ベトナム語 どこまで何を学ぶのか

ベトナム語(基礎) 1~4年次 前期 ベトナム語(初級) 1~4年次 後期
【内 容】
(1)文字と発音(母音、子音、介母音、声調)、基本語順、人称代名詞、疑問詞疑問文、名詞述語文の否定文と疑問文、形容詞・動詞述語文の否定文と疑問文、程度や頻度を表す副詞、接続詞、指示詞、類別詞、所有表現、動詞連続、文末詞
(2)ベトナム語と日本語の共通点と相違点を知る(漢語の影響、声調の有無、人称と親族名称、類別詞など)
(3)ベトナム文化についての入門的な知識を得る
(気候、民族衣装、交通事情、料理、生活様式、建築、音楽など)
【到達レベル】
・6声調を区別し、発音の基礎を身につける
・簡単な挨拶と自己紹介ができる
・身近な事柄について、初歩的な日常会話ができる

【内 容】
(1)所在と存在の表現、数詞、依頼表現、時刻と時間の表現、親族名称、職業名、国名、助動詞、方向動詞、可能表現、命令表現、アスペクト表現
(2)越日・日越辞典だけでなく、漢越・越漢辞典も引きこなしながら、漢語に対する感覚を磨く
(3)ベトナム文化と日本文化の共通点と相違点を知る(民族、宗教、政治、経済、歴史と国際関係、地理など)
【到達レベル】
・基本的な文法を理解し、簡単な文を書くことができる
・買い物やレストランでの注文など、より実践的な会話ができる

   
ベトナム語(中級) 2~4年次 前期 ベトナム語(実践) 2~4年次 後期
【内 容】
(1)文法事項の完成:比較・完了・受身・使役などの表現、未習の構文、慣用表現と、これらを用いた会話
(2)読み慣れることを目的に、簡単で短い講読物の数をこなす
(3)漢字を起源とする語彙(漢越語)を中心に語彙構築をはかり、抽象的なテーマの講読物に取り組むための土台を作る
【到達レベル】
・文法の理解を深め、基本構文・慣用表現を使うことができる
・家族、大学での活動、これまでの経験、将来についてなどを含む幅広い自己紹介ができる
・6つの声調と11の母音が正確に発音できる
・簡単な講読物に抵抗なく取り組むことができる

【内 容】
(1)現代社会、環境・食糧・資源・エネルギーの状況と課題に関する講読物(新聞やインターネット記事)を読み、読解力を身につけつつベトナムの現在についての理解を深める
(2)1945年独立宣言文や文学・音楽作品を通じて現代史を理解する
(3)実践ベトナム語会話
(4)日本とベトナムの関係について理解を深める(交易からODAまで)
【到達レベル】
・抽象的なテーマの講読物や、さまざまな分野の作品に抵抗なく取り組むことができる
・ベトナムへの留学(将来的にはビジネス滞在)、あるいはベトナムからの留学生・研究者との交流に際して、臆することなくベトナム語を使うことができる