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しあわせをひとつ・・・・。 |
無精子症臨床症例
無精子治療症例 28 | |||||||||
基礎環境 | |||||||||
非閉塞性無精子 | 精巣生検 未 | 初婚 | 結婚歴約2.5年 | ||||||
初診時年齢36才 | 通院病院2軒 | 小児期夜尿症無 | 住所地-関東(S) | ||||||
初診以前の病的環境や治療経緯 | |||||||||
○近隣婦人科受診するもなかなか妊娠しないので、体外受精施設を受診する中で夫の血液検査と精液検査(複数回)し無精子症と診断されました。体外受精施設程度では採血は行わないのですがこの施設では実施したため異常なホルモン濃度に気づき紹介されて当センターを受診されました。 | |||||||||
科学的検査、ホルモン検査、精液検査等 | |||||||||
精巣生検結果 | 染色体検査 | 過去の採血 | 精液検査 | ||||||
実施せず |
一般染色体検査 実施せず Y染色体DAZ領域 実施せず |
PRL・・・・・未採血 LH・・・・・・1.4 FSH・・・・・2.9 TST・・・・・268.4 他( ) |
・精液量・・4.3ml ・白血球・・ |
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既往疾患、特殊事情など | |||||||||
○サルコイドーシスで大学病院受診 ○うつ病で精神科受診 |
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はり治療前の不妊環境のまとめ | |||||||||
・PRL値が採血されていなかったこととサルコイドーシスとうつ病で投薬経験がありました。重要な三点でした。 | |||||||||
日本ハリセンター初診および受診後の検査結果 | |||||||||
○左右の睾丸容積差が大きかったこと、罹患疾病の関わりが問題になりました。 | |||||||||
問 診 | |||||||||
呼吸器疾病 | 循環器疾病 | 内科的疾病 | 甲状腺機能 | ||||||
あり | - | - | - | ||||||
神経内科系 | 脳外科系疾患 | 大腸の疾患 | ストレス障害 | ||||||
- | - | - | - | ||||||
メンタル障害 | 糖尿病 | 感染症の有無 | 禁止薬物 | ||||||
あり | - | - | - | ||||||
触 診 | |||||||||
睾丸・陰嚢温度 | 睾丸のサイズ | 睾丸の硬度 | 陰嚢容積 | ||||||
32.84℃ | 右13ml 左6ml | やや軟化 | やや小さい | ||||||
陰嚢内睾丸位置 | 睾丸の左右状態 | 陰嚢下垂状態 | 陰嚢色素形態 | ||||||
下方定位型 | 右下垂型 | 下垂 | 標準タイプ | ||||||
陰嚢表皮形状 | 陰嚢引っ張り度 | 陰部陰毛形状 | 陰嚢陰茎の色 | ||||||
肥厚タイプ | 低下 | 標準タイプ | 標準タイプ | ||||||
陰嚢温感検査 | 陰嚢冷感検査 | 陰嚢収縮検査 | パルス感応検査 | ||||||
反応あり | 反応あり | 異常低下 | 反応あり | ||||||
疾病の有無 | 陰嚢発育度 | 特殊事情 | その他 | ||||||
- | やや不良 | - | - | ||||||
性機能の環境について | |||||||||
逆行性射精 | ED 有 無 | セックスレス有無 | 早漏 遅漏 | ||||||
な し | な し | な し | あ り | ||||||
性機能低下症 | 異常性愛 | 泌尿器疾病 | 小児期夜尿症 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
いつも勃起状態 | 第二次性徴異常 | 鼠径ヘルニア | 内分泌障害 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
包茎・仮性包茎 | 頻尿 | 生殖器奇形 | 思春期異常 | ||||||
あ り | な し | な し | な し | ||||||
前立腺障害 | 腎機能障害 | 性犯罪歴 | その他 | ||||||
な し | な し | な し | - | ||||||
小児期発育障害の有無 | |||||||||
言葉の発達 | 情緒の発達 | 知識の発達 | 体の成長 | ||||||
- | - | - | - |
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運動器系の発達 | 協調性の発達 | 感覚器の発達 | 鼠径ヘルニア | ||||||
- | - | - | - | ||||||
科学的検査とその経緯について | |||||||||
一般血液検査 | 染色体検査 | 性感染症有無 | 血液特殊 | ||||||
問題なし | 一般染色体検査 46XY(正常) Y染色体DAZ領域 正常 |
・Ig-G(-) ・Ig-A(-) ・淋菌(-) ・カンジタ(-) ・トリコモナス(-) |
・エンドトキシン(-) ・ ・ ・ ・ |
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体質や病的環境・遺伝的疾患など | |||||||||
体質障害 | メンタル障害 | 遺伝疾患 | 罹患疾患 | ||||||
あり | あり | - | あり | ||||||
総合的診断 | |||||||||
・精子が射精精液中にいないのは、睾丸以外の原因で睾丸では精子を作る準備はいつでもできている。 ・サルコイドーシスですが無精子症エリアまで考えられる疾患です。しかしホルモン濃度が違っています。サルコイドーシスを原因とする無精子症とは考えられません。 ・うつ病罹患経験がございますが、ホルモン濃度(PRL)を高く見ても40程度の値と考えます。この程度では無精子症になれません。 ・下垂体機能低下による無精子症と類似するものの同一視できないものがございました。 |
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診断とはり処置と科学的経過について | |||||||||
○受診直後のホルモン濃度に異変があり一週間後再度採血した結果2側目の数値となりました。PRL値が正常値の約100倍程度になっておりますので脳内の疾患が考えられるため脳外科へ紹介状をつくりました。※下記の3側目の採血は脳外科の資料です。 | |||||||||
科学的動態 | |||||||||
PRL・・536・・・474・・・566 LH・・・0.4・・・・1.4・・・・1.30 FSH・・2.5・・・・4.2・・・・4.70 TST・・77・・・・225・・・・238 その他・ |
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治療の結果と進路について | |||||||||
精液検査結果 | 精巣生検結果 | ||||||||
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ご通院期間 - 治療後記 患者さまからご連絡を、病院から報告書を頂き、診断の結果脳腫瘍との事でした。 |
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