事件のあらすじ

 京王電鉄バス鰍フ桜ケ丘営業所に勤務するバス労働者(当時51歳)が、2008年7月7日、勤務先近くのマンションから飛び降り自殺により死亡しました。この自殺が、業務上の心理的負荷を伴う出来事により精神障害を発症したことに起因する労働災害であると、2009年6月16日に八王子労基署に労災申請を行いました。

事件の発端は、2008年6月28日会社のアルコールチェックにおいてアルコールが検出されたことに端を発しています。京王電鉄バス鰍ナは、アルコールチェックの数値が「0.050 mg/g以上」の場合には、乗務させずに、「アルコール検知報告書(自認書)」などの提出、管理職による事情聴取が行われるとともに、3年間に2度以上アルコールが検知されると、解雇を含む処分が行われることとなっています。被災者は3回目であり、事情聴取において、上司からクビだという趣旨のことを言われ、解雇あるいは退職という強い精神的な負荷を受けました。その日以来被災者の態度に変化が現れ、自宅でも不審な行動をとるようになり、630日には、ナイフを持って家を出て、家族の警察への通報、保護されるという事態にまでなりました。会社は追いうちをかけるように、上司が自宅に来て、冷蔵庫を開け、被災者がお酒を飲んでいるグラスを持ち帰るなど家宅捜査まがいの行為も行っています。77日、午前6時ころ「アルコールチェッカーのことを考えると怖くてたまりません」との遺書を残して自殺に至りました。

 私たちは、京王電鉄バスの有志とともに、京王新労や多摩地域の労働組合、住民・乗客の力を借りて1120日に「京王電鉄バス運転手自殺労災認定を勝ち取る会」を結成しました。会長には、中央大学の米田貢教授に就任していただきました。

 しかし、八王子労基署は、2010年1月7日に不当にも不支給の決定を行いました。遺族はただちに審査請求を行い、労災認定を求めています。

 

京王電鉄バス運転手自殺労災認定を勝ち取る会申し合わせ

 

1.  会の目的

@    会は、京王電鉄バス桜ケ丘営業所運転手のアルコールチェックを苦にした自殺の労災認定を勝ち取るために活動する。

A    京王電鉄バスに働く労働者が二度とこうした不幸を起こさないために安心して働ける職場を求めて活動する。

2.  組織

@    会は、個人と団体加盟を持って運営する。

A    会には、会長、副会長若干名、事務局長、事務局次長若干名を置く。

B    総会は1年に一回開催する。

C    総会から総会の間は、全体会議を必要に応じて開催し、方針の具体化を図る。

D    日常業務は事務局が行う。

3.  財政

@    会の財政は、会費とカンパで運営する。

A    個人会費は、年間1000円とし、団体会員は、年間1口2000円とする(何口でも可)

4・事務所

  事務所は、八王子合同法律事務所に置く。

    住所 八王子市明神町4−7−14 八王子ONビル

    電話 042−645−5151

 

 

京王電鉄バス運転手自殺労災認定を勝ち取る会加入申込書

 

   2010年  月  日

 

 

 

京王電鉄バス運転手自殺労災認定を勝ち取る会に加入します。

 

(  )口

 

氏名(             )

 

 住所(                             )

 

 電話(                             )

 

  会費は何口でも可です。

個人会員 1口 年間 1000円

      団体会員 1口 年間 2000円

 

<送金先>

 

  労  金

    中央労働金庫 三鷹支店

    名    称  京王電鉄バス自殺労災認定を勝ち取る会 代表 米田貢

    口座番号  3113578

 

  郵便振込

    口座名称  京王電鉄バス運転手自殺労災認定を勝取会

口座番号  00110−9−623240

 

 

 

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第1号