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しあわせをひとつ・・・・。 |
無精子症臨床症例
無精子治療症例 17 | |||||||||
基礎環境 | |||||||||
非閉塞性無精子 | 精巣生検 済み | 初婚 | 結婚歴約5年 | ||||||
初診時年齢35才 | 通院病院2軒 | 小児期夜尿症無 | 住所地-関東(S) | ||||||
初診以前の病的環境や治療経緯 | |||||||||
○関東エリアの大学病院で精巣生検(TESE)で体外受精6回分の精子を回収し顕微受精を行っていましたが、一度も受精卵が出来ず凍結精子を全部使ってしまいました。良質精子の採取を目指し来院されました。 | |||||||||
科学的検査、ホルモン検査、精液検査等 | |||||||||
精巣生検結果 | 染色体検査 | 過去の採血 | 精液検査 | ||||||
体外受精6回分の精子を回収し全部使用してしまいました。 | 一般染色体検査 46XY(正常) Y染色体一部欠損 実施せず |
資料なし | ・精液量・・ ・白血球・・ |
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既往疾患、特殊事情など | |||||||||
はり治療前の不妊環境のまとめ | |||||||||
・凍結精子を全部使用してしまった為、再度顕微受精にトライしたいため良質な精子の改善と抽出を希望され来院されました。採取方法については射精精液からの精子抽出にこだわらず、精巣生検(TESE)でも良質精子が採取できれば当センターの思いで来院されました。 | |||||||||
日本ハリセンター初診および受診後の検査結果 | |||||||||
○左精索静脈瘤が確認されました。精索静脈瘤に関する手術依頼は致しませんでした。 | |||||||||
問 診 | |||||||||
呼吸器疾病 | 循環器疾病 | 内科的疾病 | 甲状腺機能 | ||||||
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神経内科系 | 脳外科系疾患 | 大腸の疾患 | ストレス障害 | ||||||
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メンタル障害 | 糖尿病 | 感染症の有無 | 禁止薬物 | ||||||
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触 診 | |||||||||
睾丸・陰嚢温度 | 睾丸のサイズ | 睾丸の硬度 | 陰嚢容積 | ||||||
35.5℃ | 右6ml 左7ml | 標準硬度 | 極小 | ||||||
陰嚢内睾丸位置 | 睾丸の左右状態 | 陰嚢下垂状態 | 陰嚢色素形態 | ||||||
腹腔直下型 | 平行型 | 無下垂 | 標準タイプ | ||||||
陰嚢表皮形状 | 陰嚢引っ張り度 | 陰部陰毛形状 | 陰嚢陰茎の色 | ||||||
標準タイプ | なし | 標準タイプ | 標準タイプ | ||||||
陰嚢温感検査 | 陰嚢冷感検査 | 陰嚢収縮検査 | パルス感応検査 | ||||||
反応あり | 反応あり | なし | 無感覚 | ||||||
疾病の有無 | 陰嚢発育度 | 特殊事情 | その他 | ||||||
停留睾丸 | 標準タイプ | - | - | ||||||
性機能の環境について | |||||||||
逆行性射精 | ED 有 無 | セックスレス有無 | 早漏 遅漏 | ||||||
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性機能低下症 | 異常性愛 | 泌尿器疾病 | 小児期夜尿症 | ||||||
- | な し | な し | な し | ||||||
いつも勃起状態 | 第二次性徴異常 | 鼠径ヘルニア | 内分泌障害 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
包茎・仮性包茎 | 頻尿 | 生殖器奇形 | 思春期異常 | ||||||
な し | あ り | な し | な し | ||||||
前立腺障害 | 腎機能障害 | 性犯罪歴 | その他 | ||||||
な し | な し | な し | - | ||||||
小児期発育障害の有無 | |||||||||
言葉の発達 | 情緒の発達 | 知識の発達 | 体の成長 | ||||||
- | - | - | - | ||||||
運動器系の発達 | 協調性の発達 | 感覚器の発達 | 鼠径ヘルニア | ||||||
低下ぎみ | - | - | - | ||||||
科学的検査とその経緯について | |||||||||
一般血液検査 | 染色体検査 | 性感染症有無 | 血液特殊 | ||||||
問題なし | 一般染色体検査 検査済み Y染色体一部欠損 正常 |
異常なし | ・ ・ ・ ・ ・ |
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体質や病的環境・遺伝的疾患など | |||||||||
体質障害 | メンタル障害 | 遺伝疾患 | 罹患疾患 | ||||||
- | - | - | 精索静脈瘤 | ||||||
総合的診断 | |||||||||
・睾丸内に精子が確実に存在する無精子症タイプなので、患者様の言われるとおり精子の改善が再重要課題になりました。 ・射精精液中から精液が確認できる一般の患者様の精索静脈瘤では、睾丸内の成育が悪く瀕死の精子が多くクルーガーテストなどでも90%以上のアブノーマル精子になっており顕微受精での対応でも結果が得られないケースが多く存在しております。 |
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診断とはり処置と科学的経過について | |||||||||
○左精索静脈瘤よりも、まず目に付いたのが低テストステロン症です。これがTESE-ICSIの失敗の一つと考えられました。187ng/dlという非常に生産量が低く受精能ですら疑われる範囲の病的状態でした。半年以上をかけて改善をはかり187→609ng/dlに改善出来ました。テストステロン値の約3倍の増加はFSHも当然30mIU/ml台上昇するのですが16.9→19.5とmIU/ml微増で済みました。一般的生態系の中でのテストステロン値の変動範囲は±20~30範囲といわれます。この方のテストステロン増加は驚異的な結果となりました。 ○精索静脈瘤や睾丸温度の上昇から来る精子に与える影響と陰嚢表皮が一般健常者の10倍ほどの肥厚表皮になり、睾丸を厚く、熱く被っております。この病的環境の |
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科学的動態 | |||||||||
PRL・・5.8・・・・4.4・・・・4.4・・・・5.5・・・・4.0 LH・・・2.5・・・・6.3・・・・3.9・・・・6.9・・・・5.1 FSH・・16.9・・・22.7・・・20.8・・・20.5・・・19.5 TST・・187・・・263・・・337・・・・333・・・609 その他・ |
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治療の結果と進路について | |||||||||
精液検査結果 | 精巣生検結果 | ||||||||
・精巣生検(TESE)前に1回・・・・・0匹 |
改善環境が整い、再度精巣生検が行われました。 | ||||||||
ご通院期間 約9ヶ月 治療後記 この患者さまは精子を造るというよりは、生存する可能性の高い精子の改善が主たる目的となりました。 |
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