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しあわせをひとつ・・・・。 |
無精子症臨床症例
無精子治療症例 16 | |||||||||
基礎環境 | |||||||||
非閉塞性無精子 | 精巣生検 未 | 初婚 | 結婚歴約10年 | ||||||
初診時年齢45才 | 通院病院6軒 | 小児期夜尿症有 | 住所地-関東(S) | ||||||
初診以前の病的環境や治療経緯 | |||||||||
○腹部大動脈瘤(AAA Abdominal aortic aneurysm)4年前手術を行っております。それ以前より男性不妊にて治療履歴がございます。手術の後遺症により自力での射精が出来なくなっております。当然、注射器で睾丸から採取するPESAか睾丸を切って精子を抽出する精巣生検(TESE)しか方法が無くどちらかの選択になっております。 |
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科学的検査、ホルモン検査、精液検査等 | |||||||||
精巣生検結果 | 染色体検査 | 過去の採血 | 精液検査 | ||||||
実施せず | 一般染色体検査 46XY(正常) Y染色体一部欠損 実施せず |
検査資料なし | ・精液量・・無し | ||||||
既往疾患、特殊事情など | |||||||||
○腹部大動脈瘤 | |||||||||
はり治療前の不妊環境のまとめ | |||||||||
・PESAか精巣生検(TESE)の二者択一しか方法は無く、患者さまご夫婦と数回の相談の上方針を決定し鍼治療を行う予定になりました。 | |||||||||
日本ハリセンター初診および受診後の検査結果 | |||||||||
○触診から停留睾丸が確認されました。 | |||||||||
問 診 | |||||||||
呼吸器疾病 | 循環器疾病 | 内科的疾病 | 甲状腺機能 | ||||||
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神経内科系 | 脳外科系疾患 | 大腸の疾患 | ストレス障害 | ||||||
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メンタル障害 | 糖尿病 | 感染症の有無 | 禁止薬物 | ||||||
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触 診 | |||||||||
睾丸・陰嚢温度 | 睾丸のサイズ | 睾丸の硬度 | 陰嚢容積 | ||||||
35.5℃ | 右6ml 左7ml | 標準硬度 | 極小 | ||||||
陰嚢内睾丸位置 | 睾丸の左右状態 | 陰嚢下垂状態 | 陰嚢色素形態 | ||||||
腹腔直下型 | 平行型 | 無下垂 | 標準タイプ | ||||||
陰嚢表皮形状 | 陰嚢引っ張り度 | 陰部陰毛形状 | 陰嚢陰茎の色 | ||||||
標準タイプ | なし | 標準タイプ | 標準タイプ | ||||||
陰嚢温感検査 | 陰嚢冷感検査 | 陰嚢収縮検査 | パルス感応検査 | ||||||
反応あり | 反応あり | なし | 無感覚 | ||||||
疾病の有無 | 陰嚢発育度 | 特殊事情 | その他 | ||||||
停留睾丸 | 標準タイプ | - | - | ||||||
性機能の環境について | |||||||||
逆行性射精 | ED 有 無 | セックスレス有無 | 早漏 遅漏 | ||||||
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性機能低下症 | 異常性愛 | 泌尿器疾病 | 小児期夜尿症 | ||||||
- | な し | な し | な し | ||||||
いつも勃起状態 | 第二次性徴異常 | 鼠径ヘルニア | 内分泌障害 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
包茎・仮性包茎 | 頻尿 | 生殖器奇形 | 思春期異常 | ||||||
な し | あ り | な し | な し | ||||||
前立腺障害 | 腎機能障害 | 性犯罪歴 | その他 | ||||||
な し | な し | な し | - | ||||||
小児期発育障害の有無 | |||||||||
言葉の発達 | 情緒の発達 | 知識の発達 | 体の成長 | ||||||
- | あり | - | 低身長 | ||||||
運動器系の発達 | 協調性の発達 | 感覚器の発達 | 鼠径ヘルニア | ||||||
低下ぎみ | - | - | - | ||||||
科学的検査とその経緯について | |||||||||
一般血液検査 | 染色体検査 | 性感染症有無 | 血液特殊 | ||||||
問題なし | 一般染色体検査 検査済み Y染色体一部欠損 正常 |
異常なし | ・ ・ ・ ・ ・ |
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体質や病的環境・遺伝的疾患など | |||||||||
体質障害 | メンタル障害 | 遺伝疾患 | 罹患疾患 | ||||||
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総合的診断 | |||||||||
・ホルモンの治療術前検査を行いました結果以前存在していた精子の存在が否定的な結果になりました。非閉塞性無精子状態と結論に至りました。 ・夫の抗精子抗体価・・・陽性でした ・はり治療後は精巣生検(TESE)でいく方針になりました。 ・停留睾丸および睾丸部位の異常高温、極小萎縮睾丸と三拍子そろってしまいました。 ・九州地区での精巣生検(TESE)を考えましたが、停留睾丸が確認され、ホルモン濃度と過去に精子がいた履歴から男性リプロダクションでのトッププロで精巣生検(TESE)を行いライブ状態(妻の採卵と精巣生検(TESE)を同時に進行させる)での顕微受精に 泌尿器科教授、大学の体外受精スタッフ、患者さまご夫婦、当センターでそれぞれの役割を発揮して頑張ることに決まりました。 |
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診断とはり処置と科学的経過について | |||||||||
○停留睾丸性の無精子症は当センターに於いては、90%近い確率で射精精液中から精子を抽出しております。睾丸周囲の体温もヒートアップが見られ一般的な停留睾丸や術後停留睾丸とは全く異種の停留睾丸でした。 ○抗精子抗体価対策と萎縮睾丸対策も大切な仕事です。 ○かなり綿密にプログラムを作り鍼治療の達成状況と欠落している環境など細部にわたる調整や変更を繰り返し治療を行いました。とても重要な資料なので下記採血の変遷を全部をお見せできなくて申し訳ございません。 |
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科学的動態 | |||||||||
PRL・・・7.2 LH・・・・13.6 FSH・・・21.8 TST・・・452 その他・ |
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治療の結果と進路について | |||||||||
精液検査結果 | 精巣生検結果 | ||||||||
実施不可能でした | ・数百匹の精子が確認され一部を凍結し、一部をその場で受精卵を造る事に成功いたしました。分割が進み「拡張胚盤胞」で無事胚移殖が出来ました。 ・胚移殖5日後・・ベーター-HCG値が50でした。 たった一度の顕微受精で妊娠反応を確認いたしました。 |
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ご通院期間 約5ヶ月 治療後記 鍼治療だけでは、小さなちからですが東西医学の隔壁を黙って見守りながら力をお貸ししていただいている皆様に感謝申し上げます。 |
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ハリセンター終了後 |
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妻の実家で出産を希望されていたようです。 | |||||||||
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