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しあわせをひとつ・・・・。 |
無精子症臨床症例
無精子治療症例 18 | |||||||||
基礎環境 | |||||||||
非閉塞性無精子 | 精巣生検 済 | 初婚 | 結婚歴約3年 | ||||||
初診時年齢32才 | 通院病院3軒 | 小児期夜尿症無 | 住所地-北海道 | ||||||
初診以前の病的環境や治療経緯 | |||||||||
○婚前検査で無精子症が確認され、結婚と同時に精巣生検を行いましたが「Jonsen's Score6→精子はみとめず、精子細胞を5~10認める」エリアの結果でした。その後治療はせず普通の生活を約2年ほどおくっていたとのことでした。 | |||||||||
科学的検査、ホルモン検査、精液検査等 | |||||||||
精巣生検結果 | 染色体検査 | 過去の採血 | 精液検査 | ||||||
Jonsen's Score6→精子はみとめず、精子細胞を5~10認める |
一般染色体検査 46XY(正常) Y染色体一部欠損 正常 |
PRL・・11.2 LH・・・7.5 FSH・・19.8 TST・356.9 他( ) |
・精液量・・1.4ml ・白血球・・ |
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既往疾患、特殊事情など | |||||||||
○この無精子症は一般的な非閉塞性無精子症ではありませんでした。 | |||||||||
はり治療前の不妊環境のまとめ | |||||||||
・Jonsen's Score6→精子はみとめず、精子細胞を5~10認める ・円形細胞まで確認できていましたが、もう一歩のようで少し残念な結果でした。 ・小児期に毎月のように高熱疾患で入院を含め、父母が心配していたようです。 ・高校生のとき、ラクビー部で練習中に睾丸部がもみ合いから強打して救急車で搬送入院したことがございました。 |
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日本ハリセンター初診および受診後の検査結果 | |||||||||
○体格も大きくとても健康そうで、無精子症ということが考えられないような感じでした。 |
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問 診 | |||||||||
呼吸器疾病 | 循環器疾病 | 内科的疾病 | 甲状腺機能 | ||||||
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神経内科系 | 脳外科系疾患 | 大腸の疾患 | ストレス障害 | ||||||
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メンタル障害 | 糖尿病 | 感染症の有無 | 禁止薬物 | ||||||
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触 診 | |||||||||
睾丸・陰嚢温度 | 睾丸のサイズ | 睾丸の硬度 | 陰嚢容積 | ||||||
33.76℃ | 右23ml 左18ml | 右標準 左異形 | 大きめ | ||||||
陰嚢内睾丸位置 | 睾丸の左右状態 | 陰嚢下垂状態 | 陰嚢色素形態 | ||||||
右下方 左上方 | 左右下垂差大 | 下垂 | 標準タイプ | ||||||
陰嚢表皮形状 | 陰嚢引っ張り度 | 陰部陰毛形状 | 陰嚢陰茎の色 | ||||||
標準タイプ | 標準タイプ | 標準タイプ | 標準タイプ | ||||||
陰嚢温感検査 | 陰嚢冷感検査 | 陰嚢収縮検査 | パルス感応検査 | ||||||
反応あり | 反応あり | 右あり 左なし | 反応あり | ||||||
疾病の有無 | 陰嚢発育度 | 特殊事情 | その他 | ||||||
高熱疾患履歴 | 標準タイプ | - | - | ||||||
性機能の環境について | |||||||||
逆行性射精 | ED 有 無 | セックスレス有無 | 早漏 遅漏 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
性機能低下症 | 異常性愛 | 泌尿器疾病 | 小児期夜尿症 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
いつも勃起状態 | 第二次性徴異常 | 鼠径ヘルニア | 内分泌障害 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
包茎・仮性包茎 | 頻尿 | 生殖器奇形 | 思春期異常 | ||||||
な し | あ り | 左睾丸座滅 | な し | ||||||
前立腺障害 | 腎機能障害 | 性犯罪歴 | その他 | ||||||
な し | な し | な し | 会陰部打撲 | ||||||
小児期発育障害の有無 | |||||||||
言葉の発達 | 情緒の発達 | 知識の発達 | 体の成長 | ||||||
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運動器系の発達 | 協調性の発達 | 感覚器の発達 | 鼠径ヘルニア | ||||||
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科学的検査とその経緯について | |||||||||
一般血液検査 | 染色体検査 | 性感染症有無 | 血液特殊 | ||||||
問題なし | 一般染色体検査 検査済み Y染色体一部欠損 検査済み |
異常なし | ・ ・ ・ ・ ・ |
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体質や病的環境・遺伝的疾患など | |||||||||
体質障害 | メンタル障害 | 遺伝疾患 | 罹患疾患 | ||||||
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総合的診断 | |||||||||
・触診において、右睾丸は大きくて問題なさそうで、左睾丸は中心がくびれた瓢箪(ひょうたん)状の形に睾丸が変形しておりました。しかし、負傷障害を受けたのは、左睾丸で右睾丸は災いは逃れていたように思います。すなわち、右睾丸は健常と判断? ・繰り返した高熱疾患も、第二次性徴期には睾丸のサイズとその機能にまで影響を与えた形跡はありませんでした。 ・主たる原因ははっきりしませんが、精巣生検結果が最悪な状態を免れており、今後の治療で何とか改善できればと感じました |
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診断とはり処置と科学的経過について | |||||||||
○下記のホルモン動態から左睾丸の機能は完全に失われいる状態と診断いたしました。 ○長期にわたり精子製造の形跡がないと判断いたしました ○PRL値が理由が無いのに高くなっておりました。ここが治療の突破口となり改善方針を決めました。 |
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科学的動態 | |||||||||
PRL・・13.72・・・12.9 LH・・・7.0・・・・・10.7 FSH・・49.8・・・・54.6 TST・・410・・・・584 その他・ |
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治療の結果と進路について | |||||||||
精液検査結果 | 精巣生検結果 | ||||||||
・第1回・・・・・0匹 ・第2回・・・・・0匹 |
紹介先の関東エリアの施設でMD-TESEを行い、体外受精3回分ほどの精子を凍結できました。 | ||||||||
ご通院期間 約5ヶ月 治療後記 患者さまには、1ヵ月2回の遠方からの来院でご苦労頂きました。 |
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ハリセンター終了後 |
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○約一年半後、ご夫婦と男の子の写った写真入り封書を頂きました。 | |||||||||
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