県立鎌倉高校サッカー部


<コラム>

 

『関東予選 VS日大藤沢(1-1 PK勝ち)』

 

昭和の時代にあった鎌高の黄金時代にタイムスリップしたようなゲームだった。鎌高の高い集中力。まだ及ばないにせよ、伝統が少しにじみ出たような一戦なった

今回はPKで勝利をもぎとった。昨年は大事なところでPK負け2つだった。 勝つことで何かをつかんで変わっていく。
一方では、勝つことにより、大事なことを見逃していく。1本のパスが味方につながっているか。周りはパスを引き出しているか。 11本のパスを責任をもって味方に渡しているか。各自の出す1本のパスがつながれていくことで、全く異なる世界をみることができる。1つのボールをどれだけ大切にしているか。


そして延長での貴重な経験。日藤は追い詰められながら、キチッと決めてきた。相手に飲み込まれる展開で、どこでどうやって芽を摘むのか、ゴール前で跳ね返し、ゲームを終えるのか。その状況になってみないとわからないギリギリの経験をした。次は対応できるのか。
勝負は本当に紙一重。 少しでもスキを見せたら、いつも神様は微笑んではくれない。