県立鎌倉高校サッカー部


<コラム>

 『関東予選 VS湘南工科(0-2))』

 

関東に出ていくための準備をしてきたが結果は出なかった。ただ、得たものはとても大きく、次につながる貴重な大会になった。

このような勝負のかかった緊迫したゲームを数多く経験することが選手を成長させていく。負けた湘南工科が優勝したということを考えれば、今の立ち位置も実感できただろう。


大事な場面で勝ちきる力。この大会では、先制しながら、時間内に勝ちきれなかったり、好守の大事な場面でミスが出たり。 そこで勝ちきるための精神的強さ、意識、苦しい状況で使える本当の技術が足りない。

ただ、そんな力をつけるために、勝ちきって次のステージに上がるために、必要になるものを2つ手に入れた。

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つは「勝つ喜び」を知った。ギリギリの勝負で勝つということはどういうことなのか、目標に向かって努力し達成した時にどんな味がするのか、体験できた。
もう1つは「勝ち続けないと意味がない」ことを知った。1つ勝っても、出ていかなければ、代表にならなければ、何もないということ。これも実感できただろう。


技術的には、個人のレベルアップの必要性を痛感した。これは、関東予選の当初より痛感していたが。
組織としてのチーム力。そして個の能力。

湘南工科は個の能力で得点した。セットプレーとミドルシュート。


個が組織を作り、組織が個の力を引き出す。切っても切り離せないものだが、個の力で鎌高のレベルを飛び越えて、相手に優位に立てる選手が次々と出てこないと。