県立鎌倉高校サッカー部


<コラム>

『日本VS韓国(1-3)

 

日本代表が興味深い状況になってきた。上手くいかない。岡田監督も中沢選手も試合後はすごい形相だった。そんなにこわばらなくて、まだ4ヶ月あるのだから、大丈夫。

周りが日本代表にプレッシャーをかけ過ぎて力が入りすぎている。日本代表だって、監督だって、日本人。日本人ってそんなにプレッシャーに強くないのでは。

 

日本はコンビネーションで世界に対応しようとしているのだから、一瞬のパスの判断、タイミングがモノをいう。そういう意味では、ベネズエラ戦や中国戦はオフ明けで、判断が鈍っているから、ミスをしないように無理をせず、安全なところにパスを回す。厳しいところを狙わずに、確実に通るパスやサイドに振ることで確実に味方に渡すから、スピードアップできずに最後のところで、手詰まり感はあったのかもしれない。

そんなところを少しずつ改善しながら、韓国戦を向かえてきているのに、周りからのプレッシャーで、自信をなくして、雰囲気を悪くして“韓国戦は背水の陣だ!”なんて形で入るから、おかしくなる。アセリから、退場者を出し、PKを取られてしまう。負のスパイラルに入り込む。

 

ただ、中国戦から気になっていたのだが、トップにクサビが入らない。センターバック・ボランチからトップへセンターラインでのクサビ、サイドバックから斜めにトップへのクサビ。

トップが動きすぎてしまい、ポイントがぶれている。また、顔を出していない場面も多いし(味方が狙わないからか)、下がりながら受けて、トラップで自陣方向へ戻ってきてしまうこともある。

そういう意味では、このゲームの最後の15分ぐらいだろうか。ボランチでプレーしていた遠藤が高い位置を取り、両手を大きく広げてクサビを要求しながら、“止まって”ボールを受けリズムを作った。味方がクサビを選択せず、横パスを出しても、さらに次のパスでクサビを要求していた。それに呼応するように、内田からの斜めのクサビも入るようになる。最後は日本の形もできてきた。

トップ下には中盤系の選手をいれてターゲットにしたほうがいいということだろう。玉田と岡崎では、真ん中でのプレーが安定しなかった。

クサビでセンターをつついて、3人目4人目の動きで一気に最終勝負。ファールをもらえれば中村俊輔の左足でチャンスは広がる。

 

オシム→岡田ジャパンのサッカーはとても可能性を感じさせてくれている。周りの声にブレずに今までのサッカーを突き詰めてW杯にチャレンジして欲しい。そして日本化という意味では大木コーチのイメージをもっと強く出して欲しいと願っている。