ロシア語 どこまで何を学ぶのか

ロシア語(基礎) 1~4年次 前期 ロシア語(初級) 1~4年次 後期
【内 容】
(1)キリル文字のアルファベットと単語の発音、イントネーション、人称代名詞、動詞の不定形と現在人称変化(第1変化と第2変化)、名詞の性・数・格の概念、正書法の規則、所有代名詞、指示代名詞этот、
前置詞в/наと前置格
(2)ロシア語の歴史と現状、ロシア語圏(CIS諸国及び旧ソ連圏)におけるロシア語使用状況について学ぶ。
【到達レベル】
・キリル文字(活字体)の読み書きに慣れる。
・ロシア語の発音の規則を覚え、身につける。
・ロシア語の簡単な挨拶を覚える。
・ロシア語圏の社会・生活・文化についての基本事項を理解する

【内 容】
(1)形容詞の用法と変化、-ся動詞の変化、所有の表現と生格、動詞の過去形、与格、不定人称文、対格、
「動詞の体」の基本概念、命令法、造格、形容詞・副詞の比較級と最上級
(2)ロシア語能力検定試験の4級の過去問題を参考にして、文法・露文和訳・和文露訳・朗読の訓練を行う。
(3)ロシア語圏の社会・生活・文化について更に高度な知識を得る。
【到達レベル】
・ロシア語能力検定試験4級合格レベル
・ロシア語で簡単な自己紹介ができる。
・ロシア語の「6つの格(主格、生格、与格、対格、造格、前置格)」の概念と用法を理解し、運用する。
【外部テストとの連動】
・ロシア語能力検定試験(秋季・10月)の4級受験を薦める

   
ロシア語(中級) 2~4年次 前期 ロシア語(実践) 2~4年次 後期
【内 容】
(1)ロシア語の「6つの格」の知識の定着をはかると共に、ロシア語動詞の特殊なアスペクト表現である「動詞の体」(不完了体・完了体)について、より詳しい文法知識を得る。
(2)更に高度な文法事項(無人称文、運動の動詞、関係代名詞、仮定法、接続詞чтобыの用法など)を身につける。
(3)ロシア語文法のなかでもきわめて複雑な数の規則を学び、数量・時間・年齢の表現を覚える。
(4)ロシア語能力検定試験の4~3級の過去問題を解き、文法・露文和訳・和文露訳・朗読だけでなく、リスニングにも挑戦する。
(5)ロシアの芸術文化に触れる。
【到達レベル】
・ロシア語能力検定試験4~3級合格レベル
・キリル文字(筆記体)の読み書きができる。
・辞書をひきながら、簡単な読み物を読むことができる。
【外部テストとの連動】
ロシア語能力検定試験(春季・5月)の4~3級受験を薦める。

【内 容】
(1)ロシア語の文章理解に必要な高度な文法事項(形動詞と副動詞、受身の表現など)を学びつつ、時事的な読み物(新聞・雑誌の記事や、インターネットからダウンロードした最新の記事など)を読む。
(2)ソ連時代から新生ロシアに至る科学技術(原子力エネルギー、資源開発、宇宙工学、IT産業など)に関わる文献を読む。
(3)ロシア文学の知識を得ることで、教養を深める。
(4)ロシア語能力検定試験の3級の過去問題を解き、リスニングに加えて、口頭作文にも挑戦する。
【到達レベル】
・ロシア語能力検定試験3級合格レベル
・ロシアへの留学やビジネス赴任に際しても、臆することなく運用できるだけのロシア語能力と、ロシア語圏の歴史・文化・社会についての実践的な知識を得ることができる。
【外部テストとの連動】
ロシア語能力検定試験(秋季・10月)の3級受験を薦める。