県立鎌倉高校サッカー部


<コラム>

『卒業生を送る会』

 

先日、卒業生を送る会があった。新たな一歩を踏み出していく彼らにエールをと思っていたが、日本が大変なことになってしまい顔も出せず、申し訳なかったし、残念な思いでいる。

 

大学に入学するもの、浪人するもの、他を目指すものそれぞれの道に進んでいくと思うが、鎌高のサッカー部にいて真剣にサッカーに取り組んできた経験は必ず自分を強くしてくれているはず。特に辛かったことが自分の支えになる。すぐにはわからないがいつか分かる時が来るでしょう。。

 

卒業生の11人がどういう思いで、サッカーに取り組んでいたのか、それぞれの思いを聞けなかったことは本当に残念だった。特に今年の卒業生は、それぞれ思うところも多かったのだろうなと想像していたので。

 

大学に受かったという情報が人づてに伝わってきた。現役はもちろんだが浪人組の情報も耳に入り、なかには、浪人しても大学サッカーにチャレンジするという話も聞き、嬉しくい気持ちになる。

大学でサッカーをやると、色々なものが見えてくる。色々な視点や考えを持て、勉強になる。高校までやってきたことがもっと出来るようになる。鎌高生にはあまりいないような発想の人達と出会えるし、入る大学によっては、高校時代のトップレベルの選手とチームメートになる。そして日本のトップリーグのJリーグがとても身近な存在になり、チームメートがJリーグにいくことも出てくる。Jリーグのチームと練習試合をして、肌で感じこともできる。

もし、サッカーを続けようかで迷っているのなら、やるべきだろう。大学に行けなければそんな選択の機会も得られない。土俵に立てない人達もたくさんいるわけだ。鎌高生は全員ではないが幸せな人間が多い。人生の中で機会を逃さず、新たな航海に出て欲しい。