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しあわせをひとつ・・・・。 |
無精子症臨床症例
無精子治療症例 14 | |||||||||
基礎環境 | |||||||||
非閉塞性無精子 | 精巣生検 未 | 初婚 | 結婚歴約2年 | ||||||
初診時年齢29才 | 通院病院1軒 | 小児期夜尿症無 | 住所地-九州(F) | ||||||
初診以前の病的環境や治療経緯 | |||||||||
○BYOPSY-ICSIが可能な医療機関に受診し無精子症と診断されました。すぐにMD-TESEを勧められたのですが、採血の際のFSH値が異常に高く精巣生検を躊躇しておりました。何度か電話相談の結果、FSH値を40台、LH値を一桁近くに改善が計れた時点で精巣生検を実行しようとの結論になりはり治療が開始されました。 |
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科学的検査、ホルモン検査、精液検査等 | |||||||||
精巣生検結果 | 染色体検査 | 過去の採血 | 精液検査 | ||||||
実施せず | 一般染色体検査 46XY(正常) Y染色体一部欠失 未検査 |
PRL・・・- LH・・・・7.5 FSH・・・73.1 TST・・・562 他( ) |
・精液量・・ ・白血球・・ |
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既往疾患、特殊事情など | |||||||||
○身長が190cmほどの大きな方でした。 | |||||||||
はり治療前の不妊環境のまとめ | |||||||||
・このレベルですと射精中から精子を抽出するのは不可能で、最初から後期精子細胞の確保で治療が開始されました。 ・尿酸値が男性基準より非常に低くなっておりました。プリン体の吸収が悪いのかな? |
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日本ハリセンター初診および受診後の検査結果 | |||||||||
○体が大きい割には、陰のう、睾丸関係は標準ややや小さめなどが確認されました。睾丸部に低温刺激を加えた場合、陰のうのリフトアップ反応が無く、睾丸がずぅと冷感に耐える収縮反応異常低下が見られました。 ○その他 特に問題が無く、健康面、メンタル面、勤務環境なとにも問題がありませんでした。 |
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問 診 | |||||||||
呼吸器疾病 | 循環器疾病 | 内科的疾病 | 甲状腺機能 | ||||||
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神経内科系 | 脳外科系疾患 | 大腸の疾患 | ストレス障害 | ||||||
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メンタル障害 | 糖尿病 | 感染症の有無 | 禁止薬物 | ||||||
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触 診 | |||||||||
睾丸・陰嚢温度 | 睾丸のサイズ | 睾丸の硬度 | 陰嚢容積 | ||||||
33.7℃ | 右10ml 左11ml | 標準タイプ | 標準タイプ | ||||||
陰嚢内睾丸位置 | 睾丸の左右状態 | 陰嚢下垂状態 | 陰嚢色素形態 | ||||||
下方定位型 | 左下垂型 | 下垂 | 標準タイプ | ||||||
陰嚢表皮形状 | 陰嚢引っ張り度 | 陰部陰毛形状 | 陰嚢陰茎の色 | ||||||
標準タイプ | 標準タイプ | 標準タイプ | 標準タイプ | ||||||
陰嚢温感検査 | 陰嚢冷感検査 | 陰嚢収縮検査 | パルス感応検査 | ||||||
反応あり | 反応あり | 無反応 | 反応 弱い | ||||||
疾病の有無 | 陰嚢発育度 | 特殊事情 | その他 | ||||||
- | やや不良 | - | - | ||||||
性機能の環境について | |||||||||
逆行性射精 | ED 有 無 | セックスレス有無 | 早漏 遅漏 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
性機能低下症 | 異常性愛 | 泌尿器疾病 | 小児期夜尿症 | ||||||
あ り | な し | な し | な し | ||||||
いつも勃起状態 | 第二次性徴異常 | 鼠径ヘルニア | 内分泌障害 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
包茎・仮性包茎 | 頻尿 | 生殖器奇形 | 思春期異常 | ||||||
な し | な し | な し | な し | ||||||
前立腺障害 | 腎機能障害 | 性犯罪歴 | その他 | ||||||
な し | な し | な し | - | ||||||
小児期発育障害の有無 | |||||||||
言葉の発達 | 情緒の発達 | 知識の発達 | 体の成長 | ||||||
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運動器系の発達 | 協調性の発達 | 感覚器の発達 | 鼠径ヘルニア | ||||||
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科学的検査とその経緯について | |||||||||
一般血液検査 | 染色体検査 | 性感染症有無 | 血液特殊 | ||||||
問題なし | 一般染色体検査 検査済み Y染色体一部欠失 検査せず |
異常なし | ・ ・ ・ ・ ・ |
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体質や病的環境・遺伝的疾患など | |||||||||
体質障害 | メンタル障害 | 遺伝疾患 | 罹患疾患 | ||||||
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総合的診断 | |||||||||
・ この方の睾丸や精巣機能については、10代後半期の性徴が緩慢だった様子が伺えます。これは、性機能の発達障害と考えられます。女性でい言えば、初潮が高校生になって初めてあってその後も生理周期が不安定で生理不順と無月経の境をさまようような発達障害と考えられます。この発達障害にはいくつかの種類がございます。その中の精子製造に際しての機能が低下する性機能不全または低下症と考えます。 | |||||||||
診断とはり処置と科学的経過について | |||||||||
○機能の改善を待っている時間も無く、いくつかの条件下での治療を進めました。 ・精液検査はする精子抽出に期待はしない。 ・円形細胞の形成に努力し、BYOPSY-ICSIの進路で進める。 ・治療と併行して血液精査とホルモン動態を詳細に進める。 ・治療期間を一年以内として行う。 ・改善目標をFSH値を40台、LH値を一桁近くに |
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科学的動態 | |||||||||
PRL・・7.2・・・・・8.4・・・・・6.0・・・・・7.5 LH・・・16.6・・・・22.7・・・・11.1・・・・10.2 FSH・・68.2・・・・57.7・・・・52.9・・・・48.9 TST・・587・・・・466・・・・・584・・・・523 その他・ |
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治療の結果と進路について | |||||||||
精液検査結果 | 精巣生検結果 | ||||||||
・第1回・・・・・0匹 ・第2回・・・・・0匹 |
九州地区で精巣生検を行い、後期精子細胞が15回分体外受精を行える凍結備蓄ができました。 | ||||||||
ご通院期間 約7ヶ月 治療後記 「立つ鳥跡を濁さず」さわやかな印象が今でも残っております。 |
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