? 叶澤医院

予防接種


帯状疱疹ワクチンについて(別ページ)  NEW

帯状疱疹予防接種 シングリックス


HPVワクチン(子宮頸がんなどの予防ワクチン)
HPV感染症を防ぐワクチン(HPVワクチン)は、小学校6年〜高校1年相当の女子を対象に、定期接種が行われています。

子宮頸がんなどのHPV感染症を予防するワクチン :2価「サーバリックス」4価「ガーダシル」2種類あります。

※HPVワクチンは、平成25(2013)年6月から、積極的な勧奨を一時的に差し控えていましたが、
令和3(2021)年11月に、専門家の評価により「HPVワクチンの積極的勧奨を差し控えている状態を終了させることが妥当」とされ、原則、
令和4年4月から、他の定期接種と同様に、個別の勧奨を行うこととなりました

ワクチンは取り寄せになります

ふじみ野市のサイト
厚生労働省のサイト


接種機会を逃した【平成9年度生まれ〜平成17年度生まれまでの女性の方へ】キャッチアップ接種
ふじみ野市のサイト
厚生労働省のサイト


高齢者肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス)の公費助成について

平成26年10月1日から予防接種法に位置づけられた「定期接種」へ変更となりました(予防接種法施行令等の一部改正により)。

市では、国の規定に基づき予防接種の補助を行います。

各年度毎に対象年齢が設定されており、該当となる年度のみ接種が可能です。

また、過去に1回も肺炎球菌ワクチン(23価)を接種したことがない人が公費助成対象です。

対象者へ該当し、接種を希望する場合は、説明書を読み、かかりつけ医と相談のうえ接種してください。

定期接種の対象者以外の方への助成はありません。
(ふじみ野市・富士見市・三芳町の住民の方に対応してます)
川越市の方も対応してますご相談ください。

高齢者肺炎球菌予防接種について(ふじみ野市)

厚生労働省




当院でできるの予防注射
●なお、当院で無料(公費負担)でできるのは埼玉県の住民に限ります。
ふじみ野市以外の方は予約時住所をお知らせください。
★ワクチンの在庫がない場合もありますので、(多くのワクチンは取り寄せです)
ご希望の方は診療時間内に電話にて( 049-262-3050)予約をお願いします。
診療時間 月火水金 曜日  午前9時〜12時 午後3時〜6時
木土 曜日     午前9時〜12時
 
 

ワクチンの種類 期別分類 (標準的接種年齢) 対象年齢
(無料となる接種対象年齢)
実施期間

四種混合(三種混合+ポリオ)
T期初回(3回) 3か月〜3〜8週の間隔で3回接種 3か月〜7歳6か月未満 通年
T期追加(1回) 初回の3回目の後12か月〜18か月 3か月〜7歳6か月未満 通年
麻疹風疹混合(MRワクチン) 2回 1歳を過ぎたらなるべく早めに 1回目は1歳以上2歳未満
2回目は小学校にあがる前の1年間(小学校就学前年の4月1日から翌3月31日まで)
通年
日本脳炎
T期初回 3歳(1〜4週おき2回) 3歳〜7歳6か月未満 通年
T期追加 4歳


下記ワクチン接種助成になりました。 ふじみ野市、富士見市、三芳町にお住まいの方

水痘(水ぼうそう)予防接種について【定期接種:平成26年10月1日から】


●小児用肺炎球菌ワクチン(プレベナー:小児用)

●ヒブワクチン(インフルエンザB型菌(ヒブ)に対する予防注射)

●B型肝炎



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当院でできる有料〔任意〕の予防注射

ワクチンの種類 接種対象年齢 実施期間 備考
おたふくかぜ 1歳以上 通年
破傷風トキソイド 必要に応じて。(定期接種として規定の回数済んでいる)方については、
通常1回の追加接種により最小発症防御抗体レベルを超えていると考えられていますが、
三種混合ワクチンの定期接種化が施行される1968年以前に生まれた方は
免疫のない可能性があるために、
初回免疫の獲得のために3回接種(3-8週間隔で2回、6か月以降に1回)
通年
インフルエンザ 全年齢が対象ですが、一般に約1歳以上
2〜4週おきに2回接種
または、年齢、条件によって1回接種
10月中旬頃〜
高齢者肺炎球菌 一般的に 65歳以上。64歳以下でも慢性の肺、心臓、糖尿病、病気を有する方
肺炎球菌ワクチンに関する米国疾病対策センター(CDC)の勧告
通年 年齢により公費負担あり
B型肝炎 必要に応じ(定期予防接種もあります) 通年
A型肝炎 必要に応じ 通年


 当院でできないワクチン

ワクチンの種類
(ツベルクリン反応)

BCG





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以下各種予防接種の説明

 感染症予防に関して予防接種が果たしてきた役割は極めて大きく現在行われている定期の予防接種は個人の健康を守るものとして意義は深いものと思っています。子どもの健康のためには集団生活には入るまでに予防接種を済ませておくことは大切なことだと思います。
予防接種法で定められている予防接種(BCG,ポリオ、三種混合、麻しん、風しん、日本脳炎など)を受けるだけでも、小さい子にとっては容易なことではありません。予防接種は、健康状態や免疫効果に有効な適切な時期に接種することが望まれます。集団接種の時期や接種間隔を開ける必要性もあり、予防接種のスケジュールは計画的に行わなければなりません。

予防接種のスケジュール外部リンク

国立感染症研究所 感染症情報センター

NPO法人VPD


大まかな予防接種のスケジュールの一例

生後3ヶ月から1歳までにBCG、四種混合(T期初回 )など
1歳を過ぎたらなるべく早くにMRワクチン(麻しん、風しん)
1歳から2歳かけて四種混合(T期追加)水痘、おたふくかぜワクチン など
3歳から日本脳炎ワクチンを

 集団生活に入るまでに予防接種が済むように計画しましょう。



ワクチンの種類と特徴

 次の3種類があります。

生ワクチン

 生きた病原体(病気を起こす細菌やウイルス)の毒性を弱め、身体に入っても病気にならず、その病気にかかったのに近い免疫をつけるようとするものです。接種後から体内で病原体の増殖が始まりそれぞれの持っている性質に応じて、発熱や発疹の軽い症状が出ることもあります。生ワクチンには、麻しん、風しん、おたふくかぜ、水痘、BCGがあります。

不活化ワクチン

 病原体を殺し、感染性をなくし免疫を作るのに必要な成分を取り出し毒性をなくして作ったものです。この場合、病原体は体内で増殖しないので、何回か接種して、身体に記憶させて免疫を作ります。一定に間隔で数回接種して初回免疫をつけ、約1年後に追加接種をして基礎免疫ができあがります。
 そのままですと少しずつ免疫抗体が減ってきますので、長期に免疫を保つには一定の間隔で追加接種が必要です。不活化ワクチンには、ポリオ、百日咳、日本脳炎、インフルエンザワクチンなどがあります。

トキソイド

 細菌が産生する毒素を無毒化したものです。これにはジフテリア、破傷風ワクチンが相当します。


ワクチンの投与間隔

生ワクチン接種後のワクチン接種は次のワクチンが生ワクチンの場合のみ接種まで4週間開ける必要があります。




1.BCG

BCGを接種。生後3ヶ月以後の乳幼児に1回、その後小学1年生、中学1年生に機会があります。
結核は最近ではその発生が減っていますが子どもの感染はまだ見られ、しかも乳児の場合、結核から起こる髄膜炎は大変恐ろしいものです。BCGを接種しておれば自然感染は起こりにくいとされていますので乳児期に必ず受けておくこと。受けておくことで結核性髄膜炎が80%、肺結核が50%も予防できます。
 集団生活(保育所、幼稚園)に入る場合、特に必要です。


2.四種混合ワクチン(ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオ)

 生後3ヶ月以降に3回(T期基礎免疫)T期1回目終了後12〜18ヵ月後に1回に1回(T期追加免疫)、小学6年生頃(U期ジフテリア、破傷風、満11歳〜13歳未満)に1回行います。副反応は発熱(3〜4%、24時間以内)、注射部の腫れ、痛み、しこりがみられます。発熱は2日以内に、腫れは1週以内、しこりは1ヶ月以内に治まります。
 百日咳は6ヶ月以内にかかると重い経過を取ることがあり、また破傷風はけがの後にまれに起こり死に至ることもある怖い病気です。 。

3麻疹風疹混合ワクチン(MRワクチン)

○.麻しんワクチン

 1歳になると公費負担で受けられます。副反応は発熱と発疹(ともに10人に1人程度)がみられますがどちらも軽く2日ほどで治まりますので心配はいりません。
 麻しんは1週間位の発熱と発疹をともあう病気ですが乳幼児にとっては油断できないもので合併症として中耳炎が7〜9%に肺炎が1〜6%にみられ、脳炎は2000〜3000に1人の割合で発生がみられます。現在でも年間数十名の子どもが麻しんで死亡します。
 予防接種ではこれらの合併症はほとんどみられません。是非予防接種を受けておきましょう。

○.風しんワクチン

 1歳になると公費負担で受けられます。副反応はほとんどなく安全です。
 風しんは三日ばしかともいわれ3日間の発熱と発疹のある病気ですが年長児になってかかると症状も強く3日で治らないこともあります。合併症としては、血小板減少性紫斑病が3000人に1人、脳炎が6000人に1人の割合でみられます。
 風しんワクチンは集団生活に入る前に済ませておくべきで、麻しんワクチンに続いて受けておくべきでしょう。

4.日本脳炎ワクチン

 生後6ヶ月から公費で受けられます。一般には3歳以降で、初年度に3〜4週間間隔で2回、おおむね1年を経た翌年1回(以上基礎免疫)、その後満9歳〜13歳未満に1回、を行います。
 日本脳炎はブタの中で増えた日本脳炎ウイルスが蚊によって媒介され発症します。高熱、頭痛、意識障害、けいれんなどの症状を示す急性脳炎になります。脳炎に罹った時の死亡率は約15%ですが、神経の後遺症を残す人が約50%あります。西日本では毎年日本脳炎ウイルスの汚染地区となります。是非予防接種を受けておきましょう。


5.おたふくかぜワクチン

 1歳になると受けられます。任意接種のワクチンで自費で行います。副反応は2〜3週後に時々耳下部の腫脹がみられます。数千人〜1万にに1人の割合で無菌性髄膜炎がみられます。
 おたふくかぜは、耳下腺、顎下腺が腫脹する病気ですが学校伝染病の中ではみずぼうそうと並んで一番欠席の多い病気です。50人に1人の割合で無菌性髄膜炎、400〜1500人に1人の割合で難聴がみられます。難聴を防ぐ目的で集団生活に入るまでに受けておくべきでしょう。


6.水痘(みずぼうそう)ワクチン

 1歳になると受けられます。任意接種で自費で行います。副反応はほとんどありませんが、免疫獲得率が90%と悪く接種した人の10人に1人程度が軽く罹ることがあります。また感染後(患者に接触後)48時間以内なら緊急接種により発病阻止する効果も期待できます。

 水痘はほとんどすべての子どもが罹る極めて伝染力の強い病気です。小学校にはいるまでに約80%の子どもがかかります。成人の水痘は肺炎を合併すると重い経過をたどります。集団生活前に受けておくべきでしょう。

7.インフルエンザウイルスワクチン

  生後6ヶ月以上どの年齢でも受けることができます。毎年10〜12月頃に1から4週の間隔で2回接種します。最近13歳以上では年1回でよいとされています。それ以下では年齢により接種量が異なり年2回必要とされています。
 発病阻止率は70%程度とされて います。重症化を防ぐとされています。

8.成人用肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス)

肺炎球菌ワクチンとは、肺炎球菌によって引き起こされるいろいろな病気(感染症)を予防するためのワクチンです。
下記の方にお勧めします。
高齢者の方(65歳以上)、腎不全のある方、心臓や呼吸器に慢性疾患がある方、糖尿病の方、養護老人ホームや長期療養施設などの居住者。

9.その他のワクチン

 任意接種でA型肝炎ワクチン、B型肝炎ワクチン、があります。

予防接種を受けに行くる前の注意

 予防接種は健康な人が元気なときに接種を受け、その病原体の感染を予防するものですから身体の調子の良いときに受けるのが原則です。

 受ける予定の予防接種についてパンフレットなどよく読んでその必要性や副反応などについて理解を深めておきましょう。
 前日は入浴をさせ身体や着衣などを清潔にしましょう。
 当日は普段と変わったところがないことを確認します。身体に異常がある場合は主治医に必ず相談しましょう。
 予診票は保護者が責任を持って記入し、判らないことは接種を受ける前に質問しましょう。
 (食物などのアレルギーやけいれん発作があった場合、必ず記入しましょう。)
母子手帳は必ず持っていきましょう。

予防接種を受けた後の注意

 接種部位は、もまずに出血が止まるまで軽くアルコール綿で抑えます。もまない方が接種後の痛みも少なく、局所の反応も少ないようです。
 予防接種を受けた後は接種場所で子どもの様子を観察します。急な副反応(アナフィラキシーショック)はこの間に起こることがあります。
 接種後生ワクチンでは2〜3週間、不活化ワクチンでは24時間は副反応の出現に注意しましょう。
 接種当日は激しい運動は避けいつも通りの生活をしましょう。入浴は差し支えありませんが、不機嫌な時は控えておきましょう。