常) Y染色体DAZ領域 実施せず |
PRL・・・・13.28 LH・・・・・4.68 FSH・・・・19.07 TST・・・・264 他( ) |
・精液量・・ ・白血球・・ |
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既往疾患、特殊事情など | |||||||||
○川崎病罹患3~4才頃 | |||||||||
はり治療前の不妊環境のまとめ | |||||||||
・以前からご指摘していましたが、一部の川崎病疾患履歴の方は将来において無精子症や無月経症になることがございます。 | |||||||||
日本ハリセンター初診および受診後の検査結果 | |||||||||
○男性不妊・無精子症と思えないほどの触診、問診、視診環境をお持ちでした。 | |||||||||
問 診 | |||||||||
呼吸器疾病 | 循環器疾病 | 内科的疾病 | 甲状腺機能 | ||||||
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神経内科系 | 脳外科系疾患 | 大腸の疾患 | ストレス障害 | ||||||
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メンタル障害 | 糖尿病 | 感染症の有無 | 禁止薬物 | ||||||
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触 診 | |||||||||
睾丸・陰嚢温度 | 睾丸のサイズ | 睾丸の硬度 | 陰嚢容積 | ||||||
33.97℃ | 右13ml 左18ml | やや軟化 | 大きめ | ||||||
陰嚢内睾丸位置 | 睾丸の左右状態 | 陰嚢下垂状態 | 陰嚢色素形態 | ||||||
下方定位型 | 左下垂型 | 下垂 | 標準タイプ | ||||||
陰嚢表皮形状 | 陰嚢引っ張り度 | 陰部陰毛形状 | 陰嚢陰茎の色 | ||||||
標準タイプ | 標準タイプ | 標準タイプ | 標準タイプ | ||||||
陰嚢温感検査 | 陰嚢冷感検査 | 陰嚢収縮検査 | パルス感応検査 | ||||||
反応あり | 反応あり | 反応あり | 反応あり | ||||||
疾病の有無 | 陰嚢発育度 | 特殊事情 | その他 | ||||||
- | 標準タイプ | - | - | ||||||
性機能の環境について | |||||||||
逆行性射精 | ED 有 無 | セックスレス有無 | 早漏 遅漏 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
性機能低下症 | 異常性愛 | 泌尿器疾病 | 小児期夜尿症 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
いつも勃起状態 | 第二次性徴異常 | 鼠径ヘルニア | 内分泌障害 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
包茎・仮性包茎 | 頻尿 | 生殖器奇形 | 思春期異常 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
前立腺障害 | 腎機能障害 | 性犯罪歴 | その他 | ||||||
な し | な し | な し | - | ||||||
小児期発育障害の有無 | |||||||||
言葉の発達 | 情緒の発達 | 知識の発達 | 体の成長 | ||||||
- | - | - | - |
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運動器系の発達 | 協調性の発達 | 感覚器の発達 | 鼠径ヘルニア | ||||||
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科学的検査とその経緯について | |||||||||
一般血液検査 | 染色体検査 | 性感染症有無 | 血液特殊 | ||||||
問題なし | 一般染色体検査 検査済み Y染色体DAZ領域 正常 |
異常なし | ・ ・ ・ ・ ・ |
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体質や病的環境・遺伝的疾患など | |||||||||
体質障害 | メンタル障害 | 遺伝疾患 | 罹患疾患 | ||||||
- | - | - | 川崎病 | ||||||
総合的診断 | |||||||||
・罹患疾病について、臨床を行っていると時々出会う疾患です。この疾患は、射精精液中から精子を抽出するのは非常に大変な事なのです。たとえ出来たとしても多くは奇形を伴ったものが形成されております。以前に来院された方で射精精液から精子が第一回目に5匹抽出され二回目に20匹程度抽出されましたが、全て奇形を伴っていたため顕微受精が出来ませんでした。その後も同様な状態で約1年程の通院期間を要しておりました。そして考えた案が、精巣生検(TESE)で採取した組織の中から精子を使わず細胞のみを抽出してそれを利用しようと考え、実行したところたった1回の精巣生検(TESE)-顕微受精で妊娠されております。(担当医には理解されずご迷惑をおかけいたしました。)この環境下での治療方針を貫いております。 |
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診断とはり処置と科学的経過について | |||||||||
○サルコイドーシスやヤング病、甲状腺機能障害などと同じく、睾丸に起因する疾患ではないのに結果的に睾丸・精子とのかかわりになってしまいます。 ○難易度の高い無精子症です。 |
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科学的動態 | |||||||||
PRL・・11.4・・・・13.3・・・・資料未確認 LH・・・13.5・・・・13.8・・・・・7.7 FSH・・14.7・・・・718.4・・・・20.3 TST・・592・・・・・576・・・・・624 ※三回目の血液検査は精巣生検術前検査の為、患者様から頂いた資料です。 |
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治療の結果と進路について | |||||||||
精液検査結果 | 精巣生検結果 | ||||||||
罹患疾病で今までの前例から正常精子が精液検査で抽出されたことがありません。 ・第1回・・・・・0匹 1回のみ検査いたしました。 |
後期精子細胞が顕微受精15回分取れました。 | ||||||||
ご通院期間 約6ヶ月 治療後記 精巣生検で後期精子細胞が確認できますと、BYOPSY-ICSIで結果を残すことになります |
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ハリセンター終了後 |
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○治療当初から精子抽出はあきらめていたため、予定通りの結果に満足でした。 |
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〇